行く末トーキー

はじめからはじめよ

― 舞台「あいつが上手で下手が僕で」

よく分からない場所にある劇場あるある:それっぽい人についていくと辿り着ける

観劇の記録

  • タイトル:舞台「あいつが上手で下手が僕で」
  • 日時:2021年12月14日 18時
  • 場所:かつしかシンフォニーヒルモーツァルトホール

青砥って東京都内だったんだね。成田に行く過程にあるので千葉だと思ってた。

座席

1階真ん中あたり。可もなく不可もなくって感じの場所だった。

雑感

事前の補足

これは未来の自分に向けた備忘録。

仕事などとの兼ね合いでチケットをほぼ全部取り直した。大変な目に遭った……。

実は12日昼も見てたんだけど、開演とほぼ同時に地震があったり、席が遠くて音が聞き取れなかったりと散々だったのでブログはなし。話の筋が「劇場の黒字化を目指してコンビをシャッフルする→片方だけバズってぎくしゃくする→なんだかんだで元のコンビに戻る→コンテスト出場→2回戦敗退/マリーゴールドは準決勝に残って劇場に宛ててコメントを残す」しか分かってない。特にマリーゴールドと若手衆の絡みが分からなかったのと、この作品の肝とも言える漫才がほぼ聞き取れなかったのは痛かった。

さすがに消化不良だったので12夜の配信を買って、13日に見た。普通に面白かった…………。いくらどうしようもなかったとはいえ席に妥協すべきじゃないと学んだ。

14日の雑感

ドラマは毎回一度は見てて、天野の設定だけがやたら盛られてるなぁとか、推しの女装やっぱり美人だなと思うなどした。これこそ話の筋(と推しの女装)だけ覚えている状態。でもまぁ「天野が未来人」っていうことだけ覚えていれば舞台も大丈夫だった。

ドラマよりも舞台の方が「コンビ」であることの難しさをじっくり味わえた。マリーゴールドは彼らの未来かもしれない存在で、売れる笑いとやりたい笑いの間で悩むにしても度合いが違う。マリーゴールドの2人は何歳くらいの設定なんだろう。片山が妻子持ちの設定……?(やはり聞き取れていない)。結成から10年以上経ってて片方が売れててもパチコンには出られるんだなとは思った。そのあたりの設定はゆるっと見ていった方がいいのかな。

島がテレビやパチコンにこだわっている割にピンで活動する気がなさそうなのは不思議。自分の芸風は相方のボケありきって思ってるんだろうか。リアクション芸を極めたらピンでも十分通用しそう(そしてそれが時浦の癇に障る)だけども……。時浦とロングリード以外の動機ももうちょっと掘り下げてほしかった。それなりに作り込まれてるだろうと分かるだけに出し惜しみしてほしくない。

休演日を挟んだからか、それぞれのコンビの漫才に磨きがかかっていて笑った。天野の別人格が増えてた。本筋は同じだけど前フリ?とか合間のセリフが違う。12夜と比べてアマゲン>ロングリード>らふちゅーぶの順で違ったかな。エクソダスはあまり変わらず、けれど本筋の間合いなんかが絶妙に心地よくなってた。12夜が比較的事故回だったのもあるのかな。でも確かに、エクソダスは日替わり入れるというより1つのネタをこだわって練り上げそう。こういうところもコンビらしさが出てていい。

こんなに努力して作り上げたネタをただ笑って受け取ればいいって、よく考えるとかなり贅沢なことだよなぁ。ありがたく受け取っておきたい。