行く末トーキー

はじめからはじめよ

恋じゃないけどあなたが大好き

推しさんが好きだよ~って話をしまーす(結論から言うスタイル)。中身はない。

ここ数日、ちょっと理由があって男女間の友情について考えていた。よく言われる「男女の間に友情は成立するか?」という問題である。私は、成立する寄りのグレー、と考えている。当事者間ではお互いに友達だと思うことができても、その周囲が友人関係だと認めるかどうかは状況による、みたいな。周りなんて関係ねぇ!って思えればいいんだけれども、なかなかそうもいかないのが世知辛いところだよね。

とにかく、男女2人がいたときに、そこに恋愛のいろいろを全く想定しない、というのは難しいんじゃないかな。俳優やアイドルを応援してる人に向かってする「付き合えると思ってるの?」という質問も、この「想定しない」に当てはまるいい例だ。

それがいいとか悪いとかいうのはさておき、私にとって「推しさんが好き」という感情は、なかなか珍しい状態なんだなぁ、と気がついた。

過去の記事で何度か触れているように、私は推しさんに対してガチ恋ではない。本人が外に出すつもりのないプライベートについては知りたいと思っていないし、結婚報告があれば多分「おめでとう」といえる*1と思う。

かといって友達かと言われるとそれもまた違う。推しさんは私のことを知らないし、知っていたとして友達になれるとも思わない。なりたいか...と言われると......うーーーーーん......年に1回会うかどうかレベルの友達なら...なりたい...かなぁ......。

どこをどう考えても、私と推しさんは「ファンと推し」以外の関係にならないし、それ以外の関係になるつもりもない。でも私は推しさんが大好きだ。改めて考えると、やっぱりこういう感情って不思議だなぁ、としみじみしてしまう。

俳優のおたくをやってると、「ガチ恋」とか「りあこ」というのは、あまり表に出すべき感情ではない、みたいに考えることがある(こう考える理由も深掘りするとよくわからなくなってしまった)。でも、世間一般から見てみると、恋愛関係を望んでいるわけでもないけれど相手が大好き、という状態の方がちょっと外れているように思う。この捩れはどこから生まれるんだろう?

私は推しさんが大好きだけど、この「大好き」ってどういう種類の「大好き」なんだろう?

周囲がどう言おうとも私は推しさんが大好きなことには変わりないけれど、なんだか不思議だなぁ、と思った、って話でした。

*1:ここに「多分」がつくのは、単に自分の「推し」がそうなった経験がないから