行く末トーキー

はじめからはじめよ

第2部の幕開け ― MANKAI STAGE A3! ACT2! Spring 2022

およそ半月ぶりに外に出たらなんかすごい春だった

観劇の記録

  • タイトル:MANKAI STAGE 「A3!」 ACT2! ~Spring 2022~
  • 日時:2022/04/23 12:30
  • 場所:東京国際フォーラム ホールC

まぁ週末にちょろっと買い物行くくらいはしてるんだけど、2時間以上外出するのは9日のブルライ(ライビュ)以来ですね。なんかすごい暖かいし花がいっぱい咲いてるし、春だーーーーー!ってなりながら有楽町に来ました。

座席位置

1階! 後方!

やっと最速先行で1階に来られた。後ろから数えた方が早い場所だったが通路がほどほどに近かったのでよしとする。

というか客降り復活したねぇ。まだしばらくは無理だと思ってたし、今も「そこまでして降りたいか?!」って気持ちでいっぱいではある。それなら手紙だけでもいいからプレボ復活させてほしいし、カーテンコールがあった方が楽しい。でも世界が変わる前の演出がちょっとずつ戻ってきているのは嬉しいことだよね。

雑感

すっげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー楽しい!

思えば「何が出てくるか分からないエーステ」って本当に久しぶりだ。冬単以来かな? 冬単の初演?復活戦?が2020年8月だからおよそ1年半か。何もかもが初めてのエーステってこんなにドキドキするんだ!って新鮮に緊張した。しかもまだ2日目だから周りに見た人もそこまで多くなくて感想もあんまり見てなくて、本当にワクワクが止まらなかった。ついでに言うと推し(紬さん・左京さん)が出ていない作品を現地で見るのも初めて。

エーステすげーーーーー楽しい!

初めて見たときの感動をもう一度味わえたし、そこに今まで見てきたエーステの楽しさも加わって、めちゃくちゃ楽しかった。仕事が忙しくて磨り減ってた心が一気に回復した。そうそうこれだよ!このワクワク感こそエーステ!!!!!ってなった。よくわかんないけどすごく幸せになって、明日からまた頑張ろう!って思えるのがエーステの良さ。帰り道の足が弾んで、時間が経ってもなんでか笑いたくなる。春は特に劇中劇も明るいものが多いからウキウキで帰れる。好き。

ついに入ってきたルーキーズ千景さんもよかったなぁ。なんというか、個人的に「染谷さんの声で喋る千景さん」という概念がツボにハマった。見た目は千景さんだけど声は染谷さん。いいとか悪いとかを全部すっ飛ばして「染谷さんの声で喋る千景さん」という概念としか言いようがないものがすごく好きになった。1幕で出てきた瞬間に好きになった。

普段からあまりアニメを見ないし、ゲームも基本ミュートでやってるので、原作(orアニメ)の声をしっかり覚えているキャラクターがほとんどいないんだよね。原作に当たってる声より舞台版の声を聞く時間の方が長い、なんてことも割とよくある話で。でも、そんな中で、A3!は比較的しっかり原作の声を覚えている方ではある。誕生日とかイベントのボイスもちゃんと聞くし、ストーリーがフルボイスで配信されたら一通り聞くし。だから「卯木千景」の声は私の中ではしっかり「こんな感じの声」っていう記憶ができてる状態だった。ちょうど半月前にブルライで聞いたばかりってのもあるかもしれない。

一方役者の声はどうかって言うと、実はこっちも曖昧なことが多い。さすがに推しさんの声は分かるけどね。推しさん以外で、声を聞くだけで「ああ、これはこの人の声だ」ってピンとくる人は多分5人もいない。推しさんとの共演が多い=覚えている、という訳でもない。私は主に2.5次元と呼ばれる作品を見ている、つまり「キャラクターに寄せた本人の声」ばかり聞いているから、役が変われば分からなくなるし、素を聞いて「この人こんな声してるんだ!」って驚くことがほとんど。で、この数少ない「分かる人」の中に染谷さんがいる。多分ずっと同じ役*1ばかり見てきたからじゃないかな。

この微妙な隙間を突いて生まれた「染谷さんの声で喋る千景さん」という概念。なんか……好きなんだよなぁ……。声そのものが似てるかって言われると正直そうでもない。でも言い回しや滑舌の良さはまさしく「卯木千景」。劇中劇冒頭の長台詞だけで一気に「あ~~~~~こいつダメだ~~~~信じちゃだめな奴~~~~!」って思わせるの、相当上手くないとできないことだよね。ほんのちょっとでも噛んだら台無しになるところを流暢に言い切ってさらっと次の芝居に繋げるので惚れてしまう。それでいて徐々にリックに絆されていく時の緩み具合ったらもうすごいんだよ。「オズワルド」という役が急激に輪郭を持って、そこで生きている人物として迫ってくる。この感覚も久しぶりだ。

数枚の絵と声から想像していたキャラクターが、そこで喋って動いている。なんなら立っているだけなのに自分の中の解像度がぐっと上がって、もっと好きになる。これだからエーステは止められねぇんだよなぁ! 楽しすぎる。千景さんが入ったことで春組の家族らしさも一段と磨かれて、冬組が一歩進んだ様子も確かめられて、今後がもっともっと楽しみになった! 夏どうしようかな~秋冬は頑張ること確定だが夏よ。莇くんどうなるんだろう?

最後の曲も振り付け全然分かんなくて、でも時々挟まるショーマスやブルスマの振りだけ完璧にできて、この分からなさ~~~~あ~~~~~~!!!!!(好き)って興奮してたら終わった。あと真澄くんのお父様に手を振っていただけた。ありがとうございます。多分冬になる頃には完璧に、なんなら踊れって言われているところ以外もできるようになってんだよな。絶対楽しめるって信じられて、その通り楽しい気分で帰れるので、本当にA3!とエーステに出会えてよかったー!って思える。次はちょっと空いて凱旋なので変化が楽しみだ!

*1:刀ステの鶴丸