行く末トーキー

はじめからはじめよ

1 ― 舞台「刀剣乱舞 ジョ伝 三つら星刀語り」

はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!(大の字)

観劇の記録

ネタバレしかない。

東京楽日・大阪・福岡・ライビュ・配信・円盤問わずこれから見ようとする方へ

絶対にネタバレを見ないでください!!!!!!!!!!

パンフの表紙がネタバレとかいうハードルあるけれど、パンフは目を逸らして買うなり見てから買うなりしてください。

大丈夫? 見た人向けのことしか書いてないよ?

座席位置

1バル上手の...サブセン? っていうのかな。真正面ではないけれど見切れることもない位置でした。TDC初めてでバルコニーってなんぞってなってたけど、確かにアリーナ後方よりは1バル前方の方が見やすそうだった。でもここ見切れは何も見えないんじゃ...???

雑感

もう何から言えばいいのかな…。本当に2年以上とうらぶやりこんでてよかったなぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!って心の底から実感した。目の前で起きてることと自分の本丸の歩みがダブって見えて...ほんとに...そう、最初の頃は進軍基準とか全然わからなくて...引くべきか、進むべきかもすっごく悩んだし、青江(初脇差)は打刀っぽく見えるのにすぐ怪我するしすぐ脱ぐし...誰かが怪我を負えば半狂乱になって手入れ部屋ぶちこんだりしたなぁ...(遠い目)って...。今では199レベルになって大抵の戦場は無難にこなせるんだけど、そこに至るまでがほんっっっっっっっっと~~~~~~~に!!!!!苦労の!!!!連続!!!!!! たかがゲームなのに!!!!!!!!!なんでこんなに入れ込んでるんだろうって思わなくもないんだけれどなんか今回の観劇で全部許した。刀ステ本丸の執念を前にすればこちらの苦労など些細なものです...。

そう思ったのが、1幕ラストのまんばちゃんの台詞なんだよね。

あんたも、写しの傑作を評価できるようにはなったか?

これ、就任して2年目に初めて言われる台詞なんですよ...。これ聞いた瞬間ぶわーーーーーーーーーーーーーーーっていろんなことを思い出した。最初はとりあえず声が一番好みでベタベタしてこなさそうな人にしよ...くらいの軽いノリで選んだ山姥切国広 が、最初の出陣からずーーーーーーーっと隊長として先陣を切って進んで、わけわかんない敗北も惨敗に近い勝利もとある子のお守り発動も一緒に見てきて、山姥切国広(実物)を見るために財産の大部分を費やして、1年くらい前に「荒牧慶彦」という推しさんに出会って、今ここにいる。刀ステ本丸と私の本丸は別なんだけど、この話はあの本丸の「俺(山姥切国広)たちの物語」であると同時に「私の本丸の物語」にもなってて...何言ってるんだって思うと思うんだけどほんとにそうなんだって!!!! もうすぐ就任3周年(2015年1月31日就任)なんだけど、もう...言葉にならない...。このめぐり合わせに全力で感謝したい...。ありがとう刀剣乱舞、ありがとう山姥切国広、ありがとう荒牧慶彦...。あなた方との縁が生涯の宝です...。

時系列に添って書くね...。

序伝 跛行する行軍

変換に手間取ったぞ!

最初の顕現からもう感極まってた。最初の一振りって、審神者が自分自身で選べる唯一の刀なんだよな...。あの本丸の審神者が山姥切国広を選ばなかったら、この話は始まらなかったわけで。そう思うと原点も原点だった。あと最初の6振りなんだろうメンツがわりとバランス良くて羨ましいです。さては効率求めてレシピぐぐって鍛刀したな...?(メタ)。

それはともかく、たまにフフッと来る場面も挟まるがとにかくしんどくてしんどくてしんどかった。山伏さんが折れるところとかもう叫ぶかと思ったよね...。自分自身も1回だけお守りを発動させたことがある。6-1の本陣直前で重傷・その子に攻撃が当たらなければ6-1がようやく(半年近く放浪してた)突破できる...!てところだった。何度も何度も撤退を繰り返した末の出来事だったから、まんばちゃんが「戻れない」と頑なになることもわかるし、折れた直後の「こんなことがあってはならないんだ...!」は本当に当時の自分の叫びそのもので、あの時の嫌な絶望感を思い出した。たかがゲームなんだよね...でも本当に背筋がぞくっとするんだよ。自分の采配が誰かを折るというあのどうしようもない絶望感...。画面に出る「刀剣破壊」の4文字が今でもトラウマです。それをあんなにつきつけられたらもう発狂するかと思ったよ...お守り発動してよかった...ありがとうばみくん...。ありがとう三日月さん...。復活しても生存1で、戦闘中もう一度攻撃を食らうことはないとは知っていてもあの時のぞわっとした感じがリアルに出てて...末満さんもしかして試しました...?

