行く末トーキー

はじめからはじめよ

ネタバレしかない映画刀剣乱舞の話(前半)

もはや映画館が家

昨日公開されたんだっけレベルで映画館に籠もりきりです…。今何回目だっけ…。それでも毎回何かしら新しい発見があるのですごいなぁと驚いています。都内の上映館全部巡るの目標にしたので明日も頑張りまーす!…南大沢が一番遠い!!!!!!

この作品はネタバレしない状態で見に行くべきなので、これから見る人は↓の記事を読んでください。

goodbye-talkie.hatenadiary.jp

じゃーーーーはりきっていきましょうかーーーーーー!!!

前提知識の話

  • とうらぶそこそこやりこみ勢(そろそろ開始4周年)
  • 刀ステは全作見てる
    • それ以外のメディアミックスはさらっと見た程度
  • 日本史は全くわからない
  • 特撮もわからない
  • 靖子にゃんさんはTLで布教されている様子をちらっと見た程度
    • 「話の出来は保証できるが推しの命は保証できない」人だと聞いた
  • 雑誌は推しさんが出るものを一通り買っているけどまだ読めてない
  • 関連書籍はオフィシャルガイドブックだけ買って写真を見た
    • その他は追々買う予定
  • WEB記事は多すぎて追いきれてない…!

映画ってすごいよな~~~~~~信じられないくらい雑誌買いまくった。おまけのクリアファイルがめちゃくちゃ溜まった。どうしよう。映画化が決まった頃にジャニオタな方々から「雑誌たくさん出るよ!」って予告されて、その時は実感なかった。けど、こうして買ってある雑誌の山を見ると、ものすごい大きな流れに乗ってるんだな~としみじみする…。てか片付けないと。

とりあえず

倶利伽羅江 実装 いつ [検索]

運営ちゃんの予定によると、22日に8-1実装らしいのでそこのボスドロかなぁと予想しています。でもお知らせで「映画に出てる」とは言わないでほしいな~~~~~~~!名乗るところで毎回ブワワワワワってなるんであれを色んな人に味わってもらいたい…! 演じてる人は声優さんみたいだから、もしかしたらとうらぶ初の「中の人が演じるキャラ」になるのかな?どうなんだろう。

パンフだと映画オリジナルって出てるけど、紋も名前も姿もちゃんとあるってことは絶対実装されるって信じてるよ運営ちゃん!!!!!今すぐじゃなくてもいいけど!!!!!織田組との回想待ってるよ!!!!しんどくて死ぬかもだけど!!!!!!!!

てかてかてかさぁ!!!! 豊前江実装はめっちゃフラグだったんだね!!!!!!あそこで刀派「江」ができたわけで!!!!!これ絶対倶利伽羅江のための布石じゃん!!!!!!よかったね篭手くんすてぇじが豪華になるよ!!!!!!!!絶対にお迎えしような!!!!!!!

いきなりテンションが上がりすぎてしまった…!クールダウンクールダウン

ストーリーについて

そう来たか~~~~~~!ってなった。キャスト陣がみんな「脚本に夢中になった」って言ってたから期待値はかなり上がってたんだけど、期待以上の面白さで1800円以上の価値を感じた…。1800円でこれが見られるってマジ?!

「本能寺で信長が死ななかったら」っていうもしも話はよくある題材なんだけど、そこに「刀から見た歴史」ががっつり絡んでるところが「刀剣乱舞の映画!」って感じで好きです。謎解きシーンの三日月の人外感が毎回見ててぞっとする。「安土城」で薬研と三日月がアップになるところ、全部の歯車がカチッとハマった感じが!!!好き!!!!ここBGMも緊張感あるし、毎回ドキドキしてしまう。

最初はこの仕掛けに驚くばっかりなんだけど、話がわかった状態で何度か観ると、意外と間に合わせの次善策だった…ような…気もしなくはない…ような…。ここから考察混じりな。

  • 信長は本能寺の変で自害するのが「とうらぶ世界にとって正しい歴史」
  • この「正しい歴史」に沿って刀剣男士たちは本能寺に出陣していた(ここまでが映画開始より前の出来事)
  • 1回目の出陣で、無銘や大太刀を残したまま帰還
  • 無銘が信長を助け、本能寺から脱出
  • 信長の生存を審神者が察知する
  • 審神者が三日月を呼び出す
  • 三日月、ここで初めて「三日月にとって正しい歴史=秀吉が安土城を攻めた際に信長が自害」を審神者に伝える
  • 審神者が三日月説を採用する (「三日月の策で行こう」)
  • 三日月とそれ以外の刀剣男士で「正しい歴史」の認識差ができてる状態で2回目の出陣

