行く末トーキー

はじめからはじめよ

人は人、刀は刀 ― 舞台 刀剣乱舞 天伝 蒼空の兵 大坂冬の陣

荒牧さん300公演目おめでとうございます~~~~🎉 1つの役で300公演。すごい数だ。

観劇の記録

といっても私が見たのは299公演目らしいんですが! この時期に300公演目があるらしいとは聞いていても、1幕で終わった2公演とかの扱いを把握してないので全部偶然です。

座席位置

上手である!!!!!!!

いつになく前方だったからいいけど、この偏りだけは本当にどうにかならんのかと……あと地味にまんばちゃんのログボを聞けていない気がする。自分の中では結構回数行ってるんだけどなぁ。運がない。

雑感

見れば見るほど新しい発見があって、ここでこの話を見れてよかったなぁ、という気分になる。そもそも同じ作品をこんなに長い間コンスタントに通うってのが初めてだしね。週に1回は見てるんじゃないかな。東京で始まって地方回って東京で凱旋ってパターンでもここまで長くなかったから、本当に初めての経験だ。

今日、本当に突然、「物が語る故、物語」なら「歴史は人が語るもの」なんだろうなと思った。遡行軍の正体はわからないけれど、おそらくヒトではないはずで。そんな彼らに「この先起こること」を教えてもらって、不本意な結末を変えるべく動いたとしても、歴史の自浄作用とかそういうのに阻まれて上手く行かないことが決まっている……のかもしれない。

1月くらいの感想記事に「歴史とは『自分が何であるか』の積み重ねで成り立つ」みたいな話を書いた気がするんだけど、それが今になってようやく腑に落ちた。歴史と諸説を分けるポイントも多分ここ。歴史は「自分は○○である」という1人称視点の積み重ねによって成り立つのに対し、諸説は「(特定の人物)が○○である」という客観的視点が混じっているものなんじゃないかな。そして史実であれ諸説であれ、それが人から人へ、後の世まで伝わったものが逸話。諸説の場合は、語り手(たとえば治長)から見て特定の人物(たとえば秀頼様)がどういう人かという評価が交じるから純度が落ちる=事実である可能性が下がる。

うーーーーーーん……自分の中ではそこそこスッキリしたんだけど言葉に起こそうとすると途端に破綻してしまう。刀ステは一貫して「刀剣男士が守ろうとする歴史とは何か」というぶっとい軸があって、今作でもまた少し明確になってきたような気がしたんだけどなぁ。道は遠い。

あと官兵衛様は綺伝(科白劇)の世界線では放棄された時間軸=いわば諸説に移動することに成功してるよなぁ、とか、今まで見てきたシリーズとの繋がりも徐々に分かってきた。天伝単品で考えた時とシリーズの中の1作として考えた時とで感じ方の違うシーンが結構あって楽しい。前回書いた「失う覚悟はできている」の対比とかね。シリーズ新作が出るたびに「これが初刀ステだったらどんな風に見えるんだろう」って思ってしまう。新作ごとにご新規さんが羨ましくなる。1回は記憶を消して見てみたいよなぁ。絶対違う世界が広がってるはず。

残り1ヶ月、まだチケットあるから最後まで悔いなく走りきりたい! あと3月9日以降どうなるか早く教えて下さい! 正直今このタイミングで時間変わると絶対間違いそう!気をつけるけども!