※ 2022/03/08に書いています。
山姥切国広のおたく、刀ミュと縁ができる*1
鑑賞の記録
- タイトル:ミュージカル刀剣乱舞〜江水散花雪〜
- 日時:2022/03/08 18時
- 場所:TOKYO DOME CITY HALL
略称は「江水」でいいのかな?
※ ステをよく見ていて、この世界に触れたきっかけもステの立場から書いています。なるべく比較せず書くつもりではいますが、気に障る表現があるかもしれません。ご了承ください。
座席位置
2バル。案外このあたりは座ったことがないかもしれない。例の箱を経験した後だとTDCでもまともに感じるので底辺は更新したくないよね。
雑感
今までミュにがっつり触れたことはなく、見に行った人の感想ブログでなんとなく話の流れを知るほかは、2年前?の一挙無料配信をかいつまんで見た程度。でもほとんど覚えていない。聞く限り前作までの知識が必須って訳でもないみたいなので、今作の感想は見ず、ほぼ初見の状態でTDCに赴きました。
異文化〜〜〜〜〜!
そもそも「刀剣乱舞」とペンライトが結びついておらず、2日前くらいに突然「そういや要るんだった」と思い出したり、現地着いてから「でも誰も出してない……休憩があるからそこで出すのか……?」と訝しんだり、まるで初めて劇場に来た人みたいな状態だった。思えばがっつり2部構成を取る作品を見るのも初めてかもしれない。
とりあえず1部から順番に振り返っていこう。
ミュの現地に行くきっかけであるところの山姥切国広は、なんか……この世界5周目くらいのご隠居感が……すごい……。そう来たか。顕現したてのぽやぽやちゃんかと思いきや強かな古株でいらっしゃった。任務の内容を聞いた時に「長義がいれば」と素直に口にしたり、作中で恐らく一度も写しがどうこうと言わなかった(顔を見られたくないとは言った)り、彼の根幹を形作るコンプレックスとうまく折り合いをつけられる程度には長い時間が経っていたらしい。あと内職がうまい。靴下は真っ白でうれしい。靴を脱ぐシーンがあるし、公式絵でも白靴下だと分かるものが出てきた*2から白になったのかな。でも報連相はちゃんとした方がいいと思う。言わなかった理由も分かるけどさ〜〜〜〜〜〜……。最後に自分を置いて行かせたのもよくない。それは自己満足というものだよ。古株感をひしひしと滲ませつつ山姥切国広らしさ(自己評価の奇妙な低さやねじれ)が出てて、また新しい山姥切国広像が広がった気がする。
でもやっぱり報連相はちゃんとして? せめて肥前くんには話しておいて? あれで肥前くんが出口なんてねぇよって言ったら部隊全滅もあり得たでしょう。主が悲しむし私も悲しいからそういうこと止めて??????って最後ずっとはらはらしてた。大包平が圧倒的主人公パワーで助けに来てくれて私の精神も助かった。大包平の「古刀だけど若々しい刀剣男士」っていう強みがめちゃくちゃ全面に出てた。カネサンともいい意味で対等に渡り合えるのが大包平の強みなんだよな。
カネサンもかっこよかったなぁ。というか登場からしてずるい。出てきた瞬間に周囲がみんなバッて双眼鏡構えたし、ソロが終わったら拍手が起きるので多分カネサンは刀ミュ界のトップスターなんだと思う。足も10メートルある。
というかミュ本丸の初期刀は加州じゃなかったんだ?! ほんとに? これみんな共通認識だったの? それとも今作で明かされた情報なの? ミュ本丸の歴史全然知らないから素直にびっくりした。
話も面白かった。でも歴史の流れが絶たれて放棄された瞬間にWorld War Zになってしまうのはちょっと分からない。淀むにしても早すぎる。時が止まってから再び人々が動き出すまでに、人間の体感では100年くらい経ってる想定なんだろうか? 遡行軍ではなく市井の人々を斬らなきゃいけない、ていう展開は新しかったけど……どうにもWorld War Zの印象が抜けず……。正しい散り際を奪われて滞るしかなくなった者の悲しさを感じるにはちょっと急すぎて戸惑った。伝えたいことは分かるんだが感情がついていけない。でもこのついていけなさは山姥切国広(と肥前くんとカネサン?)以外の刀剣男士が感じたものと同じかもしれないのか。なんというか整理に時間がかかる感情を持て余している。いつもならこういうことがあっても帰り道になんとなく落とし所を見つけるんだが、2部に精神を持っていかれてしまうので難しい。
ということで2部。
7年前の私へ。山姥切国広にペンライトを振りました。あと時間遡行軍にも振りました。
まさかこんな日が来ようとはなぁ。布取るにはまだ早いだろ〜!と思ってたら1部で布取れたし2部はフードだったので安心した。鉄壁の布。
どういうノリで臨んだらいいか分からず始終周囲を覗いつつだったけど結構楽しかった。ただ、多分席のすぐそばにスピーカーがあったので音圧に耳をやられた。ライブ用耳栓ってこういう時に使うんだな。1部はなんてことなかったし、2部の最初も気にならなかったんだが、太鼓のあたりで徐々にきつくなり、おとこみち?で耳鳴りがし始め、遡行軍タイムでちょっと落ち着いた。ありがとう遡行軍。
最後に通常衣装に戻って刀剣乱舞を歌うところで「山姥切国広にペンライト振ってる〜〜〜〜〜〜」と感動してたら終わった。2部衣装はなんか見慣れなくて……実感が湧かず……。なんか面白い体験だったなぁ。彼を知ってからずいぶん遠いところまで来たし、まだまだ知らないことがいっぱいあるんだろうなーと思った日だった。