行く末トーキー

はじめからはじめよ

愛/本能 ― 舞台 刀剣乱舞/灯 改変 いくさ世の徒花の記憶

お久しぶりです!!!!!!!!!!! ついに劇場に行きましたやったね!!!!!!!!!!最後に行ったのが3月のWDTWだから実に4ヶ月ぶり………ここまで長かった…………。久しぶりの劇場が刀ステなのもなにかの縁かな。ステラとは縁を結びたくないんだけども。

※ この記事は7月23日の深夜に書いています。

鑑賞の記録

改めて書いてみるとタイトルが長い。

劇場について

めちゃくちゃ厳重だった。17:10頃に劇場着いて、その時点で入口あたりに5人ほど並んでる感じだったかな。立ち位置を示すテープが貼ってあって、アルコール除菌のやつが20個くらいあって、足元も消毒マットと拭き取りマットを踏まねば進めない仕組みになってて、入り口で体温を測られ、もぎりは自分でやり(係員さんは見るだけ)、入ってからも至るところにアルコール消毒。絶対に感染者を出さないという気合を感じた。

そして寒かった。

コロナ云々より前からステラは寒いって言われたじゃないですか。でも私はそこまで寒いなって思ったことがなくて。席が良かったのかそこまで寒がりじゃなかったのかは不明ですが、今回も「寒い」っていう情報を見てはいはいいつものって流そうと思ってた。ら、どうも尋常じゃなく寒いらしく、念のためパーカーをかばんに突っ込んでいったら本当に寒い。足元が寒い。クロップドパンツ+パンプスだったから足首がカバーできてなくてめちゃくちゃ寒い。舐めてたわステラボール。多分、満員でちょうどいい温度だったんだろうなぁ……。調整できないものか。

退場は席番区切り。1~5番までの方→6~10→……っていう具合に流れるので上手端だと一番最後になる。2階席はちょっと分からない。

座席について

1階上手見切れ。上手神のご加護を感じるのも久しぶりだなぁ。これからもよろしくおねがいします。

雑感

書き方を忘れたので思いつくままにだらだら書いてる。

いやもうすごかった。何より「劇場にいる」っていう感動がすごい。数々の配信を見てきたけどやっぱり違うんだよな。日常のいろいろを忘れて没頭して、見たものをこねくり回しながら家に帰るっていう体験そのものができて非常に満足してる。HAPPY。

内容もすごかった。科白劇っていう縛りがある中でこんなにおもしろいものができるとは……そして本編?本来の内容がめちゃくちゃ気になる。黒田官兵衛孝高お前は何者なんだ………!!!!!!

慶長熊本のストーリーを丁寧に補完しつつ、これまでの刀ステの物語と絡めてさらに伏線を張り巡らすっていう豪華3本立てだった。ゲームだけだとどうして地蔵がガラシャを連れて逃げ回ったのかが今ひとつ分からなかったんだけど、舞台では入電より少し前を描いてさらに2人のやりとりをどんどこ盛り込んだから「ああこれはそうなるわ」って腑に落ちた。もちろん別の解釈もありだとは思うが、刀ステの物語的にはあれが唯一の解なんだろうな。

いやぁほんとに黒田官兵衛孝高お前何者なんだよ……………。

ジョ伝のときも只者じゃない感出しまくってたけど、あれがかわいく思えるくらいに得体のしれない男になってた。時間軸が繰り返されていることを自覚して、前の繰り返しどころか別の時間軸(ジョ伝)の出来事も覚えてる。チートか? 三日月宗近か? というか刀ステ本丸が行った先での黒田官兵衛孝高はジョ伝の黒田官兵衛孝高とかいうあれだろ。三日月宗近の問題に対しては本丸サイドが頑張るっていう流れかと思いきや、ここで似たようなことを感じ取っている「歴史上の人物」が出てくる。今後の絡みが楽しみすぎて心臓が止まっちゃいそうだね。

歴史とは何かっていう問いかけもジョと悲で出てきたよな。改変された歴史は歴史ではないのか、っていうちょっと踏み込んだ問に進化して、それを長義が「歴史ではない」ってばっさり切り捨てる。この返事は政府仕込みなのかな。その先に繋がるものがあるかどうか、っていう判断軸で「本来の歴史」と「放棄された時間軸」を区別してるのかなぁ。そういやここの長義くんの座り方すげぇよかった。そして「酒は飲めない」って言うところも成長したねぇ~~~~~~~~~!!!って勝手に感極まった。「飲まない」って意地張ってたのもステラだったもんね。大人になったね。こういうさりげない台詞で繋がりを見せてくれるとこも好き。

維伝で出てきた「歴史を守るのは刀(刀剣男士)の本能」っていうフレーズもまた出てきた。今回は「愛」に対抗する概念として「本能」が挙がったけど、これは本当に対立するんだろうか? って思う。人が生きて死んで紡いでいく物語を愛するからこそ、それを捻じ曲げて「先のないもの」=「放棄された時間軸」に変えてしまう行いを正したいと願う本能が生まれるんじゃないかなぁ。どうなんだろう。人間にとっては自分の生き死にこそが大事で、生きていたいと願うんだけど、刀剣男士はもうちょっと高いところから見てて、人間が繋いでいく物語そのものを重んじているように思えてならない。

にしてもあれだよ。細川夫妻が本当によかった………………忠興様……………………。憎くて憎くて憎くて、そして愛おしくてならない人。死ぬなら愛する人の手にかかりたかったガラシャ様と、それでもどうしても刀を下ろせない忠興様の対比が綺麗すぎて泣いた。ソーシャルディスタンスを保たなきゃいけないっていうメタい事情も相まって、ものすごく想い合ってるのに指先一つ触れないのがまたさぁ。そしてラストシーン?の刀装講談師さんの「教会でガラシャを悼んだ」「墓が隣同士」っていう補足情報が更にダメージを負わせてくる。あの2人が幸せになる道はなかったのか………どうしてこうなった…………。ガラシャ様が白くなった後の服装は完璧に置いてけぼり食らったけども。あの周りだけ多分ジャンル違う。薙刀殺陣あるから仕方がないかもしれんがもうちょっと……なんか……前のビジュアルの空気を残してほしかったというか………。

やっぱり生で見ると情報量が違うな。まだまだ書きたいこといっぱいある。男士ごとにウヒョーってなったとことか、サイドだからこそ見えたあれこれとか、どうせまたしばらく自粛生活だし勘を取り戻す練習も兼ねてちょっとずつ書いていこうかな。

久しぶりに生で見たのがこれでよかった!無事に千秋楽まで、もっと言うなら大演練まで終わりますように!