行く末トーキー

はじめからはじめよ

夢 ― バクマン。THE STAGE

昨日と今日で服装が逆だったなぁと思うなどした(昨日ちょっと寒かったから厚着したら暑かった)

鑑賞の記録

  • タイトル:「バクマン。」THE STAGE
  • 日時:2021年10月14日 13時
  • 場所:天王洲 銀河劇場

いい加減気温が安定して欲しい。

座席位置

やはり同じ。3日連続で似たような席はさすがに飽きるかなーと思ったが案外楽しかった。上手に馴染んでしまっている。

雑感

以前なら職場と劇場の往復だったところが、移動時間の都合で全休を取ったので3日間(正確には2日半)観劇に集中できた。朝から晩まで1つの作品について考えられるって結構幸せなことだよね。

昨日の記事で↓のようなことを書いた。

2.5といったらキャラの再現度がすごくて「私の好きな○○がそこにいる……!」っていう感動がウリの1つなのに、その利点を削っている。

キャラの見た目を再現してたら2.5なのか、話の筋が原作に忠実なら2.5なのか。何をもって「バクマン。」の舞台だって思ってるんだろう。……みたいなことをずっと考えている。

この作品が2.5の代表作です!みたいなお題目で出されたらきっと拒否してた。見た目の再現も完璧とは言えず、メインキャラを削って、その影響で話も変わってる。原作は完結済だけど結末までは演ってないしね。でも、今の私は全部含めて「これはこれでアリ」だし面白いと感じている。これはどういう理由からなんだろう?

原作への思い入れの差かなぁなんて的外れな方向に逸れかけた時、荒牧さんのブログ(FC限定)で「夢に向かう熱い物語」という単語を見た。妙にしっくりきた。誰かに見せてもらった夢をしっかり握りしめたまま新しい夢を作る様子がすごく楽しそうなんだよな。7日で17ページ?作るとか絵が描けない立場からしたら奇跡というか神の所業なのに。原作を読んだ時に一番印象に残った部分は外さずに来てくれたからこんなに面白いのかもしれない。

もちろん1つの作品に対して抱く印象は人によって全然違う。原作を忠実になぞれば色んな人の「ここぞ」というポイントを抑えられる可能性が上がる。でも舞台は制約の多いメディアだから何かしらできないことが生まれて、そこで合う合わないが決まる……のかな。どうだろう。

しばらく舞台から離れてたせいで似たようなところを行ったり来たりしている気がしてならない。今回はすごくピッタリハマったからこんなに楽しめてるけど、合わなかったら大変だよなー*1

ここぞポイントがぴったり合うと、原作を読んだ時の感情がまた新たに味わえる。よく言う「記憶を失ってもう一度読みたい」がお手軽に体験できる。しかもコマとコマの間も補完されるし声も聞こえる。2.5って面白いね。

水を使う理由は未だにわからない。あんなびしょびしょにできる劇場って少なそうだし、会場を選ぶ時点で頭の中にはぼんやりとアイディアがあったのか、それとも後から分かったのか。気になる。終わった後のまきばで何か言ってくれないかな。どのくらい降ってるんだろう。

次見るまでにシュージン定点配信と事前特番を見ておきたいが……果たして……仕事どれだけたまってるかな……………。

*1:数々の合わなかった作品から目をそらしつつ