行く末トーキー

はじめからはじめよ

私の色、俺の色 ― 舞台「K -MISSING KINGS-」

間をおかずKステ2回め行ってきました!

観劇の記録

  • タイトル:舞台「K -MISSING KINGS-」
  • 日時:2017年10月28日 17時
  • 場所:天王洲銀河劇場

いつも通りネタバレしかしてないです!

座席位置

1階センブロ前方、真ん中よりちょっと上手側。ほら、上手リスト載っちゃってるからさ…。一般で買うと下手側になることも多いんだけれど抽選だと何をどう頑張っても上手側になってしまう。当たるだけ御の字とは思ってるけどさすがに偏り過ぎじゃあないかなぁ…。もし下手リスト載ってるんじゃないかって思ってる方がいたら協力したい。協力したらど真ん中当たりそう(あたまがわるい)。

80%ほど八田美咲席(上手通路そば)だった。確かにあれ最前よりやばい八田美咲席だわ…惚れる…肉声聞こえる…すごい…かっこいい…。全然関係ないけど植田さんの名前って圭輔なんだね。劇場で席ついてぼんやりしてるときに唐突に思い出した。みんな植ちゃん植ちゃん言うからあんまり意識してなかったけど名前もかっこいいね!

雑感

昨日よりは落ち着いて見られた。昨日の感想ほんとにただ推しさんのかっこよさに呆然となってただけだよね。読み返すとちょっと恥ずかしい。まぁ今日もかっこいい~~~~~~~~~~~好き~~~~~~~~~~~!!!って沸いてたんだけれどそれはいつものことなので置いておく。

劇場版クロの一番聞きたかった台詞が、シロクロ忠誠シーンからの白銀クランズマン名乗りってのは結構前の記事で書いた。昨日は本当に荒牧クロが言ってる…しゅごい…好き…で思考が停止し記憶がすっ飛んでいた。今回は正面から受け止めてきたよ!!!!頑張った!!!!褒めろ!!!!

あのシーン、「俺は!!!!」の一言がものすごく好き。これまでの迷いを断ち切って前を向く覚悟を決めたときの顔がすごく好きだ。真正面から受け取ると心のなかでちょっとだけ卑屈になっていたところがピンと伸びる。シロがもういないんじゃないか、ってどこかで諦めようとしていたのを振り切る強さが眩しい。あそこで吹っ切れたから、「白銀の王は死者の国にいる」って聞いたときも表情は変わるけれどこれまでのように揺らぐことはない。自分がすべきことを見据える視線ってどうしてこんなに素敵なんだろう…迷いのない目って本当に惹き込まれる。

前方席に座って初めてわかったんだけれど、基本役者さんたちは正面を向くときは真正面というよりは若干斜め上あたりを見ていることが多い。その角度って、やや下から見上げるとものすごく目が輝いて見えるんですよ。大発見。その輝きで好きな人が大好きな台詞言ってるところを見られるなんてもう本当に僥倖だなぁ…ほんと好き…。やっぱ頭悪くなってしまうな…昨日よりは進歩してるんで許してください。

2回見てから、この作品って、みんなが自分の色を探しているお話なのかもしれないなぁと感じた。アンナが尊から「お前の赤だ」と言われるシーンだったり、クロが白銀のクランズマンとして名乗るシーンだったりで特にそう思う。自分は誰のために、何のために存在するかをみんなが考えてて、それが自分の行動だけじゃなくて他人との関係で描かれている感じ…? テーマの「絆」ってものすごく普遍的な話なんだよ。けれどそれがこんなに魅力的に映るのって、多分、仲間や敵を問わず、人との関わりの中で自分はどういう存在なのか、という色を決めていくところにあるんじゃないかなぁと気づいた。うまくいえないなぁ…もっとうまく言葉が使えるようになりたい。

