行く末トーキー

はじめからはじめよ

期待値 ― HYPNOSISMIC Division Rap Battle Rule the Stage track.3

来てしまったぜぇ……18,000円(+手数料)がよぉ……

鑑賞の記録

  • タイトル:HYPNOSISMIC Division Rap Battle Rule the Stage track.3
  • 日時:2020/10/06 19時
  • 場所:TOKYO DOME CITY HALL

まぁ多分いつか見る日が来るだろうなとは思っていた。

※ 10/06深夜に書いています

感染症対策

入場時は他の作品と一緒かな。検温と手、靴の消毒、もぎりはセルフ(電チケは係員さんが画面にスタンプ)。規制退場も一緒。今日はアリーナだったから関係ないけどバルコニー席は席を詰めてた。どのくらい埋まってたかは不明。音だけ席(それぞれのバルコニー席の最上手/最下手)は誰もいなかった。

それでねぇ、あれですよ。全席フェイスシールド。さすがにやりすぎじゃないかと思う。キャパが100ないくらいで最後列でもばっちり役者と目が合う!くらいの小さなハコならいざ知らず、TDCで全席フェイスシールドはかける手間と得られる安心が釣り合わないんじゃないかな……? しかも終わったら自分で持ち帰ってね!って言われる。無意味では。ただのポーズじゃん……持ち帰ったらウイルス広げるだけじゃないですかね。

さすがに問い合わせが集中したのか、直前に自前のフェイスシールド/マウスガードも持ち込みOKに変わってたので私は自分で買っていきました。眼鏡とフェイスシールドのコンボはつらい。前の席の人のシールドが反射してマブシッてなって集中切れちゃうタイプなので対策は必須だろうなと。

これのsmallです。眼鏡のつるに引っ掛けて使うタイプ。4枚入りって書いてあるけどテスト用とかで全く同じものがもう1枚入ってるので実質5枚入り。スタッフさんに一度「(シールドを)つけてもらえますか」とは言われたけど、眼鏡を外して「ついてますよ~」ってアピールしたら大丈夫だった。スタッフさんによってはダメかもしれないけど参考までに。眼鏡も曇らないし邪魔じゃないし結構よかった。持ち込み可なら今後もこれ使いたい。

そういえばめちゃくちゃ久しぶりに会場物販があった。ずっと通販だけだったから嬉しい。事前の整理券がないと買えないのかなぁと思ったらそうでもなく、18時ころに着いて待ち時間ゼロで買えた。終演後はちょっと並んでたからちょうどいいタイミングだった。ちなみに物販も会場入場時と同じチェックが入る。

地味にすごいなと思ったのがこれ。

その名も「ほしいリスト」。ちょっとダサかわいい。事前に紙に書いてそれを渡して購入って流れを電子化したもの。在庫管理機能はついてないので確実に買える訳じゃないんだけど、これは結構嬉しかった。何と言ってもキャラ名が読めなくても平気。聞き取れなくても平気。スタッフさんと客の双方が得するし他の作品でも広まってほしいなぁ。

座席位置

アリーナ。もしかしたら初めてアリーナ座ったかもしれない。思った以上に近かったのと、運良く段差列だったので割と当たりだなぁと嬉しくなった。

雑感

うーーーーーーーーーん…………………うん、って感じだった。

舞台の過去作は見ず、今作の配信もまだ見てない。原作は一通り曲だけ聞いたけど正直キャラの名前は分からない。というより読めない。つい先日始まったらしいアニメもノータッチ。てことでほぼコンテンツ初見です。舞台化が決まったときから「18,000円」というパワーマネーがあちこちで取り沙汰され、しかし幕が上がるとなんだかんだ好評になる(キマってくる)らしいことは知ってた。

結論から言うと自分には合わないタイプだった。たまたまそれなりの良席を引けたからまだよかったものの、これで見切れとか後方とかだったらチケット手放すのも検討した。ハマる人はハマるのも分かる。どう見たら楽しいかも分かる。でも私の初見は「うーーーん」だった。端的に相性がよろしくない。

確かtrack1の時に「今は出せない公式設定を最大限避けて構築したギリギリの作品」っていう感想を読んだことがあって、今回もまさにそれだなぁと思った。いや公式では出してるのかもしれないけども。それぞれのリーダーが因縁を持っているらしき相手(空劫さん→一郎さん、簓さん→左馬刻さん)とか、蘆笙さんと簓さんのコンビ解消理由とか、おっさんの目の色とか、匂わせる要素はあるけど特に何か明かされることもない。てか今タイプして気付いたけど名前一発で変換できるのすごいな。

曲はいいし、それぞれのキャラも生き生きしてていいなぁ楽しそうだなぁとは思うものの、それを活かす場所がない、ストーリーが薄いのがひたすらに気になった。私が舞台を見る時に一番楽しみにするのが「どんな話かな」っていうポイント、原作があるならどう編集するか、オリジナル部分に何を入れてくるかっていうポイントがめちゃくちゃに薄い。そういうところに目を向けず、曲を楽しんだり、キャラが動いてる! かわいい楽しいヤッター!って没頭するのが多分楽しめる方法なんだけど、さすがに18,000払ってそれは無理だよ。いっそストーリーを全部廃してライブ形式になったら、それはそれで別種の楽しみ方ができそうだとは思った。ストーリーが挟まる度に集中力が切れる。だって新幹線乗ってもあの時間で名古屋→京都は無理だよ。せめて岐阜羽島だよ。終電ないだろうからGoto使ってホテル泊まったのかな。てか蜘蛛の糸そもそも切れてるやん……それただの糸の切れ端……みたいな。蜘蛛の糸モチーフなら「楽園」じゃなくて「極楽」って言うとこじゃないのかい、てかなんで教会?!ってなる。細かいところに突っ込んだら負けだと分かっていても突っ込まざるを得ない。

「これだけ払ったんだから楽しませてくれるよなぁ?!」っていう心が変な風に期待値を高めてしまったなぁと反省した。しかも昨今は軽率に劇場行くことも難しく、1作品1作品「どれだけ入る?」「中止になったら?」「日程バラす?」って今までなら考えないようなことまで頭を悩ませているからなおさら。

なんかなぁ……加点方式で見るには高すぎる。何回か見るから楽しめるようになりたい。

推しさんの簓さんはかわいかった。生粋の関東人なので大阪弁は分からない。グリコのポーズ~~