っていうことだったのか…な…?っていまのところ思ってます。最初は「とうらぶ世界にとって正しい歴史」=「秀吉が信長を討つ」だと思ってたけどそれだといろいろ辻褄が合わないんだよな~~~~何度か見ておいてよかった。

三日月説を採用するにあたって、不動はリスクを抱える要素だから外されたのかな? 三日月説が「正しい歴史」なら、蘭丸が信長を助けて脱出したという流れを不動は「知っている」はずで。薬研と比べて記憶を失っていないように描写されてるけど、あれは忘れたことも忘れてしまっている…のか…? そういう状態だから、なんかのきっかけで「思い出す」ことがあるといろいろ支障が出そうだから編成から外されたんじゃない…かな…? わりと当たり前のことしか書いてなくて恥ずかしくなってきたぞ…? これ3回目とかそのへんでようやく気づきました。

いやまぁ鶯丸の言う通り「少し休め」っていうのもあると思うけどさ! あと顕現したてでいまいちよくわかっていない骨喰を丸め込んでいろいろしたかった三日月の思惑も絶対あるでしょ~~~~~悪いじじいだ~~~~~~!

でも果たして薬研は本当に「忘れていた」んだろうか? っていうところまで考えが広がっています。これまでは「信長は本能寺で死ぬ」という歴史に従っていたけれど、審神者が新たな説を採用したために記憶が「増えた」んじゃないか…? みたいな。もうちょっと煮詰めていきたい。

無銘(倶利伽羅江)について

ほんとに最初の最初に見たときは「厚藤四郎(極)」かな?って思いました。思わん????????? あの兜の感じと、刀の構えが極厚くんそっくりだなーって。明智の刀という発想はなかった。

でも夜戦のシーンで彫り物があるのが見えた時に、ああこれは厚くんじゃないなーと確定して…で、その後に光秀を守るような行動を取るから「もしかして明智の刀か?」という疑惑が生まれる。生まれたけど日本史の知識がなさすぎて誰かはわからないという…。最初は彫り物がいまいち見えなかったから不動くんかと思ったしな! こう…蘭丸が死んだあとで不動くんを奪って持ち歩いていた的な…。それで「明智の不動行光」と「織田の不動行光」がぶつかってどうこうとか?みたいなことを考えてた気がする。

で、ラストで倶利伽羅江ですよ!!!!!!初回見たときは館内ほぼみんな初見なわけで、映画泥棒でも笑い声ひとつ立たなかった劇場内に「ハッ」っていう音が聞こえましたね。あれはすごかった。いやーーーーーすごかった。卒倒するかと思った。

江だから無銘かと思いきや、倶利伽羅江は在銘扱いなんだね…。(今調べた)じゃあ彼は名前も奪われていたというわけで…。うわ~~~~~~それは怒るわ~~~~~~~…。

とうらぶユーザ的にはドロップかな?って察しがつけられたけど、そうじゃない人にとって彼はどういう見え方をしたのかはちょっと心配です。刀剣男士か!って台詞が続くけどなかなか怒涛の展開じゃん…? 私も初回はポカーンだったから…置いていかれてないかな、大丈夫かな…。

三日月は無銘の存在をどのくらいから認知してたんだろう? 2回目の出陣で薬研が無銘に気づいたときに、後ろで若干表情が変わるから、そこで「何か変わったやつがいる」くらいには思ってたのかな…。光秀襲撃のときにはすでに不確定要素として認識してそうではある。倶利伽羅江であることは気づいていなかったっぽいから、単純に警戒すべき敵扱いだったのかな。

審神者の代替わり

幼女は世界を救う。

それはさておき…。ここまでがっつり審神者が実写されるとは思わなかったんで、もう最初のおじいさん審神者の時点でびっくりした。活撃審神者が限界だと思ってた。アニメやステやミュで「様々な本丸が存在する」という認識がだいぶ浸透したからこそできた描写なのかもしれないな~…。ゲーム開始1年とかでこれをやったら私も受け入れられてたかどうかわからん。

おじいさん審神者、小さいスクリーンで見ると声が若干反響してる…?ように聴こえるんだよね。同じシーンの三日月と比べるとぼやぼやしてる。大きいスクリーンだと反響が感じられる前に空気に溶けちゃうんで気づかなかった。あれはスクリーンの都合だったのかな~…。まだ見てないスクリーンもあるのでちょっと検討しようかなーと思ってます。こういうのがあるから映画館のおたくは辞められないんだよな!回数見るなら、いつもと違う映画館に行ってみるのも楽しいっすよ!!!!(突然のダイレクトマーケティング)

鶯丸はどの時点でどのくらい知ってたのか、いまだによくわかりません…。1回目の出陣から帰ってきたあと、不動をたしなめてから三日月と意味深な目配せをしてるからその時点で知ってるのかと思ったけど、階段のシーンで初めて知ったっぽいから…どうなんだ……? あれは何を伝えあっていたんだ…?それとも探りを入れてたのか…?

