行く末トーキー

はじめからはじめよ

1周年 ― 好きを言葉にするということ

2018年3月5日に「行く末トーキー」は開設1周年を迎えました! めでたい!!!!!

単なる思い出話をします。

確か、初恋モンスターを見に行くにあたって、何か記録を残したい!そうだブログ作ろう!という勢いで作りました。最初の記事がこちら。

goodbye-talkie.hatenadiary.jp

確かこの時は仕事がぜんぜんうまくいってなくて、ものすごく悩んでた時期...だったと思います。そんな時だからこそ、自分が好きだと思うことをちゃんと残しておきたいな、という軽い動機で書き始めました。今最初の頃の感想記事読み返したら、めっちゃ下手くそで笑っちゃった...w いろいろ試行錯誤したなぁってちょっと懐かしくなりました。

それが今は100人以上の読者さんに支えられて、リアルでも何人かにお会いして、まさかこんなことになるとはなぁ...と自分でもびっくりです。続けてきてよかったです。

1年間いろんなことがありました。大変だからもういいかな、って挫折しかかったことも何度かあります。スケジュールが立て込むと、毎日毎日劇場行って帰ってへろへろになりながら記事書いて寝て...を繰り返しながら、なんでこんなしんどい思いしてるんだろう?って自分でもわからなくなってました。でも、コメントやスター、お題箱などで反応があると嬉しくなって、もう少し頑張ろうって思っちゃうんですよね~。ちょろいおたくです。だから、こうして続けてこられたのは、読んでくださったみなさんのお陰です。ありがとうございます。

「好き」と書くこと

私は推しさんのことが大好きです。

ありとあらゆる記事で書いてるからもう聞き飽きた~ってなるかもしれませんが、私は推しさんが大好きです。これはサビなので何度だって繰り返します。

自分でもしつこいくらいに「好き」って書いておくと、自分が揺らいだ時に救いになるんだなぁ...と最近実感しました。というのも、ここ1週間ほど、推しさんをどう推していくか迷ったからです。

推しさんは今とてもしんどい局面にあります。私ができることはほとんどありません。せいぜいTwitterにリプライ送るとか、手紙を書くとか、そのくらいです。推しさんがどのくらいしんどい思いをしてるかもわかりません。他人だからしょうがないんですけどね。

大きな決断を下した推しさんに対して、私は何ができるんだろう? ってずっと考えてました。ここまで空白(舞台作品に出ない期間)ができるというのも初めてだから、ちゃんと好きなままでいられるのかな、醒めたりしないかな、と自分に自信が持てない状態が続いています。推しさんは日々修行してるのに、私は揺らいでばかりです。すごい身勝手で自分が嫌になります。

なんかね、自分がわがままで嫌だな~って落ち込みました。どんな役でもキャス変は嫌だし、移籍も嫌だし、結婚は...まぁ別にいいか...でもな...ってなるし、その一方で新しい役を見たいし、2.5以外の作品に出てるところも見てみたい。わがままな思いがたくさん溢れてきて、結局推しさんのためになることなんて全然できてないじゃん、って嫌気がさしました。ほんとに好きなのかな? ただ自分のわがままを叶えてくれるから好きなだけなんじゃないかな?って迷ってばかりです。

でも、そんな時に、以前書いた「ここがこう好き」って記事を読み返すと、その時点では推しさんのことが確かに好きだったんだなって自信が持てます。時間が経って変わった点もあるけれど、根本的には「推しさんがこれから見る世界」が大好きなままで。それが見たくて頑張ってたんだな、という原点を思い出しました。

もともと飽き性だから、いつ降りてもおかしくなかったし、観劇そのものの初心者だったから、最初はチケットの取り方も全然わからなくて右往左往しっぱなしでした。でも、1年経ってもこんなに大好きなんだなって思うと、今揺らいだくらいで落ち込んじゃ駄目だなって気にもなってきます。何ができるかはまだ全然わからないけれど、きっと推しさんは私の好きな人のままだから、何かはできるはずだろうなって思えます。待ってて、って言われた、つまり待っていてくれると信頼されたからには、きちんと待って「おかえりなさい」って言いたいな、って前向きになりました。

で、いろいろ考えた結果、手始めにリプライを送る頻度を上げました。手紙だと受け取るタイミングがわからないし読むのも大変だろうから、とりあえず「数」として「あなたのことを待ってる人がここにいますよ、あなたのことが好きな人がここにいますよ」って伝わればいいかなぁ...と。

こうしてほんのちょっとでも前向きになれたのは、これまでの「好き」の積み重ねがあったからです。

だから、私は「推しさんが大好き」って書いてきてよかったです。他の方に比べれば短い期間だけれど、自分なりに「好き」と向き合ってきました。その記録がきちんと残っているから、きっとこれからもどうにかなります。来年の今頃には「推しさんといえば前十字靭帯!」って笑っていられたらいいなぁ。

推しさんに出会って一番に学んだのは、ちゃんと言葉にすることの大切さかもしれませんね。言わないまま過ごすことができたことも、あえて言葉にすることで、自分がどう思っているかにきちんと向き合えました。それが、回り回って未来の自分を助けることにもなるんだなっていうのが、この1年で得た教訓です。

だから私は、これからも「好き」って書いていくつもりです。

昨日も推しさんが大好きでした。

今日も推しさんが大好きです。

だからきっと、明日も推しさんが大好きです。

これからも、行く末トーキーと深山をよろしくお願いします!