行く末トーキー

はじめからはじめよ

碧い目をした ― 舞台「刀剣乱舞」山姥切国広 単独行 -日本刀史-

ついこの間まで半袖でいいかなと思ってたのにカーディガン出したよ。季節の移り変わりは儚い。

今日は無事に物販の整理券も手にして御朱印帳も買ってきたんだけど、前半集合だと劇場内で2幕冒頭の音声だけ楽しめることが分かった。耳を澄ませると何言ってるか分かる。本気で劇場初見にしたかったらそのへんも注意した方がいいのかもしれない。

鑑賞の記録

  • タイトル:舞台「刀剣乱舞」山姥切国広 単独行 -日本刀史-
  • 日時:2023/10/14 18:00
  • 場所:天王洲 銀河劇場

にしても15時には物販終わったので開場17時まで暇すぎてやばかった。1階の駅とかと反対側(川沿い?)の広場にあるテーブルは何故か椅子が括り付けられて使えなくなっていた。なぜ?

雑感

初日もそうだったんだけど、見終えると自分の本丸に帰りたくなるし、まんばちゃんの道行きに幸あれと祈る気持ちでいっぱいになってしまって、他の言葉は何を選んでも余計に感じてしまう。無限に見ていたいけれど1回1回の感情も大事にしたくて情緒が忙しい。

本当に偶然なんだけど同じ回に梅津さんがいたらしく(X調べ)、綺伝は荒牧さんと同じ回だったのに単独行はこっちが被るか~~~と天を仰いだ。だからなんだって話だが。なんか心持ちとして……天を仰ぎたくなるというか…………確かに同じものを見たんだなぁという感慨がある。

今日はややサイド寄りだったから、生着替えの様子が微妙に見えた。すごくテキパキ進むのな。服やら小道具やらを持った黒子さんが一斉に近寄って、ぱぱぱーって交換してぱぱぱーってまとめて去っていく。あれだ。カーレースのピットインみたいな整然とした感じ。もちろん全部が見えている訳ではない(し、多分肝心の本人はどこからも見えないよう調整されているはず)から印象に過ぎないけども。早替えだけ練習する日もあったんだろうな。

刀ステを見るたび、これを面白いと感じられる自分で良かったなぁとしみじみする。多分、虚伝再演を見たばかり頃の自分だったら「まんばちゃんじゃない役ばっかりでつまんない」って思ってただろうな。話は面白いけど、それはそれとしてもっとまんばちゃんを出せ~~~!ってなってそう。まあ、今もそういう感情がないとは言わない。極めたまんばちゃんの出番もっとほしい。まんばちゃんの殺陣が見たい。でもそれ以上に、まんばちゃんが思いを馳せた人たちの立ち居振る舞いに夢中になる。芝居もそうだけど殺陣の違いがすごいよね。こんなことできる人だったんか……!と新鮮に感動する。去年の殺陣まつりでも感動したのにもう軽く上回ってくる。自分なりに荒牧さんの芝居を見てきたからこそ、この作品がどれだけ凄まじいかを理解できる。同じ時を過ごしてきたんだなぁ。それが一番うれしい。

まんばちゃん/荒牧さん以外にも、興味がある作品には足を運んできた経験が自分を支えてる。たとえば、ふくのすけの中の人(中の人とは?)をやっている池ノ上頼嗣くんはBSPで見たことがあって、だからこそ「あ!よりくんだ!」って初日で嬉しくなった。しかもさ、今日ラストシーンでまんばちゃんに「これからどうするんだ」と尋ね、最後に「お前にも思いを馳せよう」と声をかける信長もよりくんだと気付いてちょっと感動した。どの程度意図した配役かは一旦脇に置いて、自分の中で共通点を見つけて「これはこういうことかな?」って考えられるのが嬉しい。

そういえば、今までずっと朧アベンジャーズは生前(?)の人物が何らかのきっかけで変化してしまったんだと思ってたんだけど、まんばちゃんとかげんばちゃんの関係みたいに、朧は本体から剥がれた何かで、ステで見た彼らとイコールで繋げられる存在ではないのかな?と初めて気付いた。ジョでひと合戦仕った官兵衛と、綺で歴史について語った官兵衛と、やたら暗躍する朧官兵衛は全員同じ「黒田官兵衛」だけど世界線はみんな違う、みたいな。ジョの官兵衛が朧官兵衛に変わったのではなく、ジョの官兵衛から剥がれ落ちた何かが朧官兵衛になった……のかな? 天下を取ろうとした官兵衛がどうして朧信長に仕えてるんだろうと不思議に思ってたんだけど、本体から剥がれ落ちた、あるいは地面に落ちた影だと考えたらちょっと辻褄が合うような気もしなくはない。朧たちも誰かが思いを馳せた結果生まれた存在なら、そもそも誰が朧を生んだのかという話にもなり。減った分だけ謎が増えててわんこそばもびっくりだよ。

悲伝が陽伝になったとして、悲伝の後の話(今のところ慈伝・維伝・綺伝)はどうなるんだろうな。慈伝の伯仲手合わせはもうちょい救いようのあるバランスになるのか、あるいは三日月がいなくなることは陽伝でも確定なのか。序に戻るきっかけは何なのか、本丸全体が壊滅するのか。ステ本丸の今後が気になって仕方がない。

はーーーーーーー単独行めっちゃ面白い。このタイミングで見れてよかったし、これを面白いと感じられて良かった。ちなみに石出んばちゃんが一番好きです。その次が畠山んばちゃん。大楽終わったら思いを馳せんばちゃんランキング作りたいね。三日月んばちゃんは殿堂入りなので対象外です。

そうそう、どんな姿になっても変わらない碧い目が好きだなと思う。三日月が「いつもその目でお前を見た」と言う、あの目だけは変わらない。パンフでは碧い目をしていない思いを馳せんばちゃんたち。その目に映る自分は、どんな顔をしてたんだろうね。

次は歴史についてもうちょい勉強してから臨みたいが、なんでか分からんけど最近めっちゃ忙しいんだよね。そろそろ閑散期入る頃合いなのに毎日死ぬほどタスクが発生する。なんでや。休ませろ。