行く末トーキー

はじめからはじめよ

ライブビューイングに求めるもの

炎の蜃気楼昭和編を走り切ったり薄ミュの新作情報にびっくりしたりして、全く年が納まる気配がありません。どうもこんばんは。

ライビュについて、なんとなく思うところがあったので記事に残しておきます。

ことの始まり

年明けのあんステのライビュのお知らせです。

www.marv.jp

要点をまとめるとこんな感じです。

  • 大千秋楽は2月5日14時開演
  • ライビュは2月5日14時・19時の2回
  • 映画館で放映するのは2月4日夜の公演内容+5日のカーテンコール
    • 14時はカテコのみ生中継・19時はカテコも録画

嬉しいこと

ライビュがあること

一般発売で頑張ったので、どうにかこうにか1回は見に行けます。あんまり席はよくないです...。だから、ちゃんと全景を見切れずに見る機会があることはありがたいです。あと推しさんの誕生日ですから、直接ではないものの推しさんが演じている姿を見ることができるのはうれしいことです。

昼と夜の2回やってくれること

ごく普通の会社員なので、月曜日は普通に仕事です。仕事終わりでも参加できる時間に上映してくれるのはうれしいです。

気になること

公演内容が5日分ではない

まずこれです。ライブビューイングとは...?

概要を把握した時は、ライブじゃないじゃん、と正直思いました。

19時の回はそもそも公演をしている時間ではないので、録画になってしまうことは避けられません。けれど、14時の回はシアター1010で公演をやっているにも関わらず、映画館では前日の映像を見ている。なんだか不思議な感覚です。

カーテンコールは5日分である

ライビュを1日2回する作品を見かけたことがないので、技術的な難しさはよくわかりません。2回上映する都合で生中継は難しいのかな? と思っていたら、カーテンコールは中継(と録画)なんですよね。全く中継ができないわけではないようです。もちろん、客降りもあるだろう舞台本編と、動きの少ないカーテンコールで撮影の難しさが異なることはなんとなくわかります。千秋楽は全員分のコメントや演出があるのかもしれないから、カーテンコールは千秋楽のものを、という判断かもしれません。

千秋楽で演出が変わる可能性を考慮されていないこと

あんステは今回4作目です。私が劇場で見たのは前作からですが、前作は千秋楽でのみ追加された台詞がありました。ストーリーやそのキャラクタにとって重要な意味を持つ台詞でした。終了後のニコ生で、推しさんがどうしても入れたいと希望を出し、ギリギリで演出家さんとの協議を経て追加されたのだと知りました。 今回はそういったことがあるかは不明ですが、あったとしたらライビュでは見ることができないんだなぁと思うと少しさびしいです。ないと思いますが...前例があるから、可能性を否定できないので少し不安に思っています。

ライビュに求めるものって?

これはただの1俳優ファンの意見です。

私はライブビューイングに「共時性」を求めています。いろいろな事情*1があって劇場の席につくことはできないけれど、その場の空気を少しでも近くで感じていたい。今見ている映像は配信されたものでも、何キロか離れた劇場で推しさんは全力で演じているんだ、と思いたい。だから、録画されたものを見るというのは、わざわざ仕事を調整して映画館に赴く動機にはなりません。カーテンコールが中継だったとしてもです。演じている姿があってこそのコメントなんです。台詞や演出が何一つ変わっていなかったとしても、舞台上にはきっと「その日にしかできないこと」がたくさんあります。それをほんの僅かでも覗き見て、考えて、そしてコメントを受け取りたい。

そんなにこだわるならどういう手段を取ってでも大楽のチケット取れよ、という意見も承知の上です。私も取れるものなら取りたいです。なんといっても推しさんの誕生日ですから、直接祝うことはなくても、その場に居合わせたい。ライビュを予約しつつ、当日券はどういう形式であれ挑戦します。でもそうじゃなくて「ライブビューイング」という形式を「とりあえず上演している様子を流せばいい」と捉えられていたら悲しいなぁという話をしたいのです。

舞台は映画とは全くの別物です。一つとして同じことが起こらない、それが舞台の面白いところだと思っています。だから、出来る限りの手段を講じて何度か見に行けるように努めています。

言いたいことがまとまらなくなってきた...。

ライビュであっても「推しさんは今この瞬間に演じているんだ」と感じていたい。だから録画では、過去の姿では意味がない。特に、今この瞬間に演じているにも関わらず、自分が見ているのが過去の姿だということにものすごく違和感を覚えています。

今更あれこれ言ったってどうにもならないだろうし、ライビュをやってくれるだけ御の字かもしれません。けれど私は「ライブビューイング」である以上、演じている姿を「ライブ」で見たかった。それだけです。

なんか悲しくなったのでメモを残しました。

*1:倍率とか仕事とか