行く末トーキー

はじめからはじめよ

2年

2018年12月29日、推しさんこと荒牧慶彦さんを初めて劇場で見てから2年が経過しました!めでたい!! 偶然とはいえ*1、年末と推し始めた(ということにしている)日が近いのは収まりが良い感じがしてなんか嬉しいです。2018年の現場はもう納まってるので、新年とともに俳優おたく3年生に進級し、変わらず精進していく次第です。

ということで(?)、現場関係の総括と一緒に、俳優おたく2年生の1年間を振り返っていきます。

ちなみに去年の振り返りがこちらです。

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1年経ってみて、やっぱりここまで続けてこられたのに改めてびっくりしています。これまでの経験上、最初の熱量で突っ走れるのって1年くらいが限界だと思っていました。1年は勢いで乗り越えられるけど、そこから先は単純な感情だけでは続けられなくて、プラスαが必要というか。てことで、今年は結構いろいろと迷いながらのおたくライフでもありました。

現場の振り返り

今年参加した現場はこんな感じでした。

  • 演劇:45回(27作品)
  • イベント:33回
  • ライビュ:5回(ライビュのみ鑑賞は1作品だけ)

荒牧さんが出ているもの・出ていないもの全部ごちゃまぜです。あと、イベントの1部2部とかも別換算だから、そういうのをまとめたらもうちょっと少なくなるかな。

合計で83回(ライビュ除くと78回)の現場があったようです。↑の振り返り記事によると去年は同じ数え方で57回だったので、1.5倍くらいに増えました。そして、年初に挙げた目標通り「すべての現場の参加記事を書く」は達成済です。マチソワしたものなんかは1記事にまとまってるけど、それでもかなりの数の記事を書いたことになります。自分でもびっくり。

最も通った作品はミラステ散華行の7回です。全通する人たちにとっては大したことない回数ですが、自分の中では今でも大事件です。これを越えてくる作品は多分しばらくないでしょう...。

ランキングは少し前の記事に書きましたのでそっちを見てください。

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推しのおたく振り返り

荒牧さんのファンとしても、今年は大事な1年でした。というか荒牧さん自身にとっても大事な1年でしたね。

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【魚拓】決断 | 荒牧慶彦オフィシャルブログ「慶びの詩」Powered by Ameba

↑の記事や手術後のインタビューなどから、2017年夏頃には手術を決断していたことがわかっています。あれだけ動ける人に靭帯がなかったなんて、発表当初はなかなか信じられませんでした。動ける人じゃなくて、動けるように努力してきた人ということですよね。それだけの努力をしてきて、さらに上を目指すために手術を決めた…。なんか、自分では想像ができないくらい遠い人なんだなぁ、と思ったのをよく覚えています。

この5年間があったから

今の俺があるのは間違いない。

だから

この先の5年の為に

手術しました。

決断 | 荒牧慶彦オフィシャルブログ「慶びの詩」Powered by Ameba

この記事で初めて「この先の5年の為に」という言葉を読んだ時に、5年後の自分はどうしてるんだろうと想像しました。この記事が2018年2月だから、2023年2月ですね。東京オリンピックも終わってますし、荒牧さんも私も30を越しています。何してるんだろうなぁ...ってぼんやり考えて、少し怖くなりました。

このままじゃいけない。

このままでは「この先の5年」を越えられない。どこかで折れる日が来てしまう。私の中で「荒牧さんを見ていたい」という願いと「このままではろくなことにならない」という予感がぶつかりました。

ろくなことにならない、というのは、主に仕事面の話です。私は幸いにして自分がやりたいと思っている仕事に就けていますし、待遇(給与や勤務時間)も良い方です。これは自分が努力してきた結果だから、努力をしなくなった瞬間にこの生活は終わってしまうわけです。ここでいう努力は、ほぼイコールで費やした時間を指します。俗に言う「才能」みたいなものが私に備わっているならともかく、そんな言い訳ができるような境遇にないので、人一倍時間をかけるしかないんですよね。でもそれが私の望んだ道であり、ここから退くつもりはありません。

このままじゃいけない、とぼんやり考えつつも、仕事が忙しいしチケ取りは忙しないし、休養と言いつつなんだかんだでイベントが結構あったので、あんまり考える時間が取れずに春は終わっていきました。

で、刀ステが始まって、あっという間(体感)に千秋楽を迎えました。そこで一度燃え尽きちゃいましたね...。もとはと言えばとうらぶのおたくなので、集大成を見届けられて、もういいかなって思ってしまった部分はありました。「推し」という名前を付けたからいろいろしんどい思いをするんじゃないか、これからは荒牧さんを「推し」とせず、気になった舞台だけを見に行けばいいんじゃないか、みたいな。ちょうど戦ブラとミラステ(推しは出るが内容が不明なものと、推しは出ないが好きな作品どっちを優先するか)でミラステを優先したこともあって、私は「荒牧さんのおたく」と名乗っていいのかなぁ、という悩みも生まれまして...このへんは散々書いたので省略します。

