行く末トーキー

はじめからはじめよ

15回目 ― 舞台 刀剣乱舞 天伝 蒼空の兵 大坂冬の陣

回数が数えられないので合ってるかどうか自信がない。ついこのあいだ10回越えた〜やった〜って喜んでなかったか?

観劇の記録

  • タイトル:舞台 刀剣乱舞 天伝 蒼空の兵 大坂冬の陣
  • 日時:2021年3月27日 11時
  • 場所:IHIステージアラウンド東京

ついに最後の週末だよ。果てしない旅路の終わりが見える……

座席位置

ドセン。

サイドに座ってドセンが見えないのは分かる。ドセンに座ってサイドが見えないのもまぁ納得したくないが理解はできる。だが、ドセンに座ってドセンが見えないのはどうなんだ。

2列前の人の頭が被って、せっかくのドセンなのに舞台の真ん中がほとんど見えなかった…………。どのくらい被ってたかというと、開演前や休憩中に出てるタイトルロゴの「の兵」がまるっと隠れる。やっぱりこの劇場ちょっとおかしいよ。

雑感

3ヶ月もあったし自分史上最多を更新したのに名残惜しさがすごい。もっと見に行けばよかったなー。でもお金や時間との兼ね合いを考えるとこれが限界な気がする。

官兵衛の企み

弥助は官兵衛の残した書を手がかりに信長公を諸説へ逃がそうとしてる訳だけど、官兵衛から見たら、信長が本能寺の変を越えて生き残るのは、たとえ諸説であっても都合が悪いのではなかろうか。それとも信長さえも越えて天下を取りたいと思っているのか? 三英傑全員を打倒してこその天下人、みたいな。なんか官兵衛のイメージと違う(少ない手数で最大の功績を狙いそう)だけど、それを言ったら刀ステの家康公は戦ジャンキーだしな。自分が見たものだけが全てだと思うか?って問われたら否定するしかないじゃん。

救いがない説を挙げていいなら、官兵衛は弥助が失敗すると思っていた=本命は真田ってのもあり得るかなと。弥助には信繁(強そうな逸話を持つ武将)を巻き込む役目しか期待していなかったとか。実際その目論見は半分当たって、逸話を持つ刀は手に入った訳だし。

官兵衛が何を目指してヒトを諸説に逃がす方法を考案したのかが分からない。逃したい人がいるのか、それとも自分が逃げたいのか。はたまた弥助が読み違えたのか。官兵衛は刀剣男士を顕現する方法とその役割について残しただけで、読んだ弥助が「これを使えば歴史に従いつつも抗える=信長公を助けられる」と思いついたのか。綺伝でそのへんやってくれないかな〜〜〜〜〜!

一期一振

名前がきれいだよね。何かの折に「英語にしたら Once in Lifetime」ってのを見かけて、彼の雰囲気にすごく合ってるなぁと感動した。

1幕ラストで「一期一振、豊臣の守り刀よ」って呼ばれるところ、彼が「一期一振」という名前だからこその重みがある。あそこで「山姥切国広」ではちょっと締まらない。締まるかもしれないけど、ここまで綺麗に澄んで響くことはなかったんじゃないかな。

彼が「一期一振」という名を得たのはいつだったんだろう。刀工吉光の死後だろうことは分かる(生前は「一振りだけ」と確定できないだろうし)。あの呼びかけで彼が「一期一振」となったんなら、こんなに重たく素敵な巡り合わせもない。

演技の面で言うと、蒼空のくだりの後の阿形戦がいきなり2倍速くらいになっててびびった。手数は変わってない……よね……? 水曜に見た時より速い。えっこんな速かったっけ? 最後の最後に「間に合わせる」ために調子上げてきてるのが分かる。明日どうなるか楽しみ。

出陣期間

天伝も慈伝と同じく時間が一方向に流れる話だと気付いて、じゃあ彼らはどのくらい戦場にいたんだろうと調べてみた。例によってWikipedia準拠なので正確性はそこまで期待しないでほしい。

まず大坂冬の陣の期間。まんばちゃんの即席講座*1によれば「木津川口の戦い」から「真田丸の戦い」までで、これは1614年12月19日〜1615年1月3日(慶長19年11月19日〜12月4日)らしい。1ヶ月足らず。刀剣男士たちはその少し前、真田丸が未完成の頃からいた訳だから、多分1ヶ月〜長くて2ヶ月程度かな。

実はこれが3ヶ月だったら現実とのリンクがすごいなと思ったが、さすがにそううまくは行かなかった。いやでも可能性はほんのちょっと残ってる。真田丸の築城が始まってすぐの頃なら……どうにか……(?)

というのはさておき、ここまで長期に渡って出陣し続けるのって実は刀ステ本丸初ではないかという点で少し引っかかる。脚本やら何やらの都合で本丸に戻るシーンが入れられなかっただけだろうが、ちゃんと連絡取ってたのかなとか、ごはん食べてるかなとか、そういう些細なところが気になり始めた。多分考えなくていいところだろう。……だよね? 夏の陣の蓋開けてみたら「第一部隊が消息を断って1ヶ月が過ぎた」とか言い始めないよね?

小ネタ

最初の真田丸で阿形がしゃべった後、なぜか弥助が阿形のお尻あたりをトントンと叩く。水曜に気付いて今日もやってた。犬か何かだろうか。ちなみにその少し後、吽形が気になりすぎて話を聞くどころではない真田兵たちも結構好きです。恐る恐る見つめる→吽形が動く→びびる、を繰り返してるので多分あのへんの人たちはどんな話があったか半分も理解できてない。今日は吽形の髪が笠にひっかかってて、豊臣兵に「やめとけ」と止められつつも取ってあげる→そのノリで笠にタッチ→吽形「?」→真田兵「!」という流れがあった。異文化交流が始まっている。

あとてるてる坊主氏がノリツッコミを習得してた。

太閤「てるてる坊主!」加州「ああ、てるてる坊主だ」まんば「てるてる坊主だ。……違う(手を払う)。何を言ってる」加州「笑ってんじゃん」太閤「何してるの?……どちら?」という感じだったような。後ろ向くの卑怯だぞ!やるならちゃんとこっち見てやれ!

明日で終わっちゃうんだよな〜寂しい。でも明後日から夏の陣やってほしいし来週くらいから綺伝もやってほしい。知りたいことがいっぱいある。

*1:見すぎて暗唱できそう