こっちはネタバレあります。
眼鏡の使用感だけ知りたい方はこちら↓
【ネタバレなし】刀ステ天伝で字幕眼鏡を借りてみた話 - 行く末トーキー
観劇の記録
2月も張り切って回っていこうな!
座席位置
真ん中よりちょっと後ろ。今のところ初日が一番見やすい席だなぁ……あの奇跡をもう一度。
雑感
字幕はすごい。このタイミング(話の流れを8割がた覚えた+この後も何度か見る予定がある)で借りられたのは僥倖だった。
OPとEDの歌詞は読めるものの読めない。私には教養が足りない……。漢字が難しいしぱっぱっと変わってしまうので「なんか難しいこと言ってるなぁ」で終わってしまった。これはCDなりDVDなりが出たら改めて歌詞カードを眺めて調べる作業が必要そう。
字幕でなきゃ分からなかったシリーズ① 登場人物名
大千鳥十文字槍と泛塵。これは夏の陣も解禁されたしまぁ妥当か。
(片桐)且元。冒頭も冒頭、方広寺鐘銘事件の後に「徳川に下るべき」と進言した家臣。まず名前があったことにびっくりしたし、今Wikipedia見たらその後徳川方に転じたって書いてあってもう一度びっくりした。さりげないところも作り込まれている。
なれの果て。弥助が顕現した刀剣男士(もどき)。これに名前がついてるのもびっくりした。宗三っちが「成れの果てでしょうか」って言ってるからそのまま引用しただけかもしれない。
字幕でなきゃ分からなかったシリーズ② 漢字とひらがなの使い分け
サブタイにもある「蒼空」が、秀頼様が最初繰り返す時は「あおぞら」→腑に落ちた後は「蒼空」って変わる。太閤はずっと「蒼空」って言ってて、一期は途中から「蒼空」に変わる。これは文字でなきゃ伝えられないニュアンスだよなぁ。
字幕でなきゃ分からなかったシリーズ③ 「むなるいつわ」
2幕冒頭、弥助が信繁殿に話を持ちかけるシーン。「むなる逸話がどれほどの強度を持つのか」という台詞に当てられる「む」は「無」ではなく「旡」でした。
わざわざフリガナまでつけての「旡(む)なる逸話」でした。
お前…………っ………(振り上げた拳の置きどころがない)
いやこれは反則だろう。この1文字だけで字幕眼鏡を借りた意味があった。普通に見てたら絶対分からないじゃん……歌詞にも人名にもフリガナつけてくれないのにこれだけは丁寧に「旡(む)」って書いてある。出てきた瞬間ビクってなってしまった。夏の陣が楽しみですね。
字幕眼鏡の貸し出しが2月からだったのって、技術的に間に合わないのに加えてこういう隠し玉があったからではって疑いたくなる。今は真田ペアの出演も夏の陣のサブタイも分かった状態だから「旡」がストンと落ちてくるけど、何も知らない状態で見たらこれだけで一波乱あったと思う。それにしても夏の陣が楽しみですね。
弥助も信繁殿も倒れてしまったけれど、旡なる逸話の強度を試す話はまだ続いてるんだろうなぁ……真田十勇士はどうなるんだろうなぁ……。
字幕でなきゃ分からなかったシリーズ⑤ アドリブ?追加台詞?
台詞にあって字幕にないもの。相槌や聞き返しは表示時間の都合で省かれてるんだろうなと推測できるけど、そうじゃないので一つ引っかかるのがあった。
2幕序盤で太閤と一期がまんばちゃんたちを探しているシーン。太閤が「あとはね……ちびだった!」って言った後の返しが「そうでしたね。だから私は磨り上げられて今の姿に」で字幕が切れる。続く「……いや、あれは焼けて再刃された時だったか……」は表示されない。ええ~なんで~~~~。うっかり表示しそびれたのか、何か意図があって出ていないのか。「旡」の件があるから無駄に考えてしまう。
それからラッセイタイムの終盤でまんばちゃんが「俺はここだ、かかってこい」って言うのは多分本当にアドリブな気がする。幻の一騎打ち台詞~~~~かっこいい~~~~~! 本丸6周年迎えたけど未だに一度も聞いたことがない一騎打ち台詞。
字幕をつけて舞台を見るっていう体験そのものが新しかったし、そこで浴びた情報量が多くて新鮮に楽しかった! まだまだ見るからまだまだ新しいことに気づけるんだろうな。楽しみ。