気づくまでの過程をもう少し書いたほうがいいのかな。

紫の「私の全てを乗せた剣」とクロの「無私の剣」が対立する時、原作を見たときも昨日見たときも、クロの剣には色がついていないと思った。クロは無色と白銀の二色使いで、名前も「クロ」=黒だから、無彩色なイメージがある。それに対して紫は無色と緑の二色使い、名前も紫だから、かつての兄弟弟子とはいえ対照的な存在だと位置づけられている。緑と紫ってすごく毒々しいな。だから、クロの「無私の剣」は何色にも染まっていない剣だと思っていた。

それが覆されたのが、今日、全部終わって席を立って振り向いた瞬間だった。1階席だと何が見えるかわかるかもしれない。2階席3階席はちょっとわからん。作品が終わっても、照明が切れずに白いレーザービームみたいな光がずっと差している。それだけだとただのちょっとかっこいい光なんだけれど、振り向いて壁に当たるところを見ると、全部が赤青緑白の4つから構成されてるってことに気づく。昨日も見たはずなんだけどただwindowsみたいだなーとスルーしてた。でも今日見たときは、この4色が作中で出てくるクランの色だ…!と気づいて、そこから、クロの「無私の剣」って、もしかして何色にも染まっていなんじゃなくて、すべてを受け入れて混ぜ合わせたうえで成り立ってるんじゃないか…?と考えた、というか。単なる勘違いかもしれないけれど、前を向くと白い光、振り向くと4色、という仕掛けがとても気に入った。

そこから、クロが白銀のクランズマンとして名乗るまでの間に、色んな人と出会って、いろんな考え方を知って、それを混ぜ合わせた上で自分が何者なのかを決断したのかな、というさっきの話に戻るんだけれど…。過程を書いてもあんまり伝わった気がしない。やっぱり文章書く練習足りてないなぁ…。

照明といえば、ダイジェストで雪が降り出したときの空間に伸びる白い光も好き。雪が降ってきたときのぼんやり明るい感じがする。上の方から見たらまた違って見えるのかなぁ。ライビュや円盤では絶対に残らないところだからこそ、気づいたときに無性に嬉しくなるのかもしれない。もし楽日のどっちかに劇場で見る機会がある人がいたら、あのシーン、ほんのちょっとだけ視線をずらしてほしい。気づいたときは薄くため息をついた。

明日の大千秋楽もチケットを取っているので、もう1回見られるのが嬉しい。板の上で出来上がる色を見届けたい。

クロと鎌本

これだけは書いておきたい。

鎌本とアンナが道反ちゃんに絡まれてクロが助けたあとのシーン。激ヤセした鎌本に気づかないクロに説明した後で、いつもなら鎌本がポーズを決めてから次のシーンに移るんだけれど、今回は会話のテンポが若干ずれたせいで決めポーズを入れそびれた。そのまま流れてしまうかと思いきや鎌本がつっこんで、「俺の見せ場なんだからちゃんとやってよぉ!」とアピールしてからのクロがね、本当に…w

「じゃあ、もう1回やればいいんじゃないか?」

と冷静に突っ込んだあと決めポーズ見て普通にツボってた。お前何がしたいんだよ…かわいすぎ…笑っちゃったから後ろを向いてごまかしてるんだけれど明らかに肩揺れちゃってるし。ほんとこの人かわいいな…(天を仰ぐ)。円盤にここだけ残ってほしい。無駄にメタいけど最高に面白かった…w 笑っちゃいけないのに何かツボってしまったあとで後ろを向いても笑ってるのわかっちゃう、というスタイルがほんと好き…。

そういや美咲に一言様の句を聞かせるところもテンションが高かった。「心にクゥゥゥって来るだろう?!クゥゥゥって!」といったときの笑顔。あそこの劇場写真ください買い占めます。

カーテンコールの挨拶でもちょっとぐだっちゃうし、役としてのかっこよさとはまた違う魅力だよなぁほんと…なんでこの人現存してるんだろ…美という概念かなにかなのでは?って毎回思う。

よーしちゃんと寝て楽に備えるぞー!

最後は全員で笑って終われますように!