行く末トーキー

はじめからはじめよ

5年

2021年12月29日、推しさんこと荒牧慶彦さんを初めて劇場で見てから5年が経過しました。

すごいな~。まさかこんなに続くとは思わなかった。……って毎年思ってる。

2020年の振り返りはこちら

goodbye-talkie.hatenadiary.jp

現場の振り返り

毎年恒例の数字を出していきまーす。±は2020年比。

  • 演劇:9作品(-3)・40回(+9)
  • イベント・ライビュ:0回
  • その他:1回(エジプト展)

すごい少ない。全然現場行ってないなぁ。ライビュとか申し込みすらしてない。8,9,11月はずっと家にいた。気分としてはすでに茶の間だし、実績も茶の間なので穏やかに茶の間ライフを満喫していきたい。

公演中止で見に行けなかったのは1作品のみ(IF/THEN)。フェクステがかなり危なかったけどかろうじて滑り込めた。

多く見た作品はもちろん刀ステ天伝(17回)。回数も金額も過去最高でした。ここで全力を出し尽くした結果残りの9ヶ月間の記憶が薄くなった。

雑感

相変わらずコロナが頭上にのしかかってる1年だった。去年の4月に在宅勤務が始まって、11月頃にちょろっと出社体制に戻って、でも年明けからはまたずっと家。今年会社に行ったの3日とかそのくらいです。

そんな感じなので現場に行くハードルが一段上がった。出社していた頃は、18時半~19時開演なら定時退社すれば間に合った。でも家にいると間に合わない。時間休制度がないから午後休を取らなきゃいけない。マチネも場所によっては全休確定だし。だから「最近舞台見てないな~なんかいい作品あったら当日券か譲渡とかで……」ができなくなった。前々から見たいと思っていたものだけを見る。それはそれで楽しいんだけど、物足りなさを覚えたりもする。

あと、出社って最低限の身だしなみを保証する役割もあったんだなぁと痛感している。今年……服……何枚買ったかな…………。そのうち外出に耐えられるものは………………(そっと目をそらす)みたいな状態。化粧品もほぼ処分しちゃったし。ないない尽くしなので出かける準備がとても大変。だからますます家に引きこもる。

毎日毎日電車乗って会社行くのすごい嫌だな~って思ってたけど、なくなってみると案外メリットが大きかったんだと知った。しかし満員電車には乗りたくない。今更戻れと言われても在宅勤務が快適すぎて戻れない。いっそ会社に住むか。

より都心に引っ越すってのもなくはないけど、ほぼ1日家にいるからある程度広さがないと気が滅入りそうで、家賃とか考えるとちょっと難しい。悩ましいなぁ。

荒牧さんのおたくとして

2021年は「荒牧慶彦」が目指すところがちょっとずつ見えてきた1年でもあった。あえて言葉にしてくれたのかな。アーティスト活動だったり、TVドラマだったり、舞台以外の活動をどう考えているのかがあちこちの媒体から伝わってきた。

たとえばアーティスト活動(まっきーとけんた)は「期間限定」と銘打たれてて、なんでかというと「俳優業もおろそかにはしたくないから」。

natalie.mu

僕は以前から「アーティスト活動をしてみないか」というお話をいろいろなレーベルの方からいただいていたんですが、すべて断っていたんです。というのも、荒牧慶彦として音楽活動をすることにあまり意味を感じていなくて。やっぱり俳優活動が大切なので。

荒牧さんはいつも「いろいろなことをやってみたい」って言ってて、実際よく分からない仕事もたくさんやっている。自分がメインのバラエティ番組があったり、おせちコラボしたり、アヌビス神になったり*1、落語やってみたり、自分がぬいぐるみになったり、まとんシリーズが増えたり、カツオやったりやらなくなったり、ものまねの審査員やったり、鬼太郎やったり(予定)。でも、本人の中で「こうありたい」という軸が一本通っているらしい。それが何かは……私にはまだ分からないけど……。

