行く末トーキー

はじめからはじめよ

場所 ― MANKAI STAGE 「A3!」AUTUMN 2020

雪降ったけど秋が始まったよ!!!!(???)

観劇の記録

  • タイトル:MANKAI STAGE 「A3!」AUTUMN 2020
  • 日時:2020年1月18日 13時
  • 場所:ステラボール

執念のキャンセル待ち。このゾクゾク、癖になる(なりたくない)(先行で取りたい)

座席位置

真ん中あたり。キャンセル待ちだし見切れかなーと思いきや、関係者席の空きが回ってきたので多分今年の運このへんで使い切った気がする。もうちょっと長持ちしてほしかったなぁ……。

雑感

運を使っただけある。一度しかない初日初回、客席の誰も何が起こるか分からないあの空気。1つ1つの場面が何にも遮られずに届くあの感覚。あれを味わえただけでも粘った甲斐あった。

そして古市左京が泥臭く生きていた。

異邦人もよかったんだけど、何より流れ者銀二が最高だったんですよ。あの「古市左京のわがまま」のシーン。劇中劇は基本的にミュージカル調というか歌と音楽で表現されるのに、あのシーンは音がない。古市左京がたった1人で殺陣を見せる。「あいつらに足掻くところを見せたかった」っていう言葉が……本当に……。雄三に教わった殺陣と、監督に引き上げられた恩と、仲間に求められる幸福。その全部が「風間銀二」っていう役に詰まってて……圧倒された……。

原作に比べるとステ左京さんは感情が豊かに見える。ゲームだと数種類の立ち絵で表すしかないから淡々と進んでいくように見えるけど、ステの左京さんは、他人の言葉を受けて感情を動かす。

「愛? とか、そういうんじゃねぇっすか」

この言葉が、左京さんにとってどれだけ嬉しかったか、やっと分かった気がする。すごい複雑な表情を浮かべた後、声を上げて笑うんだよね。そして顔を背ける。声が震えてる。ああ、この人は本当に、誰かから求められること、受け入れられることを身に余る幸福だと感じてるんだなぁって。

本当に素晴らしすぎて言葉が出ない。古市左京が芝居に向ける執着心とか、後ろめたさとか、ためらいとか、そういう全部が「そこ」にあった。舞台の真ん中の、一番眩しい場所。左京さんが一度逃げ出して、戻ってきた場所。舞台の上で大の字になって手を伸ばす美しさが目に焼き付いている。

初めて見るエーステ秋単独が、流れ者銀二が、風間銀二が、ここでよかったなぁ、って思った。

それと、雄三さんの話。

いないけど、いました。それだけです。あの人が背中を向けて表情を隠したなら、こちらも「楽しかった」で終わりたいなって思ったので、それだけ言っておきます。確かに「鹿島雄三」がMANKAIカンパニーを支えていました。

エーステは本当に約束された勝利のコンテンツだから無限に通いたくなる。またキャン待ち頑張るか。

秋組5人の絆というか、今まで自分とも他人とも正面切って向き合ってこられなかった不器用さが愛おしい。万里が天馬を頼るところすげー好き。年下なんてこれまでの万里は一番歯牙にかけない存在だったろうに、同じリーダーとして頼るんだよな。それで言うと走り出したリョウ(と監督)を追いかけようとした時に「臣を頼む」って十座に言うところも、ああ大人になったなーとしみじみしてしまう。春単と夏単にも言えるけど、主演も準主演もやらないリーダーという立ち位置が物語の軸を作ってる。テーマは絶対にリーダーが持ってる。1幕2幕で全然違う話をしているようで、実は1本筋が通ってる。この構造が好きだーーーーーーーー!(臣の真似)

まだチケットあるしキャン待ちも頑張るから、もっともっとみんなのことを好きになりたい。ああ本当に左京さんすごかった……。