行く末トーキー

はじめからはじめよ

迷うくらいなら先におさえる―「遠い夏のゴッホ」

ゴッホ東京楽行ってきました! よく銀劇に行く気がする。あそこのセブンの品ぞろえにも慣れてきた感ある…と思ったら帰りに乗る電車ミスったからまだ慣れてないんだろう。

観劇の記録

いつも通りネタバレ満載の感想いきまーす

本編以外の話

ファンの方からお花が贈られる現場ってのを初めてみた気がする。ロビー入ってすぐのところにずらーっと並んでてびっくりした。奥の方にそれぞれどの役者さんにどんな人から贈られたかリストも貼ってあった。確かにああいう感じで他の人からも見えるように示せると達成感ありそう。すごい。誰がどのくらいとかは覚えてない(あ~お花だ~きれいだな~って感じで流し見ただけ)。

物販はロビー内だけ。バーカウンターで今回のキャラクタをイメージした飲み物も売ってたけど、30分で飲み切れる自信がない+多分頑張って飲んだら途中でお手洗い行きたくなる気がしたので買えなかった。買った人はみんな30分で飲み切ってるのかな。すごい。外で売ってくれるか、ロビー開場が開演1時間前だったら買ってたと思うなぁ。

3階上手端。貴族席ではない。どうしても自分で入手したチケットでは上手になってしまう。自力入手で下手だったの、もしかしたら薄ミュプレビューだけかもしれない。始まるまでは照明近いなーとか、天井の飾り綺麗だなーとかぼんやり考えてた。若干見切れた…というか柵が邪魔で見えないときがあった。

感想

虫すげぇな(語彙力が消失)。タイトルだけ見たときは画家の話かな? と思ったらまさかの蝉。蝉かー…面白そうだけど蝉…うーん…どういう話なんだ…ってなってたところに「ホセがかわいい」「ホセ」「ホセがやばい」というホセに恋した感想エントリ*1を見かけたので思い切って入手した。急に決めたんで、仕事とかリリイベとかの予定を繰り合わせたら東京楽になってしまった。

3階席だから役者さんもちまちま動いているように見えて、自分の足元ではこんなドラマが繰り広げられてるのかもしれないと思うとちょっとふふっとなった。

確かにホセがかわいかったー! ずっともぐもぐ言ってて、声がすぱーんとここまでまっすぐ届いてきて、ともすると深刻な修羅場になりそうなときにホセ出てくるとほわ~~~~~って場が明るくなるからほんとにかわいかった。嘘を言わないホセがゴッホに向かって「じゃあ待っててほしいの?」みたいに問いかけるところは結構刺さった。その時のゴッホは冬が越せないと思ってて、でもベアトリーチェに待っててほしい。それをうまく伝えられないところに、ホセが先回りして遠慮なく「じゃあゴッホはすっごくモテモテだからベアトリーチェは来年違う雄の歌を聞くといいよって伝えるね!(意訳)」というの、ほんわかしてるようでものすごく残酷だよなぁ…と。ほんわかしてるといえばトカゲさんもそうだけど、あれとは違うベクトルで残酷な優しさだった。でもそのあとベアトリーチェに「ゴッホがモテモテ」って伝えてからの「だよねーーーーーー!!!」みたいなやりとり(ベアトリーチェが「ゴッホは待っててくれるもん!」っていうあたり)がすっごくホセらしかった。嘘を言いたくないのと、ゴッホの言葉を信じるかどうかは全然違う問題だからね! ホセがゴッホベアトリーチェの友達でほんとによかった。ホセありがとう。

ホセに記憶の大部分を奪われたせいで他のキャラがいまいち思い出せない…!

ゴッホは蝉になった直後の「複雑になんてなりたくなかった!」がなんとなく心に残ってる。これもホセがらみか。ベアトリーチェのことが本当に好きで、一緒に外に出るって疑ってないまっすぐさが一番出てたからかなぁ…。でも途中でベアトリーチェのこととか、自分の名前すら思い出せなくなるから途中でめっちゃ応援したくなった。夢のシーンで「じゃあね……….えっと、誰だっけ?」はすごくしんどかったなぁ…こんなに大事に思ってるのに名前が出てこないのかと…うっ…だめだしんどくなってきたからホセに「おはよーーーーーーー!!!」って言ってもらわないと。

蝉…蝉とは…? と半信半疑?で見に行ったけど、緩急しっかりついたハッピーエンドで終わった後はほんわかできたいいお芝居だった。だからこそ3階席の隅っこという自分の手際の悪さを呪うというか…! これが楽日でなかったら多分前方席を探してもう一度、となるところなんだが東京公演ラストだったからなー!!!大阪行けって話なんだけどさすがにこの急スケジュールしかも夏休みど真ん中に大阪突っ込める余裕はない…。

そもそも舞台に限らずオリジナルストーリーに初めて出会うときは、1周目は大体の流れとメインキャラクタの名前、そのほかのキャラクタの特徴(見た目とか話し方とか)を覚えるのに精いっぱいで、本腰を入れて楽しめるのは2周目から、というタイプだ。原作付きの舞台なら1周目を原作予習で補えるからスッと舞台の世界に入れるんだがオリジナルはそれができないのが結構しんどい。自分の記憶力の問題なんだけど。今回もゴッホベアトリーチェ、ホセ、ブックハウスくらいしか名前を覚えられず、他は「先輩蝉さん」「ゴッホの友達(歌えない)」「アリさん」「とかげさん」「丸目くん」「蜘蛛…?」「かまきりさん」みたいなぼんやり記憶だった。丸目くんが丸目くんなのは刀ステとノラステでお会いしてるからです。一度覚えると数年は忘れないんだが覚えるまでが長いんだよなほんとに…どうにかしたい。

舞台関係ないけど、教訓としては「迷うくらいなら早めに入手しておけ」だなーと痛感した。あと初回が千秋楽というのはやめよう。自分の脳内がお花畑でよほどのことがない限り「見てよかった!」となるのはなんとなく予想できる。であれば複数回入れる余地を残した選択をしておこう、と思う。行こうかなーって迷ったときは大体行ってるからね!過去記事見て!迷ってたけど結局行ったもの結構あるでしょ!

ホセの「おはよーーーーーー!!!」が目覚ましアラームになったらすっきり目覚められそう。

以上!

*1:アドレスがわからなくなってしまった…記事上げてくださった方ありがとうございます