行く末トーキー

はじめからはじめよ

お題箱返答 ― 本とか映画の話

いきなり夏になったね!!!!!!(東京) ついていけないんだが!

ありがたいことにお題箱にお手紙が届いてたので返事を書きますね~。

おじかんあるときにでもこたえていただけたら嬉しいです

人生、これを読んでるとさらに豊かになるよ!というおすすめの本や映画、ためになった言葉はありますか?

お題 おじかんあるときにでもこたえていただけ…

お手紙ありがとうございます。このブログでは舞台の話(とか推しさんの話)が中心ですが、時折こうやって本や映画の話を聞かれるのは結構嬉しいです。

うーーーーん……豊かになる本や映画……ですか……。なんというか、自分が読んで「これは良かった!」って本を挙げることは簡単なんですが、それと同じものを読んだり見たりしたらすぐに投稿者さんの人生が豊かになるって訳でもないなぁと思います。なんでかというと、何を見ようかな、何を読もうかな、と考える時間と選択軸こそが自分の内面を豊かにすると思っているからです。

私は、単純に「知らないものがそこにある」という期待と共に新しい作品と向き合います。ためになるかどうかとか、人生が豊かになれるかどうかとかは、鑑賞してみて初めて分かるものです。というか、数年後になってようやく「こういうことだったのか!!!!」ってピンと来ることも多いです。その種を蒔いてる感覚ですね。

とりあえず、自分が読んで「なるほどなぁ」と思った本や、今でも心に残る作品を挙げてみます。でもそれが投稿者さんにとって益となるかは保証できません。なんかこいつがこういうこと言ってたから読んでみよ~って思ってハマったならそれでいいし、全然合わなかったなら、自分の運命の1冊を探してみてください。

単純に「知ってよかったな」と思った本

一般的に言う「教養」みたいなものですかね。自分の考え方の癖を知るきっかけになったのが以下の2冊です。

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

思い込みで物事を決めつけていないか、という問いと向き合うための本です。ざっくりいうと統計情報の読み方ですね。よく聞く「グラスに半分しか水が入っていない」と「グラスに半分も水が入っている」の錯覚をより具体的に説明したものです。ちょっと引っかかる点もなくはないのですが、できる限り視線をフラットにしたいな~というときにパラパラと読み返します。

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養

タイトルの通り「異文化」に属する人とどうコミュニケーションを取るか?という本です。アメリカ人はより直接的な物言いをする、とか聞いたことありますかね。あれをさらに掘り下げた内容です。XXで育った人はこういう捉え方をする、っていう読み方の他に、物事を捉える軸を整理する意味でも役に立ちました。例えば、人のミスを指摘する場面と、手柄を褒める場面では同じ人相手でも言葉を変えたほうがいいんだな、とか。人を見る際の切り口を増やすという意味で役立ちました。

ためになる言葉

私の座右の銘は「人生は思い通りにしかならない」なんですよ。森博嗣の言葉です。ちょこちょこ出てくるのでどの本で読んだか分からないんですが、確か↓で初めて読んだんだと思います。エッセイは借りて読むことも多いので手元に現物がない……。

自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)

自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)

多分ね、人生は思い通りにならないなぁって思うことの方が多いんです。現場に行きたくてもチケットはご用意されないし、お金はないし、休みだってそんなに自由には取れない。でも、本当に心の底から願ったことなら、多分叶うんじゃないかなって思いながら生きています。本当に願うなら、そのために行動しますもん。現に私はある程度行動して、今の生活を手に入れていますし。

人に対してあれこれ言うために持ち出す言葉ではありませんが、自分の望みと向き合うために「思い通りにしかならない」と考えてみる時間を大事にしています。自分の人生は思い通りにしかならないんだけど、自分は今何を一番望んでいるんだろう?って。結構面白い考えが浮かんだりしますよ。

