行く末トーキー

はじめからはじめよ

物語は続く ― 舞台「刀剣乱舞」慈伝 日日の葉よ散るらむ

16:30頃の私「はいはい落選落選、どうせだから渋谷の広告見るついでになんか映画でm……うおおおおおお?!」

観劇の記録

てことで! 1年ぶりの!刀ステ!まさかの当日券!!!!!

座席位置

1階前方、上手の見切れ。まじで見切れる。正面に舞台がない。腰と肩と首が痛い。けれど当たってよかった~~~!

当日券が当たったら劇場の入口です。適当なスタッフさんに声かけたら入場待機列に案内されてちょっとヒヤっとした。不慣れなんだとは思うが下手すると入場できなかったから大事なところだけでも共有しておいてほしいなぁ。

雑感

すげぇ、刀ステが明るい……???????

悲伝はあの通りの内容で見る度に消耗していったんだけど、今回は(時間が短いのもあってか)すっきりさっぱり!といった感じでした。えっこれ途中でやっぱりなんか襲撃されたりしない?大丈夫?ってハラハラしてたけど大丈夫だった。一部大丈夫じゃない刀もいたけど80%くらいは大丈夫です。

謎の人物もとい長義くんがいるってことは聚楽第メインなのかな?と思ったら。聚楽第は最初の5分しかも映像で済まされてちょっと拍子抜けした。まぁアンサンブルいない=時間遡行軍なし、ってことはそうなるかぁ。そして序盤から内番スタイル。花丸の実写か?! 明るいぞ?! って意味もなくビビった。

序盤は本当に笑いっぱなしで、刀ステでこんなに笑ったことないな……って自分でも新鮮だった。どっちかと言うと泣くか悔しがるか戸惑うか、というばかりだったから……。長義くんもいい感じにコメディ要員でよかった。布バサァ。あと長谷部・山伏・同田貫のジョ伝古参組がまんばちゃんのモンペしてた。山伏さんが長谷部のことを「長谷部殿」ではなく「長谷部」って呼んでた?のがいいな。ジョからさらに時間を経て仲が深まったってことかな。それとも単純に余裕がなかっただけかな。

2人の山姥切が出会うところから徐々にシリアス成分入りつつ、でも重たくなりすぎないのがいい。しかし悲伝を思い出すとあちこちに「ウッ」ってなるポイントがある。3部隊戦でまんばちゃんが長義部隊に囲われるシーンとか「ああ……三日月……」ってなるし、「刃を以て語らおう」とかもう言わずもがな。あとどこかのシーンの切れ目で博多が「よかよか」って言うところも、あの本丸に三日月がいたら絶対「よきかなよきかな」って言ったところだよなぁって。あのわちゃわちゃの中にいないのが寂しい。いたらいたで収集がつかなくなりそうな場面も結構あるけど、でもやっぱりいてほしい。

あと伯仲戦な……。上手の端だからまんばちゃんが上手側を向いていると表情がばっちり見えるんだけど、今まで見たことない表情しててぞっとした。なんだろうあれ……長義のことを仲間として見てないというか、どこか壊れてしまっているというか、冷静すぎるというか。その前に見た三日月との手合わせがべっしゃべしゃの泣き顔だったから、余計に今回の真顔が刺さる。長義に刃を向けていない(鞘とか手足でダメージ加えている・最後も峰打ちにしようとした)あたり、本気ではないけれど「力でねじ伏せている」感がひしひしと伝わってきた。物足りなさそうだった……。長義がこれから必死こいて経験積んだとしても、多分まんばちゃんには追いつけない。そんな気がした。レベルや経験の差ではないんだよな……本気で仲間と刃を交えたかどうかというか、やっぱり三日月との一戦は彼にとってものすごく意味のある重たいものだったんだ、と1年ぶりに再認識した。

ハッとなったのが、南泉の言う「化物を切ったから、その呪いを受けて心まで化物になっちまったんだ、にゃ!」のやつ。猫かわいい。……あ、本音が。猫はかわいい。……ともかく、まんばちゃんはある意味で三日月宗近を斬った刀だから、三日月の心がまんばちゃんの心に写されているんじゃないかとなんか怖くなった。うまく言えないんだけど、三日月のことが彼にとって呪いにもなっちゃってるんじゃないかなぁ、って……。鶯丸や長谷部が言う通り、もっとみんなに頼ってもいいんじゃないかなぁ。でも、あの場にいた小烏丸が「これはここにいる三日月宗近と、ここにいる山姥切国広の物語」って言ってたから、他の人の視点を入れたくないのかな。それとも単純に言葉にできないだけかな。最後はちょっと頼れるようになったから、その調子で「みんなで乗り越えて」いければいいな、って思う。

この本丸のまんばちゃんは、修行先でどんなことを考えるんだろうなぁ。布on布は笑ったけど、たくさんのことを見聞きして、強くなって帰ってきてくれるといいな。

刀ステ見ると、あの本丸も愛しくなるし、自分の本丸も愛しくなる。これからどんな物語が続いていくんだろう。楽しみだなぁ。とりあえず「おかえり」って言いたいから、まんばちゃんはきちんと帰ってきてほしい。待ってるよ~