これ以上待ってると多分忘れちゃう気がするので、ざっくり残したいものを残しておきまーす
色部さん
これ初日見た時からずーーーーーーーっと書きたいのになぜかずっと逃してたやつです。他に書くことが多すぎて、色部さんの話する余裕がなくなっちゃうんですよね…。
今作の色部さんめっちゃかっこいいですね??????????
いや前作までがそうじゃなかったとは言わないんですけど…。今回の色部さん、要所要所でめっちゃ重要なこと言ってるし、そうでないところの動きもかわいいANDかっこいいで、色部さん見るたびに安心しつつちょっとときめいてました。
- 高坂が景虎様を煽ってるときに「どうどう」と抑えるような手振り
- 高坂が景虎様を煽ってるときにする咳払い
- 夜叉衆をやめると言い出した長秀を引き止めるときの「おい」
- ↑のシーンラストでそっと景虎様に添える手
- 長秀に追いついて(?)肩ポンしようとして振り払われた時の顔
- 「希望を持つことを、決して諦めないでくれ。お前自身のために」
- 「よく来てくれたな、直江」
- 美奈虎様を気遣うところ全部
- 「大事にするしかないじゃないか」の声の震え
- 阿蘇戦での声
- 手のひらで挑発
- 「貴様を調伏する……滝川、一益」
やべぇ全シーンかっこいいところしかない。特に、阿蘇戦で声がひっくり返りそうになったり、ひっくり返ったりするところがほんとに好きです。これまでの色部さんは、どっちかというと落ち着いてて、夜叉衆全体を俯瞰してる立場かなって思ってたんですよ。その色部さんがあそこまで死力を尽くすというだけで阿蘇戦の厳しさが伝わってくるし、やっぱり彼も武将なんだなぁと実感しました。
滝川vs色部戦とかもうド迫力で!!!!!!でかい2人が狭い舞台上に立って長もので戦うという!!!!!ロマンしかない!!!!!好き!!!!!!景虎様の刀殺陣は別格なんですけど、それと同じくらいあのシーン大好きです。あそこでいろいろ回復する。
阿蘇戦の直江
晴家と一緒に裂炸調伏をしかけるところで「我に御力…与え給え!」の「与え給え!」が日によって完全に声が裏返ってたんですね。あれも結構好きです。というかあそこから全員が本当に死ぬ気(今生を捨てる気)で戦ってるのがわかって、一気に緊張感高まる…!
その後、景虎様と合流して「他の奴には目もくれるな」で別れるところで一旦のクライマックスです。笠原尚紀として景虎様を見たの、あれが最後なんですよね…。景虎様が去った方向をじっと見てて、晴家に「直江」と呼ばれるまで全く目を逸らさない…。こちらから見ると「これが最後」ってわかってるから切ないけど、尚紀(直江)本人も何か思うところがあったのかなぁ。
晴家の「直江」の呼び方と腕の掴み方も、見るたびにちょっとずつ違いましたね。バシンと音がするくらい勢いよく掴む日もあれば、そっと添える程度の日もあって。晴家がここで何を思ってたのかも考えると深いな~ってなります。でも考えるだけの体力がなくて「深いな~」でおしまいです。
最後の調伏
「そこにいるな直江!!!!!!!」
原作だと、直江たち3人(の肉体)が死んだ時の景虎様、直江に「逃げてくれ」って言うんですよね。
「逃げろ、直江! オレのことはいいから、ここを離れろ!」
景虎は激しく腕を振って追い払うようにしながら、わめきちらした。
「オレを護ろうとなんてしないでいい! 逃げろ、逃げろ直江えええッ!」
(散華行ブルースP258)
それで、ラストシーンで直江(の霊魂)が助けてくれてることは感じつつも、特に直江を呼んだりはせずでした。だから、最初舞台でこのシーンを見たときは、原作とは逆?の反応だなってちょっと腑に落ちませんでした。原作のが景虎様の心情として自然な気がするなぁと…直江に生きていてほしいんだったら、一刻も早くその場から遠ざかることと求めるんじゃないかなぁって。
でも何度か観ているうちに、舞台での言動も直江に対する信頼がもとになってるなと気づきました。気づくのが遅い。
生きるために離れてほしいのも本当だけど、誰よりも側にいてほしいのも本当で、原作では前者、舞台では後者を取り上げたのかなぁ、と思っています。
それでね~~~~~その呼びかけに対する直江が~~~~~~~~好き~~~~~~~~(認めたのでちゃんと好きって書く)
頷くんですよね……ザイルを断ったとか、許さないとか、互いに散々傷つけあったのに、それでも「そこにいる」ことを確信してるし、力を貸すことにためらいを持たない。これが魂の片割れでなくてなんだっていうんだよ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
ここの頷き具合も割と毎回違って、千秋楽が一番深かったと思ってるのでもう…死しかない…。
直江
順番が前後するけど書きたい順だからしょうがないね。
囚われたところに景虎様が助けに来て、「立てるか」と聞くところ。ようやく2人が会ったってだけでもう感情が溢れちゃうのに、その後の直江が、泣きそうになりながら「助ける必要などないのです」と訴えるところで、どうしてこの…この人は…直江……!!!!!ってなる。多分誰よりも景虎様に会いたくなくて、それと同じくらい会いたくて、どうしたらいいのかわからないくらいめちゃくちゃになってしまった直江が、愛おしくてたまらなかった。
手を取ろう…として美奈子が入ってきたあとの表情も、冒頭(紅蓮坂の回想)に比べると全然違う。呆然と手を見たあとに、ただ、ぽかん、と二人を見る。冒頭の視線と、ここの視線の間に起きた出来事が、彼の中でいろんなものをひっくり返していったんだなぁ、というのがわかる。
というか、直江が手を見つめる、という仕草がものすごく多くて、それぞれが全然違う感情を表しているから、見るたびにこちらの心もぎゅっと苦しくなる。直江は自分の手でたくさんの罪を犯す。でも、それを償うのも直江自身の手なんだろうなぁ。最初は「肉体さえなければ」って思ってしまったけれど、生と死のバランスが取れたと直感した今考えると、やっぱり直江は生きていくしかないという結論に至る。そして、直江が生きていく姿勢が、景虎様を救っていって、それが彼自身の償いにもなっていけばいいなぁと願ってやまない。本当に「片割れ」なんだよなぁ。今変換してて「片我」という候補も出てきてなんか感極まった。もうひとりの自分というか、自分以上に自分に近い存在なのかもしれないね。
直江が好きだな~。
まだ何か書きたくなったらここに追加してくと思います!一旦これにて!
(2018/08/25 11:00)
信長vs景虎
「加瀬賢三」が死ぬ直前、信長が拳銃を取り落とした直後。
「信長ァァァァァァ!!!」と「景虎ァァァァァァ!!!」がその瞬間の力関係を表しているようで、毎回そのバランスをはらはらしながら観てた。タイミングとか、声の大きさとか。景虎様が強いときもあれば、信長公が強いときもあった。それが、千秋楽では、完全に釣り合って響いて、この2人が互いに「我が運命」と認めるだけあるな…と圧倒された。
景虎様が倒された直後の信長公も…まさかこんな簡単に……と信じがたい顔をしていた。魂が離れた瞬間まで呆然としてて、離れたのに気づいて我に返る。美奈子に換生させられたときもそうだし、やっぱり信長公も景虎様のことをどこかで近しく感じていたのかなぁ。