もろもろが一段落ついて気温も下がった秋頃から、私がどうしたいのか、この先5年を越えたいのか、越えたいとしたら今何をすべきか、ひたすら考え続けました。

推しを推せるのは今しかない、推せるうちに推しとかないと後悔する、明日何が起こるかわからない、それはわかります。でも、未来の私を支えるのも今しかできないんですよね。2013年からの5年間が今の私を作っているように、2023年の私の幸福は今の私が行動しなきゃ実現できないんです。推しを推しているだけで幸せ、それ以外に何もいらない、と言い切れればよかったんですが、私はそこまで腹を括れません。腹は括れないけれど、2023年の荒牧さんがどうなっているかは見たいんです。

すっごく悩んだものの、俳優おたく2年生だから、5年後にどうなっていたいかなんてわかりませんでした。1人を長く推している方の話を読んだりもしたけれど、いまいち実感が持てず…。ということで、発想を変えて「どういう状態にはなりたくないか」ならわかるんじゃないかと考え始めました。このへんが10月くらい?

そこからまた考えて、荒牧さんのファンとして、俳優おたくとして、1人の人間として「これだけはやりたくない」というラインが大体定まったのが11月です。気の長い話だなぁ。

私は今後、自分がする全ての行動で「推しを言い訳にしない」ことにしました。推しの現場があるからXXしない、とかそういう決断をしたとしても、それは自分が決めたことで、推しがしてほしいと望んだからじゃないと肝に銘じるようにした…というか…。うまく言えないな…。今後何が起きたとしてもそれを「推しのせい」にするんじゃなくて、自分でちゃんと考えた結果なんだ、と納得して進んでいきたいなと思っています。

だから以前よりちょっとだけ慎重になりました。これまでは「見たい!」→「行く!」とか「ほしい!」→「買う!」の2ステップだったのが、間に「そのお金/時間は本当にここで使うべきなのか?」と考える段階を挟むようになったというか。考えた結果買っちゃう/行っちゃうことも多いんですが、以前に比べると「あの時ああしてれば/ああしなければ〜〜〜」みたいな後悔は少し減ったように思います。

それから、推し以外の現場は徐々に減らすことにしました。現状は趣味として享受できる限界を(時間的にも金銭的にも)明らかに超えているので、いい感じのバランスを見極めている最中です。全然行かないのもそれはそれでつまらないし、かといって行き過ぎると勉強に使える時間が減ってしまう…。まだまだ試行錯誤の途中なので、行きたかったな〜って後悔はわりとしてます。でも、今何を優先すべきかをきちんと吟味した結果なのでまだ耐えられています。

これでこの先の5年を越えられるかはわかりません。案外あっさり降りちゃうかもしれません。でも、今考える最悪の状態は避けられるんじゃないかなぁと信じて頑張っています。

なんつーかね、荒牧さんが「この先の5年」を見据えているなら、彼のファンとして、自分なりに「この先の5年」を考えたいな、っていうところからこんな壮大な話に広がっていました。いつもファンのことを考えて行動している人だから、その思いに応えられるファンでいたいなって。むやみに「推し」という言葉にすがるのではなく、ちゃんと「荒牧慶彦」という人物に向き合って夢を見ていたいんです。そうできてたらいいなぁ。

夢を見続けるためには、ちゃんと現実世界と向き合って、おおもとの部分をきちんと作っていかなきゃいけないんですよね。推しに逃げるんじゃなくて、推しと一緒に進んでいくために頑張りたいなーと思っています。

...というのを12月頭くらいに考えてたら、なんかインタビューで似たようなことを言っててちょっとびっくりしました。

30歳までに納得できるくらいの自分でありたいので。30歳は20代までとは違う領域に入るので、この1年でしっかりと自分が納得できる礎を築き上げたいので、そのための時間にしたいです。

...このへんまでを12/24~25日にざくざく書いてたら、26日に発売された表紙(表紙以外を含む)でなんかすごく似たような話をされて慌てて部分的に書き直しました。証拠もなんも出せないんだけど真似たわけじゃないんです...! それだけ影響を受けてるってことですよね~...。こういうことがあるたびに驚きます。

― 俳優という職業で、先が見えないことへの怖さは感じますか?

「あります。ふとした時に『俺はこのまま俳優をやっていて何になるんだろう』って不安にとりつかれることもあります。でも、一度自分が決めたこと。親の反対を押し切って、大学を卒業してからデビューした道なので、やれることはやりたいし、ありがたいことに今、僕を応援してくださるファンの方がたくさんいてくれるので、一緒にいけるところまではいきたいなと思いますね」

「推し」という存在は、多分私にとって「一緒に夢を見る相手」なんだと思います。友達にもなれない、ましてや恋人だなんてあり得ない、俳優とファンとしか表しようがない関係をこの人と結べて幸せだな~と思います。来年はどんな夢が待っているんだろうなぁ。毎日毎日を大事に過ごしていきたいですね。

おわり! 年内にもしかしたらもうちょっと更新するかも! しないかも!ってことで良いお年を~!

*1:刀ステ虚伝再演の当日券に当たった日なので本当に偶然