行く末トーキー

はじめからはじめよ

最高のステージ ― MANKAI STAGE A3! AUTUMN 2020

隣の水族館が閉まってた! 世の中! つらい! 世知辛い!

鑑賞の記録

  • タイトル:MANKAI STAGE A3! AUTUMN 2020
  • 日時:2020年2月29日 13時
  • 場所:ステラボール

これが私の現地ラストです~! 大楽はライビュで見る! キャンセル待ち競り負けた!

昨日の記事に「何回見られるか分からない」って書いたのは、そもそも初日前に持ってたのが2/13(神戸)夜までだったっていう事情からです。2/14昼からは全部譲渡かキャンセル待ちで取った。だからずっと「今日が最後かもしれない」って思いながら見てて。キャンセル待ちでも運が悪ければ入れないじゃん? と言っても取れた時は100%入れてたけども。

今日は本当に本当の現地ラストで。「かもしれない」がつかないだけでこんなに違うのかぁ、と全然違うところで泣きそうになった。もう何があっても明日の千秋楽で最後だし、信じがたいことに2月終わるし、明日があるけどもうロスがすごい……。もう1ヶ月半もエーステやってんだね。実感湧かない。明日も明後日もその先もやってそうな気がする。

雑感

それはそうと、11回目にして初めて気付いたことがある。2幕の稽古中に左京さんがブチ切れて解散した後のシーン。目指してるところはどこなんだよ?の問いかけに対する答えが「左京さんが劇団に残ること」ではなく「舞台の成功」なんだなって。5人にこだわる太一が「千秋楽で一緒に笑いたいッス」って言ってるから、それが「左京さんが劇団に残ること」にかかってくるのかな。でもここで芝居の話がすぐに出てきて、5人とも同じものを見てるのが秋組らしいなとも思う。左京さんに残ってほしいけど、そこを素直には出さないというか……なんか……なんか分かったんだよ……(何一つ伝わらない)。馴れ合うんじゃなくて、舞台のために力を出し合う関係が素敵だなって思った。

あーーーーーーーーもーーーーーーーーー終わりが近くて書きたくない。まだ終わらせたくない。書いたら終わっちゃう。

最後にもう1回くらい上手で見たかったな(突然)。なんか今作はキャンセル待ちで下手ばかり当たってたからファミレス(推定)のシーンも背中ばかり見てた。きっと円盤か配信で表情抜いてくれるはず。信じてるよ。

情緒がめためたなので思い出した順に書くね。

ブチ切れ左京さんのシャツのボタンが取れてた。「拗らせヤクザシャツのボタン上まで閉める」ではなくなってた。というかあそこ取れるようになってるんだ……。背中にファスナーついてるからてっきりくっついたままかと。といってもボタンホールがある訳ではなく、ボタンに相当する位置にスナップボタンがついてた。稽古場を出てってから中庭に現れるまでに舞台裏をばーーーって駆け抜けてるっぽくて、通ってるだろう時に背景のスクリーンが揺れるのがわりと好き。あそこなんで上手にハケて下手から出るようにしたんだろう? 下手ハケでよくないか?

そして落ち込みっぷりがすごかった。多分古市左京史上最大級に落ち込んでた。シャツのボタンと共に感情の箍が外れてた。口角の上がり下がりだけでこんなに感情が伝わるのかとびっくりしてしまう。下手に座る時はここのシーンを一番凝視してる。シーンの最後で酒を煽った後の表情が好き。スンって真顔になってるというか、らしくなかった、って謝って酒を注ぐところでは緩んでいた口元が、あの瞬間にスッと引き結ばれる。あれ何なんだろう、どうしてあんな顔するんだろうってずっと考えてて。そして昨日~今日イベストを読み返してようやく、事態が進展してないからだって分かった。ゲームだと左京さんの話を聞く相手はいづみちゃんで、最後に「私からもみんな(秋組4人)に話を聞いてみます」って働きかけがある。舞台ではそれがない。東さんは左京さんの話を聞いて返事をしただけで、具体的な行動は提案しない。目指すところが一緒だと分かっても、そこに至るまでどうしたらいいかってのは見えてない。だからあそこで真顔に戻るのかなぁ、なんて。

東さんもな~~~~~~。天馬の「家族」発言を受けた瞬間の表情といい、冬単が今から楽しみ。最初は監督代理(左京さんが本音をこぼせる相手)かなと思いきや、がっつり第3回公演への伏線張ってきたからねぇ。今は劇団を「家族」と言われても心からは受け入れられない東さんが、真夜中でどう変わっていくのか楽しみ。でも冬単見るには秋単が終わらなきゃいけないんだよな~~~~~バトン繋がなきゃいけないんだよな~~~~~やだ~~~~~~~~両方やって~~~~~~~~~~(無理難題)。

書けば書くほど終わりが近づいててほんとやだよ~~~~おわんないで~~~~~~……

終わるなんて本当に信じられない。受け入れられない。ついでにあと30分足らずで2月が終わることも信じられない。(現在23:30)

エーステって、見る度に幸せになれるコンテンツだと思ってた。秋冬と春単は、見ると足元がふわふわして、どこまででも走っていけそうなくらい身体が軽くて、明日からも頑張ろうって気分になった*1。でも、秋単は、楽しい以外も感情もたくさんあって。一歩一歩踏みしめながら帰りたくなる。自分はこんなに全力になったことがあるのかな、とか、そういう自省みたいなものも感じる。頑張ろうって思えるのは一緒だけど、中身が違うというか。秋単のテーマが「向き合う」ってこともあるからか、自分の心をもっと大事にしようってなる。どんどん情勢が悪くなっていく中で、観客も含めた座組全体が「最後まで無事に」って熱を上げてるのもあるのかな。現地じゃなきゃ感じ取れないものをたくさん詰め込まれた。

あーーーーーーーほんとに見れてよかった。明日、みんな笑って終われますように! ライビュも配信も、誰一人としてつらい思いや嫌な思いをせずに、笑顔で「楽しかった!」って言えますように!

*1:夏単はライビュしか見てないのでちょっと省略