行く末トーキー

はじめからはじめよ

名を与える ― 舞台 刀剣乱舞 天伝 蒼空の兵 大坂冬の陣

近況:トレーナー業始めました。

鑑賞の記録

  • タイトル:舞台 刀剣乱舞 天伝 蒼空の兵 大坂冬の陣
  • 日時:2021年3月24日 11時
  • 場所:IHIステージアラウンド東京

本当はエジプト展とエヴァを見に行く予定だったんだけど、一期一振復活の知らせを受けて気付いたらチケットが……不思議ですね……?

座席位置

端っこ。増やしたからしょうがないね。

ステアラの良席は斜め前の席で決まる。この点で言うと今回はちょっと外れだった。前の人が自分の見やすいように動くタイプだったので……。自分でもやりがちだから気をつけたいなと思った。でもこういうのって無意識の癖だから難しいよなぁ。やっぱりもうちょっと段差ほしい。

雑感

一期一振がまたちょっと調子を戻している…………。

2幕の阿形vs一期・鯰尾・太閤で鯰尾が弾かれた後、飛んできた弟を片手で受け止めるシーンが復活し、最後のシーンの出が地面から滝の上に戻った。これもしかして大楽には完全復活もありうるのではなかろうか。超ロングランだからこその変化から目が離せない。でももうあと数公演しかないんだよなぁ。寂しいなぁ。

※ 寝落ちたのでここから25日

見ても見ても新しい気付きがあるから楽しくて仕方がない。「そういえば」って感じで過去作との繋がりを突然思い出して、確かめるために円盤とかを見てもう一度劇場へ……というループが楽しい。でももうすぐ終わってしまうんだよな〜寂しい。3ヶ月あったのにあっという間だ。

今回は「弥助」という名前は誰が与えたものなんだろうと考えていた。もし彼に名を与えたのが信長だったら、弥助は本当に「刀剣男士にきわめて近くて、けれど刀剣男士にはなれない存在」だなぁと。日本には奴隷として来たって言ってたけど、識別するためにも名前がないと不便な気もする。いやでも奴隷1人だったら「あれ」とかで済むから、やっぱり信長公なのかな。弥助が「ただのヒト」から「1つの人格を持った人間」に成るにあたって信長公との出会いは欠かせないわけで、これは悲伝の義輝様と時鳥の関係とダブってくる。

あと阿吽と官兵衛の関係も一緒。官兵衛がどうにかして遡行軍2体を捕らえる→それぞれに名前を与え、彼らは「ぼく」という人格を得た。そもそもこの2人が遡行軍かどうかも定かではない(「時間遡行軍」と呼ぶのは刀剣男士たちだけ)ので、いずれ来るだろう綺伝で「実は官兵衛が顕現した刀剣男士(もどき)」でしたって言われてもあんまり驚かない。むしろこっちの方がしっくり来る。

どうして官兵衛がヒトを諸説に逃がす方法を残したかと言えば、多分自分が逃げるためで。逃げた先が綺伝の放棄された時間軸……なのかはさておき……。阿吽は官兵衛と違って自由に時間を行き来できるから、今回の検証結果を持ち帰って「弥助だめだった」と伝えることもできる。官兵衛が刀剣男士を顕現する術を持っているとしたら「顕現してもらお」もきれいに筋が通る。あれだけの策を考えられるなら、序の前に阿吽と会ったところで「自分ならやりかねないな」と納得するんじゃないかな。そうしてまた天下取りへの道を歩む、という野望を抱いていてもおかしくはない。

无伝で出てくる真田十勇士のビジュアルが未だに上がってこないのも気になるよなー。どうしようみんな鵺ちゃんみたいなスタイルだったら。普通の人間っぽいビジュアルでもそれはそれで怖いんだけど。彼らが天伝で刀に逸話を宿すために戦った家臣たち(真田十勇士のモデル)なのか、それとも顕現された刀なのかで話は大きく違ってくる。

うーんやっぱり无伝と綺伝を早く見たい。でも天伝ももっと見たい。あと5公演、最後まで走りきれますように。