行く末トーキー

はじめからはじめよ

2 ― 舞台「刀剣乱舞 ジョ伝 三つら星刀語り」

やっぱり3日間は短いよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

観劇の記録

いつも通りネタバレしかないです。これから見ようと思う方はこの記事をすっ飛ばしてください。

座席位置

3バルセンブロのだいたい真ん中、若干上手寄り。クリスマスのプレゼントは下手の運がいいなって思ってたけど、今日は圧倒的な上手神の加護を感じることがあったのでこのまま上手神を信じようと思います。

3バルでも思ったほど遠くなくてびっくりした。なんか不思議な構造してるよね...。背景の上のほうが若干見切れたくらいでストレスなく見えた。あーでも客降りはほとんど見えない...。板に映る照明がめっちゃ綺麗だった。

雑感

昨日はただひたすら圧倒されただけだった。

goodbye-talkie.hatenadiary.jp

今日も、流れは知ってるはずなのに手汗がべっしゃべしゃに出て、休憩で我に返ったらタオルハンカチがしっとりしてた。それだけ惹き込まれるって本当にすごい...。一度見たからか、全体的にセリフがすっと入ってきて、昨日は「???多分こんなこと言ったのかな??」ってところがほぼ全部補完できた。はぁ~~~~~~~ほんとに凄まじいものを見てしまった...。

昨日より、序まんばちゃんの感情の起伏が大きく出てたように思う。たぬに劣等感を抉られた後の「勝手にしろ」がもう...ブチ切れてやがる...怖い...ってなった。山伏さんが折れた後の「こんなことがあっては駄目なんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」の絶叫もまさに慟哭、て感じで、刀剣男士が「生きてる」んだなってなんかすごく当たり前のことを思った。「命を賭けて戦う」のあたりも同じこと思った。阿呆かな???????? 物語に圧倒されすぎてうまく言葉が出てこない。昨日のほうがまだ語彙力があったぞ...? まんばちゃんの刀としての本能や攻撃性が剥き出しになってて、何度も背筋が冷えた。写しだなんだとうだうだぐだぐだしてることの方が多いから忘れがちなんだけれど、彼も実戦刀なんだよな...。

なんて言えばいいのかな...。

刀ステは、刀が刀剣男士として励起される、という事象にもう一つの層を作り出している気がする。ゲーム内では、顕現と言っても数種類の止め絵といくつかの台詞音声が明らかになるだけだ。それが舞台になると、生身の人間が刀剣男士を演じることになる。ゲーム内でのシナリオはあってないようなものだし、止め絵では表しきれないものを表現しなければならない。そこにもう一つの「顕現」がかかってるんじゃないかなぁと...上手く言えない...。舞台にだって筋書きはあるんだけれど、毎回毎回ほんのすこしずつ変わっていく。それが刀剣男士として「生きてる」って思える理由になって...伝わってるかな...難しい......。うーーーん......。ありきたりな言葉で言えば「リアル」なんだよな。刀剣男士がそこにいて、敵と戦っているという現実。ゲームの中では見ることができなくて、想像で補完してたところを目の前に示される。そこからまたさらに想像して、刀剣男士が成長していく。上手く言えないんだけれど本当に単純なところに気がついた気がするんだ。納谷さんがカテコで言ってたけれど「手間ひまかけて、大事に育てないとこの姿(極)にはなれないんです。それと同じで、刀ステもみなさんの応援のおかげでここまで来ました」という言葉そのものに、心の底から納得したというか...。駄目だな言葉が出てこない...。

演じるということが、刀剣男士の顕現のために必要だったというか、なんというか。ちょっと今はこれ以上言えない気がするからライビュまでに頑張ってまとめます。難しい。言葉って伝わらない。でも伝えたい。

今回の話で、元の主から完全に正体を把握されるところまで来た。それがどう出るかは今後に託すしかないんだけれど、いまいち良くない気もする...。黒田官兵衛の才覚で見抜いたことを、また誰かが気づかないとは限らない。歴史の流れはただ前へ進むだけのはずなのに、そろそろ生身の人間が時間軸を移動してもおかしくないように思う。これは次が気になる...。三日月→骨喰→山伏、と来たお守りの流れも誰が言い出したのか考え始めると止まらない。大方、三日月が骨喰に頼んだことなんだろうけれど、そうなると三日月は自分が顕現する前に本丸で起きたことを知っていることになる。時間軸が重なり合う、という今回初の事象と絡めて考えると、三日月は如まんばちゃんみたいにさらに先の未来から来たってこと...かなぁ。うわぁ気になる。そういえば如まんばちゃんは序まんばちゃんに「逃げろ」と告げるわけだけど、あの経験から三日月の言動を何か勘付いたりするのかな。今回は一杯食わされたので次が本当に楽しみだ。

長谷部と骨喰の対比もすごくよかった…。長谷部は「忘れたい」刀で、骨喰は「忘れてしまった」刀だ。骨喰は、今の主に対しても長政様について「忘れました」としか言えない(言わない)長谷部をどう思っているんだろう。思い出を守ることの重さをどう捉えているんだろう。長谷部はあきらかに長政様のことを慕っていて、ただひたすらに愛されていたいと願っていたのかもしれないな、と思った。信長に対しても、長政様に対しても、そしてあの本丸の主に対しても、ただ愛されたい、使われたい、と一心に願っているだけなのかもしれない。長谷部しんどいなぁ。うちの本丸ではまだ修行に出してないので、彼がどこでどういう結論を出すかはわからない。ただ愛されたいと願い、相手の思いを叶えるだけでは得られない強さを得てくれたらいいなぁと思う。骨喰もどうなるんだろうなぁ。刀ステ見ると骨喰・長谷部・同田貫を修行に出したくなる(小夜と博多は修行済)。けれどうちの畑が渋滞しまくってて...育てる余裕も...生存確定上げアイテムください(私怨)。あと連隊戦レベルの経験値ガバガバ戦場ください...打刀極を育てるの本当にしんどい。

はぁー

ほんとに、ただ一言で言うなら「刀剣男士たちが生きてた!」に尽きる。これって、去年の秋に刀ステ初演を映像で見たときの感想と同じなんだよな。でも「生きてた」のレベルがぐんと深まったというか。そりゃまぁ映像と生じゃ得られるものは全然違うから当たり前か...。作中で成長していくさまを見たから、余計に「生きてる...」と思ったのかもしれない。刀はただ使われ、すり減るだけの存在だけれど、刀剣男士はそうではない。それが、刀剣男士が心を持つ理由なのかなぁと...やっぱり難しいわ。

とにかく、東京公演お疲れ様でした。大阪・福岡も戦い抜いてください。