しかもさらに踏み込んだ話がバクマンのパンフにあって、最初読んだ時は舞台作品のパンフでそんなこと言うか?!ってびっくりした。

表に出る必要がなくなればそれでもいいと思ってます。でも今は、ファンの方が求めてくださるのであれば応えたいですし、最前線でがんばりたい気持ちでいます。

これ!!!!バクマンって舞台作品の!!!パンフ!!!! 個人の写真集とかインタビュー本じゃない!!!!!けどそこでこんな事言う。本当にびっくりした。

バクマンは荒牧さんが「やりたい」と言って実現した作品で、荒牧さんはシュージンを演じるだけでなく裏方にも関わっていたらしい。Pasture(荒牧さんの個人事務所)がどんな体制で動いているのかは知らないし、荒牧さん自身がどの程度裏方に関わったかも分からない。いろいろ得るものがあったみたいだなぁと、終わった後のニコ生を見てなんとなくそう思った。

2019年だったかな。ネプリーグに2.5次元俳優軍団か何かのくくりで出た時(2回目?)、荒牧さんは「個人ではどうしようもないことがある」って言ってたのをすごく覚えていて。強い印象を残すには自分だけじゃだめなんだ、チームを組まないといけない、って。あの頃から荒牧さんの見ているもの、見たいものが一段高くなったなと感じた。「自分が演じて楽しい」とか「ファンに喜んでもらいたい」だけじゃなくて「自分が活躍している、自分を役者として育ててくれたフィールドを知ってもらいたい」と思い始めた……みたいな。うーん、上から目線になってしまうな。

それから2年経って、荒牧さんは自分が表に出なくなる未来について口にした。いつか必ず訪れるけど、そんな積極的には想像したくない未来。できることなら目をそらしていたい事実もしっかり見据えて、その上でどうありたいかを考えていた。すごいなぁ。私は5年前から全然変わってないよ。

大卒デビューでスタートも遅かったし、靭帯の件で「そもそもスタートに立てないかもしれない」ところから俳優活動を始めたっていうバックグラウンドもあるのかな。今ここにいられるのは必然ではないし、いつか必ず終わるんだ、とずっと意識しているような気もしなくはない。俳優として求められなくなったところで人生は続くし、じゃあそこからどう生きていくかってのも考えてるんだろうな。

なんというか、強い人だなぁと思う。見えないところでボケをかまして滑り散らかす一面と、見たくない未来を直視して歩んでいく一面が同じ「荒牧慶彦」って男に収まってるんだもん、そりゃあ興味も尽きないわけだよ。自分なりに真面目に5年追い続けてもまだまだ分からないし、また5年経っても「なんだこいつ」って思ってるんだろう。そういうところが好き。芝居をしているところだけじゃなくて、生き様そのものを追いかけていきたいし、ほんの少しでいいから力になりたいって思える。初めて推した人が荒牧慶彦でよかったと心の底から宣言できる。

どんどん高いところを目指して突っ走っていく荒牧さんだけど、今でも舞台でやる芝居が一番好きだと思ってくれてたらいいな。やっぱり私は舞台に立って芝居してる荒牧さんが一番好きなので。でも、もし別の道を進むとなっても、荒牧さんならきっと彼なりの強い理由があるんだろうし、私はそれを踏まえて「付いていく」か「離れる」かを決めるんだろう。どっちになっても後悔しないように、自分なりに推していきたいです。

5年前に比べるとさすがに熱量は落ち着いた。ワーーーー!って沸き立つ回数は減ったし、お前それどうなん?って突っ込みたくなる面も見えてくる。直近だとイベントの顔写真登録期間が短いとか。せめて1週間くれ。

けれど、いろいろあっても荒牧さんが一番好きで、それは多分来年も変わらないんだろう。再来年も変わらないといいな。次の1年は何が起きるのか、今から楽しみです。

来年はもうちょっといろいろ舞台見に行きたいけどな~~~~~……荒牧さんが関係しない作品も見て自分の中の見聞を広めたいのだが果たして。そのあたりのバランスも課題ですな。あといつまで経っても上達しない感想文をどうにかしたい。

それではみなさま、良いお年を。体調にはお気をつけください。

何かあればこちらまで。

odaibako.net

*1:アヌビス神の動きに見覚えがありすぎて博物館で1人笑いを堪えるのが大変だった