映画の話

お手紙をいただいてからちょっと考えてみましたが、最近ほとんど映画見れてないんですよ……。どうしても舞台の優先順位が高くなってしまって、なかなか映画館まで行けない。映画館で見る映画が好きなんで、家ではほとんど見ませんし……。てことで結構古い作品ばかりですが、見てよかったな~シリーズを挙げておきます。

直接的間接的にグロいので気をつけてください。これは確か、大学生の頃に映画に関する講義を取ってて、課題でいくつか見なきゃいけない→某店で4本1000円→課題用に3本借りる→あと1本何か……って時にパッと手に取ったものです。それが数年後の今でもこうやって話題にできるんだから、出会いというのは面白いですね。当時は貧乏だったんで映画館にもそれほど行けず、こうやって講義にかこつけてDVDを借りる日々でした(ただし自費)。

最初見たときは「うわぁグロい」で終わったんですよね。なんでこれ借りちゃったんだろうって。だから見返しもしませんでしたし、期限前に返しました。でも2年かそのくらい経ってから、ある時ふと「あ、こういう話だったんだ」って腑に落ちた瞬間があって。その瞬間の驚きを今でも覚えています。その間全く考えてなかったし思い出しもしなかったのに、本当に突然「あ、」って思ったんですよね。作品の余韻ってここまで深く残るんだなぁ、と思った1作です。

空気人形 [Blu-ray]

空気人形 [Blu-ray]

直接的間接的にエロいしグロいので気をつけてください。なんかイロモノ好きみたいだな……。いや普通に人気作!とか話題作!とかも見ますよ。でもなんか、こういう時にふっと浮かぶのってやっぱりどこか尖ったところのある作品です。

クライマックスの静かさというか、ああこれが必然なんだ、みたいな諦めが好きです。これ以上にもこれ以下にも なりようがない、本当に必然的な結末。心って難しいなぁ、とラストシーンを見ながら当たり前のことを考え直したりします。

やっぱりこれもエロいしちょっとグロい。なんでこんな作品ばっかりなんだ……? 自分のセンスが疑われるね、ごめんね。でもいい作品ですよ。

これね、作品のタイトルと概要を知ってから、実際に見るまで確か6年くらい間が空いてるんです。具体的な話はあんまり関係ないしいろいろ込み入ってるので伏せますが、折に触れて「あの作品、どういう話なんだろうなぁ」と思いながらも実際にDVDを探したりなんだりはしない、っていう時間がすごく長かったです。で、やっぱり何かのついでに「そういえば見たいと思っていた」って思い出しました。ある意味で想像していた通り、でもやっぱり想像以上の作品でした。作品そのものと、それにまつわる思い出が一緒になった大事な作品です。こういう出会いもアリでしょ。

多分グロくないしエロくもない。大丈夫大丈夫。多分2004年版で合ってるはず。

でも、最後まで見てないんです。大学で2時間くらい暇ができて、文字の読み過ぎで疲れたし図書館で映画でも見ようと思って*1選んだのがこの作品です。でもこれ2時間以上あるんですよ。だから途中で切り上げなきゃならなくて、それ以来ずっと見ていません。有名な話だからオチは知ってるんですが、私の中では未だに終わっていない話。いつか見たいなぁと思いながら、今はまだその時じゃないような気がして、ずっとそのままです。いつか最後まで見れたらいいなぁ。

そういう「いつか」の話が自分の中にたくさんあるのが、ある意味で豊かさに繋がるんじゃないかなぁと最近は思います。今は分からなくても、いつか分かるかもしれない。そういう期待って素敵ですよね。

こんな感じです。何か参考になればいいんですが……。これ書いてて思ったんですが、最近ほんとに本も読めてないし映画も見れてない!摂取するものが偏りすぎてる!これはマズいなぁと思い直したので、週末は本を読むことにします。

人のおすすめを聞くのも好きなので、何かあれば↓までお願いします。

odaibako.net

*1:私のいた大学の図書館はそういう設備がありました