幼女はかわいい。かわいいは正義

みんなが幼女審神者と遊んでるシーン、倶利伽羅江が達磨落としに挑戦しようとしてる時に山姥切国広さんが布でガードしてるのがかわいいのでぜひ見てください。幼女に勝るとも劣らないかわいさです。役に立ってないけど。

幼女が審神者ってどうなん?っていう話も見かけたけど、私は「未来」の象徴としてアリだと思ってます。それに、主が幼い子どもだった刀もそこそこいるので…。特に短刀は守り刀だから、生まれた時や(女の子の場合)嫁ぐ時に持たされることが多いし、「主」という存在として幼女がいるのに違和感はないかなー、みたいな。戦を指揮する能力は全然なさそうだから今後あの本丸がどういう活動をしていくかはちょっと気になる。

刀剣男士たち

三日月宗近

すげぇ。

舞台で見るたびに「すげぇ」って思うんだけど、今回もすごかった。審神者を前にしたときの「人」っぽさと、信長に真実を伝えるときの「刀」っぽさの差がすごい。あと表情がすごい。すごいしか言ってないな…。でもなんか、うまく伝えられないんだよな…。

信長に突きつけられた刀を見ながら下がっていくところの人外感が本当に半端ない。名シーン。人には絶対に届かない存在っぽい。そこで人外っぽさを見てるから、骨喰が人質に取られたあとの「できませぬ」がものすごく人らしく聴こえる…すごい…。「刀が人の身体を得る」ことの意味を1人で体現してた。これが「刀剣男士」っていう存在なんだと改めて気づいた…。

「土足」の言い回しは秀吉公も使ってるのに3回目くらいで気づいたので「あ~~~~豊臣の刀~~~~~!」ってなった。あれ小さな伏線だよね。マナーに厳しい三日月。

山姥切国広

推し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(分厚いフィルターを装着)

あんまりこじらせてないクールな山姥切国広さんでした。小説版ではちょっとこじらせてるっぽいので早く買うしかない。出自を問われないから戦場が好き、という性格だと思ってるので解釈が一致しててHAPPYです。同じ役者・同じキャラクターなのにここまで演技が変えられるのもとうらぶのおもしろいところだよな~。

そして白靴下な!!!!!!! 公式ありがとう!!!!!!!

山姥切国広の靴下の色って、ゲームではわからないし図録にも載ってないんですよ。絵師さんが上げた(非公式)イラストは「白」になってる、くらいの設定です。ちなみに靴下がわかるイラストは2枚あるんだけどどっちも白なんで多分彼の靴下はずっと白です。輝かしい白!!!!!

そのくらい些細な設定なんで、無視されてもしょうがないかな~って思ってました。白靴下ってすぐ汚れるから維持するの大変だし、刀ステはずっと黒だったし。でも、本丸や河原で靴を脱いでいるシーンがある→靴下は何色にしよう?って考えただろうときに、ここまで追求してくれたことが本当にうれしくて…! 細部までちゃんと作り込んでいくという意思が一番強く感じられたので白靴下を見るたびに感動します。

(白靴下のイラストに見入ったので1回休み)

2回目の出陣で三日月を見てるときの視線が好きです。穿つような…って言うのかな。本当に信頼に足るかを見定めるような視線だけど、特にコメントせず「隊長の命令には従う」という割り切りがね、大人だね…。この本丸でも多分初期刀だと思ってて、でも三日月がそんなに間を置かずに顕現して近侍交代→わりと自由に過ごしてきた結果こうなったんじゃないかな。

安土城に戻ってきたときの「これからはもう少し話せ」は文句なしのNo.1シーンです。視線は前を向いたままだけど絶対に聞いているという自信が見えてるところがいい。本丸に戻ったあと、「三日月は?」に対してうなずくところもNo.1です。というか推しだし大好きな刀なんで出てきたらだいたいNo.1だった。No.1が渋滞してるよ!!!!!!(某映画予告ネタ) 見定めるような視線だけど、多分1回も疑うことはなかったんだろうな~ってわかるのでこの2シーンはとても好きです。

…夢中で書いてたら2時間経っててもう眠いのでちょっと寝ます、後半はまた後日…。映画館に戻らないと…。