行く末トーキー

はじめからはじめよ

コラージュ ― MANKAI STAGE A3! Act2 AUTUMN

チケットの取り方がへたくそ選手権。初日とは言わずとも4~6日のどこかに入れたらいいな~って申し込んだらこんなことになった。見たいには見たいからリセールに出すには惜しいし、しかし半日経たずにTDC戻ってくるのも結構体力要るし、なかなか上手い塩梅に手配できない。

鑑賞の記録

  • タイトル: MANKAI STAGE A3! Act2 AUTUMN
  • 日時:2022/11/05 12:30
  • 場所:TOKYO DOME CITY HALL

雑感

相変わらず1幕の情報量がすごい。何が来るか全部わかっているはずなのに新鮮に楽しいし新鮮にキャッキャしている。どうぶつさんたちが集合すると嬉しくなってしまう。ゾンビランナイトで終わるのも楽しくてよい。\ウォーオオオー/をやりたいので早く声出しOKになればいいのにな。

昨日「莇くんが来たことで左京さんと他4人が対等になった気がする」って書いたんだけど、これはステ特有の事情も絡んでるのかなーという気がしてきた。ステは監督さん(いづみちゃん)が概念だから、いづみちゃんからの働きかけは全部別の誰かに割り振られる。で、秋単2020(第2~3回公演)では主に東さんが担ってた役回りが万里くんに移ったことで、より対等らしさが増したんじゃないかなと。稽古で「だったら辞めろ」と言ってしまった後のシーンとか特に。てか、ここ原作では「いい加減な奴はいらねぇ」だけど舞台では「いい加減な奴はいらない」になってて、語尾ひとつとはいえ割と本気でキレてる様子が伝わってくる。

左京さんって周りが思うほど完璧でもなければ大人でもない。話は長いし口うるさいし説教したがりすぎて雄三さんの話も遮っちゃうし手加減は苦手だし。莇くんを裏切ることになると分かっていて劇団に入ると決めたのか、それとも決めた後に気づいたかは定かではないんだけど、案外視野が狭い。そういう不器用なところがどんどん顕になって、いい意味で「なんだ大したことないじゃん」って思い始める話だった。

逆に太一くんは莇くんが入ったことでお兄さんらしくなる。実際弟妹いるし元からお兄さんなんだけど、秋組では末っ子みたいな立ち位置だったところから一歩成長する。年上が下がって年下が上がるから、ますます秋組の差が縮まる。年の差は縮まらないけど、精神的な距離はぐっと近くなったんじゃないかな。

この縮まっていく過程が、秋組みんなで集まって話すのではなく、莇くんとサシで向き合うことで起きるのも秋組らしいよね。莇くんが秋組それぞれから欠片を受け取って、最後に「みんな家出したことあんのな」とまとめる。なんで7幕が「ボーイフッド・コラージュ」なのか分からんかったがようやく腑に落ちた。1つだけだと何か分からない欠片が、集まることで意味をなす。まさにコラージュだよね。

こうやって、分からなかったことが分かったり、見えなかった一面に気づいたりするからステは面白い。ステを見ると原作がもっと好きになる。でも立川ではやらないでほしい。

でね~~~~~~会長さんがとってもラブリーな話をします。

終わりも終わり、24flowersのラスサビに出てきた後。下手上段。

全然踊れてない~~~~~~~~~~~~~!!!!!!かわいい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!

始めて見せられた時の客と同じくらい踊れてない。ちょっと真似て分からなくなってまたちょっと真似るの繰り返し。その後迫田さんが飛んでいって仲良くわちゃわちゃしてる。かわいい。ダンスは迫田さん(とっきーさん)に頼りきりな銀泉会かわいい*1。中の方もそんな踊るタイプの人ではないんだろうけど、稽古中もいなかった……のかな? バッキバキに踊ってても解釈違いなので今のままでいてください。でも回を重ねるごとに振りを覚えて、凱旋後半にはノリノリになってるかもしれない。目が離せない。

見えてないものがたくさんあるんだろうな~。まだ何回か入るので楽しみ。

*1:今日の24flowersしょっぱなで若干振りを間違える左京さん