※ 2022/03/10に書いています。
急に暖かくなった。そして花粉がやばい。普段家から出ない分たまに出た時のダメージがすごい。
鑑賞の記録
- タイトル:ミュージカル刀剣乱舞 〜江水散花雪〜
- 日時:2022/03/10 12:00
- 場所:TOKYO DOME CITY HALL
刀ミュ有識者から「静かの海のパライソ」を見るといいよ!と教えてもらった。でもさすがに昨日の今日では難しかったのでどこかで時間を作って配信を見たい。
座席位置
2バル。8日とほぼ線対称。どっちもLEncoreで取ったから多分枠が同じだったんだろう。今日はスピーカーがちょっと離れたところにあったけどやっぱり音はでかい。太鼓あたりで気合い入れ直してるのでは?
雑感
一通り把握した状態で見ると結構分からない部分が多いな。特に山姥切国広周り。大包平・南泉一文字・小竜景光の3人が遠征任務に出たところ時間遡行軍と遭遇・交戦→井伊直弼と吉田松陰が出会う。この出会いが正史に与える影響が読めないため、審神者は増援として山姥切国広を抜擢。この時点で審神者と山姥切国広は任務先が「あの世界」=「放棄された世界」になる可能性を認識している。だから水先案内人として先行調査員の経験を持つ肥前忠広も一緒に任務に送り出した。
……んだよね? 審神者との話ぶりを聞いていると山姥切国広は放棄された世界に出陣した経験がある。でも肥前とはこれが初めてだから文久土佐ではないらしい。ミュ本丸には長義がいるみたいだし本人も関わるし聚楽第かな?
ここまでは多分事実として扱って良い、はず。ここで分からないのは具体的な作戦内容。山姥切国広が「俺が考えたことにしておけばいい」と言った案はどこまで審神者の案だったのか。
考えられる案としては3つある。
- 放棄されないように歴史を修正しろ
- 放棄されるから遠征組を拾って早く帰ってこい
- 放棄された世界を遠征組に体験させろ
結果としては3番目のルートになったけど、これを審神者が意図していたとはちょっと考えづらいというか……。全員無事に帰すことが隊長の唯一にして最大の責務と捉える刀剣男士が仕える主が、帰り道も不安定な世界でただ時を待てとは言わないと思う、という無根拠な話。二人して「肥前なら帰り方を知っているだろう」と思い込んでいた?
肥前がいれば帰れると勘違い?していたにしては、世界が放棄された瞬間の「政府によってなぁ!」の反応がおかしい。結構俊敏にバッと振り向いてる。あれは驚いた時の仕草だと思うんだがどうだろう。放棄された世界に出陣したことはあっても「世界が放棄される」とはどういうことかは分かっていなかった?
そもそも彼らはなぜ遠征組(比較的新入り)に放棄された世界を経験させようと思ったんだろう。強くなるために何でもやってみればいい(ただし取り返しのつかない事態は除く)っていうざっくりした思惑なんだろうか。ミュの世界線って物語を得て強くなるシステム採用してます? まさに「なんなんだいこの任務は?!」って状態だ。
初めて登場した割に山姥切国広が背負うものが多すぎて話の根幹が噛み砕けない。ミュ本丸の歴史を知らないからすごい的はずれなことを言っているのかもしれない。分からんなぁ。パライソを見たら分かるようになるんだろうか。
歴史は偶然の積み重ねである、という話
歴史の変え方っていろいろあるんだなぁ。出会うはずのない2人が出会うだけでこうも変わってしまうのか。今回の遡行軍って最初の出会いと黒船到来時にちょろっとかましただけでほとんど動いてないよね。こんなコスパのいい歴史修正があるのかと感心した。派手に動かないから気付くのも遅れる。後手に回るしかない刀剣男士サイドには不利なことこの上ない。
裏を返せば、歴史って本当に小さな偶然が積み重なった結果だ。だからこそ後から「ああしていれば」なんていくらでも言えて、でも戻れないからこそ尊い。
そうならなかった世界を守る
カネサンのソロ。極修行に出る前の彼を知らないからあんまり言えないけど、彼こそ「あの時ああしていれば」と考える刀だろう。「かつての主」が1人しかいない分余計に考えてしまう。
極修行って、自分の成り立ちを見つめ、かつて自分を愛してくれた人たちを見つめ、今は自分が愛する人たちのことを考え直す機会なんだろうな。もっといい生き方があったかもしれないと思いつつ、けれど「自分を愛してくれたあの人」とは違う人になってしまう。……うまく言えないな。カネサンはあの日負けて死んだ土方歳三こそが「自分を愛してくれた主」だって受け入れたからブレていない。
そのブレなさは肥前くんにはないもので、だから肥前くんは以蔵さんに「どっちが幸せだったんだ」と尋ねる。答えが聞けないまま以蔵さんを切って、途方に暮れたように立ち尽くす。
文久土佐では特に話したりはしなかったんだろうか。それとも文久土佐では「自分の知る岡田以蔵」に近かったから特に疑問に思わず、今回のIF以蔵があまりにも自分の知る彼とは違って、かつ人斬りとしての在り方を真っ向から否定されたから尋ねてみたくなったんだろうか。描かれていない部分の奥行きが気になるよ〜〜〜〜〜〜。
小竜くんの話
どういう風に上演するんだろうと思ったら、黒髪に黒マントと黒マスクで、防具はつけてない状態の「小竜景光」がいた。最初出てきた時は二度見した。
ミュージカル『刀剣乱舞』 ~江水散花雪~
— 長田 光平 Kohei Nagata (@khi_official912) 2022年3月8日
東京公演四日目‼︎
本日ニ公演ご来場頂き有り難うございました‼︎
心強い小竜景光と写真撮りました!
最後まで戦いぬくぞ⚔
明日はソワレ公演です!
宜しくお願いします🐉#小竜景光 #刀ミュ pic.twitter.com/yPcU6KKIbC
本人が上げてるから見た目に言及してもいいんだよね?
これは新しい在り方だ。そしてどうしてこういう出で立ちにしたのか不思議に思った。細かな防具が多くて再現が間に合わなかった? でも体格は近いから本来の衣装を調整すれば着られなくもなさそうに見えるが……。最後に本人が着るから譲れなかった?
なんだか影打ちみたいだなぁと思いながら黒い小竜くんを見ていた。いい悪いではなくシンプルに不思議。2部は影打ち感がなくなるのでなおさら不思議。なんかこだわりがあるのかな。
山姥切国広(本体)の話
ちょっと余裕が出てきたので本体をオペグラで覗いてみた。ちょくちょく眺めたり拭ったりしているのでタイミングには困らない。
本物に比べると切っ先が小さく反りも控えめで、全体的に新々刀をベースに作ったように見えた。刃紋まではさすがに分からない。パンフとかだとアップで映ってたりするかな。彼の湾れ刃がすごい好きなので近くで見る機会があれば確かめたい。