行く末トーキー

はじめからはじめよ

一緒に作る舞台 ― MANKAI STAGE A3! ~Four Seasons LIVE 2020~

220連しましたがクラウス左京さんが来ません

観劇の記録

  • タイトル:MANKAI STAGE A3! ~Four Seasons LIVE 2020~
  • 場所:東京ガーデンシアター
  • 日時:2020年9月19日 13時

いや220連って何。

駅から会場まで10分かからないくらいかな。国際展示場駅からだと途中2つ信号があって、行き先が同じ方々がぞろぞろ詰まってるので運が悪いともう少しかかるかもしれない。2バル3バルと1バルアリーナで入場口が違った(けど多分中に入ったら行き来できた)。案内板持ったスタッフさんがちょこちょこ立ってるから迷うことはないはず。

感染症対策

いつものセット(体温測定、手と靴のアルコール消毒、1席空け配置、規制退場)。事前本確はしてないけど、見た感じ確認済の人は腕に輪っかつけてた。あの輪っかなんていうんだっけ……。12時半ちょっと前について5分と並ばず入れたので*1、無理に焦って動く必要はないように思えた。

座席位置

アリーナの片隅。わりと前の方。スピーカーが近くて音圧がすごかった……。

雑感

2時間半休憩なし(休憩みたいなシーンはあった)が秒で溶けた。あっという間だった。半分以上は劇場で見たことがある(春夏と夏単は映像)から、曲を聞くだけでその時の思い出がぶわーーーーーって浮かぶ。好きな曲好きなシーンばっかりで、ウワッアッアッアッてなってたら終わった。

劇団員勢揃いすると圧がすごいね。あれ全員が同じ寮で暮らしてるってのがすごい。そりゃ七不思議も起きる。

17日18日も配信はやってたんだけど、仕事の都合がつかないので見てなくて。配信見た人、ライビュ行った人、もちろん現地に行った人たちがわあわあ盛り上がってるのを見ながら、楽しみだなぁ何やるのかなぁってわくわくするのも久しぶりだった。もとからあえて初日入ろうとはしないタイプだったのを思い出した。確実に回数を増やしたいから倍率高い初日は特に理由がない限り避けてたなぁって。それが秋単は「何が何でも」って粘ってキャンセル待ちで入って、冬単は初日の配信を見てたから「何も知らずに作品を見る」ことそのものが……多分、モリステぶり……? 9ヶ月ぶり? そりゃ久しぶりだな。

(ソワレ配信を見ているので小休止)

(終わった)

なんか脳が溶けちゃって感想が出てこない……とにかく楽しかった。エーステの歌ってダイレクトに心を揺さぶってくる感じがして、もう難しいことなんも考えられないほど「ウワーーーーーーーーーーーーー!!!!!」ってなってしまう。ステ本編なら間にお芝居が挟まるから、そこで若干の冷静さを取り戻してぼんやりとした感想を頭に残しておけるが、ライブになると無理だった。休むヒマがない。情緒が揺さぶられっぱなしである。

久しぶりのステ左京さんもかっこよかったしさぁ……存在がSSRだよ……。突然1人でアルバムめくって監督さんに語りかけたときはソロ曲でも始まるのかとびっくりしちゃったけども。あ~~~~~スパエモの服装本当に最高だった。最高って簡単に使っちゃいけないけど*2、これを最高と言わずして何というよ。出てくるたびに会場の治安を悪化させる秋組が好きです。秋単初日、ブルスマを聞いた瞬間の「治安?!?!?!?!」の衝撃を思い出したりしてた。

そういえば今回初めて「作品に付随するペンライト」を手に入れました。今までずっと市販のキンブレしか持ってなかった。物販でペンライトあるよ~って言われた時も「いやでも別の作品には持っていけないし本数ばっかり増えてもなぁ」とスルーしてた。今回は強制ペンライトだから買う買わないの余地はなかったし、会場で使っていいのもこれだけだから使わざるをえなかった。

昨日まではケチケチすんなよぉって思ったけど、1曲目の瞬間から「あっこれ最高だわ」って手のひら返したよな。春夏秋冬+全体+GOD座の6色構成だから、特に工夫しなくても「春組曲=春組の色」で揃うんだよ。すごく綺麗だった。アリーナの片隅で見てこれだったんだから、もっと遠くの席で見たら圧巻だっただろうな。舞台の上からはどう見えてたんだろう。コーレス前提で作った曲も多いだろうに声が出せない状態だから、こういうちょっとしたところでも「自分が一緒に舞台を作っている」っていうのが感じられてすごく幸せだった。13月まじでコーレスしたい………。\にゅーわー!/\まんかい!/

観客=監督の構図もそのままで、真澄の「アンタが3000人に見える」はともかく、シャッフル公演も今後に影響しない範囲で設定が作られてて安心した。メインスト第8幕、冬組の地方公演中に東が体調を崩す→ガイ(まだ正式加入する前)が代役に立つ→それを見た東が役や芝居への執着を見せるっていう流れがすごく好きで。今後ルーキーズも増えて第8幕もステでやると信じてるので、ライブでシャッフル公演やっちゃったら「他の人が自分の役を演じる」ことへの反応が若干矛盾しちゃうよなぁと心配してた。でも、実際に上演されたのはシャッフル「稽古」だった。多分衣装付き通しと同じ扱いで、客席には同じ劇団の人しかいない想定じゃないかな。これは客席に座っている人=監督って構図がないとできないことだよね。観客が観客のままだったら「稽古」は見せられない。こういう細かな気遣いを知るたびにエーステが好きになる。

別の人が演じてみるとオリジナルとの差異が浮き立って、オリジナルがまた見たくなる(秋冬の円盤を探しながら)。椋のミカエルは紬のミカエルより純真で、だからこそ思い込みが強いイメージだった。自分の身に何が起きるかを分かりきっていない危うさというか……十座との組み合わせもよかったなぁ。十座のラファエルは歩く時ポケットに手を入れる。オリジナルより全体的に若い感じだった。臣トロンも、誉トロンに比べると人間味がある。どうにかして同時再生できないかなぁ……すごく見比べたい。そしてオリジナルキャストと今回キャストで座談会してほしい。役作りはどのくらい参考にしたのか知りたい。

ロミジュリもよかった。冬単見た時、泉の殺陣が「月岡紬の殺陣」というより「荒牧慶彦の殺陣」に寄ってる気がしたのが、今回はどちらかというと「月岡紬の殺陣」だなぁと思えた。なんだろう、うまいけどうますぎない感じ? 紬は身体が固くて運動もあまり得意ではない設定(確か)だから、うますぎると違和感がある。でも荒牧さんは殺陣が得意。そのバランスをうまく取ったのがジュリアスのように思えた。うまけりゃいいって訳でもないんだなぁという当たり前の気付き。

や~~~~楽しかったなぁ。声出せないのは残念だけど、今できる最大限の楽しみを実現してくれたので感謝しかないです。明日も楽しみ。

*1:事前本確に参加した皆様の協力のおかげ

*2:劇中ネタ