行く末トーキー

はじめからはじめよ

歴史とは ― 舞台「刀剣乱舞」天伝 蒼空の兵 大坂冬の陣

11時って早い……って思ったけどそういやサザエさんと同じスケジュールなんだね。休憩中に何も食べられないのがちょっとつらい。

昼公演だと、劇場出て抜けるような青空が広がってるので嬉しい。今回のサブタイすごくいい。冬の蒼空が現実に広がってて、まだどこか続いてる感じがするのがいい。

観劇の記録

やっぱりネタバレしかない。

座席位置

今日気付いたけど10日とほとんど同じだった。初日に比べるとちょこちょこ空席があって、そのせいか、席はほとんど同じなのに今日は寒く感じた。休憩中にマフラー巻いた。首が暖かいと全体が暖かく感じる。席が同じだからって油断しちゃダメだと学んだ。

そういえば、今日は休憩中に水を飲もうとロビーまで出た(10日は客席でちょっと伸びをした程度)んだけど、ドーナツを通るとセットの一部が見えるんだね。休憩中・終演後とも見上げたら真田丸。近くで見るとまた迫力がある。邪魔になっちゃいけないし写真はもちろんNGだから見るだけだけど、こういうのも現地ならではで楽しい。

17日のTBS特番で流れた一期一振×くら寿司のCMも通路で流れてるから、なんだか奇妙な気分になれる。あれ円盤にも残らないかな……しょうもないけど無性に好き……。

雑感

話の筋は知ってる状態で見ても「未来など知りたくはなかった」ってなるので感情が忙しない。ラッセイラッセイラッセイラッセイでテンションを強制的に上げられてからの「失う覚悟はできてる」はずるいよ。落差で死にそう。あそこが最大の山場。

というのはさておき、太閤は宗三っちとも会ってないのか……?みたいな反応なのが少し気になった。ネイル云々の会話は原作の回想で、条件はあるけどそんなに難しいものではない。太閤を入手してるなら9割の確率ですぐ開けられるタイプの回想。義伝の元ネタに比べたら数百倍楽。

考えすぎかなぁ。その前に加州とまんばちゃんとの間で「未来の話はしない」って決めたから「久しぶり~!」って駆け寄ったし、宗三っちの「刀であった頃ですが」をさらりと流したのかな。未来の(自分が顕現した)本丸でも宗三っちと同じ話したな~って思い出してたらいいけど……いないのは三日月とまんばちゃんだけだよね……他はみんないるよね……? 不穏さがすごいから勘繰りたくなってしまう。

そういう細かな引っ掛かりを拾いつつ、今日は「歴史ってなんだろうなぁ」ということをぼんやり考えながら見てた。歴史を守る刀剣男士と歴史に抗う人間の対立が描かれてるけど、じゃあその歴史ってなんだ? 諸説や逸話との違いはどこにあるんだ?という。最後の真田ペアが「史実としての強度が保たれるかはわからない」みたいな話をしてるってことは、時間軸としての強さ的な基準があって、それが一番強いもの=正史という扱いなんだろうか。諸説はいわば「放棄された時間軸」と同じ扱いで、それ単体としてはもう行き詰まって消えていく定めでしかないが、放っておくと正史へ介入して強度を落としかねない=適宜見つけては処理する必要がある?のか?

刀ステ世界の中で仕組みとして動いてる「歴史」が知れば知るほどわからなくなる。このへんは夏の陣でもう少し掘り下げてくれるといいんだけど。今までは「1つの作品内で完結する物語」+「刀ステ本丸の物語」という2本立てだったのが、今回はさらに夏の陣への伏線が混じってきて余計に混乱する。冬の陣と夏の陣はセットで1作品と考えた方がよさそう。

冬の陣単体で考えた時の「歴史」とは「自分とはこういうものである」という自己主張が先にあって、それを受けて「あの人はああいうものである」と語る人がいて成り立つもの……という印象を受けた。自己主張だけでもダメだけど、かと言って「あの人がああ言ってたらしいよ」みたいな噂話だけでもダメ。うーーーーんうまくいえない……秀頼様の心境の移り変わりがうまく拾えない……

もうちょっと考えたらまた記事にするかも。というかまだまだ見るしね。怪我と病気には気をつけて、あとステアラの設備にも頑張ってほしい。どんな理由であれ中止は悲しいしね。