折れる以外にも本当にしんどかった。一騎打ちという死に機能*1が出たところとか、あそこまで追い詰められた末の「俺はここだ、かかって来い」なのか...と静かに死んだ。虚伝・義伝・外伝と、基本的に刀剣男士たちは遡行軍を圧倒してたから、苦戦させられる様を見てものすごくしんどくなった。自分の本丸でもあんな感じなのかな*2と思ったらなんかものすごく申し訳なくなった。そりゃまんばちゃんも強くなりたいと願うわ...。

弥助が「私は本能寺の生き残り」と言ったときに、弥助にとっての歴史は「今この瞬間」にしかないんだと思ってそれもなんかしんどかった。本丸からは何度も同じ場所に遡行して同じ歴史を見ることができるし、たらればの世界を覗き見ることもできるんだけれど、その歴史を生きる人にとっては、今この瞬間だけが本当なんだなと思うと...弥助が遡行軍に与するのもわかってしまう...。最初すげえとんちき野郎だなって思ってごめんね弥助...。弥助...弥助ブロマイドなんでないの...?

長谷部の「長政様」もなんか長谷部おまえ...!ってなった。しんどい。しんどいしか言ってないんだけど本当にしんどい。ゲームの中のボタンクリックがこんなドラマを生んでるんだって思うとまじでしんどいしかないし自分の本丸のみんなが大好きになる...今までも大好きだけどもっと好きになった...こんな主でごめんな......とりあえず資材回復させるからな...。今度こそ謙信と小豆と、それから新人を絶対にお迎えしような...(私怨)。

それでしんどいしんどいしてた先に「写しの傑作」ですよ。刀ステ本丸の審神者はこの出陣をずっとずっっっっっっっっっと覚えてて、2年間レベリングや戦力増強に励んでいたのかと思うと......。2年間。すげぇな...。半年6-1に幽閉されてた頃のしんどさを思い出す...賽の目と高速槍が今でも憎い。遠足とかラーメンとか軍議とか、いろいろふざけてる場面もあったけれど、おそらく心の底では「絶対に見返してやる」と思ってたんだろうなと勝手に推測して勝手にしんどくなった。

しんどいまま15分休憩した。休憩じゃなかった。一瞬だった。

如伝 黒田節親子盃

こないだのトキ鍋で上善如水を飲んでたことを思い出した。

ここから追加実装組が本格的に絡んでくる。如伝はとにかく「あーそういうことだったのか!」の連続で、パズルがぱちぱちはまっていくことが快感だった。特に長政様と友信がまんばちゃん・山伏さんに会うところとか、廊下で長谷部とまんばちゃんが鉢合わせるところとか。最初は「長政様にしてはヘタレな気がするな...」とか「経緯を説明して6人で協力すれば...?てかたぬたぬの行方知らないの?」って思ったけど、如伝で見ると「してやられた~~~~~~~~!」ってなった。綺麗に騙された。ここまであっさり騙されるとむしろ気持ちが良い。画面で序と如が切り替わったよ!ってわかるのも親切設計だったなぁ。

まんばちゃんの殺陣ががらっと変わるので「やはり奴はカンストしていた...」と静かに納得した。外伝直後くらいでカンストしたのかな...。長谷部も多分カンストしてるんだよな。追加組は60くらいなイメージ。小夜はカンストからの35半ば。帰ってすぐ錬結だけして援軍として来た。小夜を修行に出すと本当に頼りになるからここの本丸恵まれてるなぁと...。7面回想はちゃんと修行前に回収しきったあたり尊敬します*3。ばみ・ぶし・たぬたぬは微妙...80~90くらいかなぁ。ぶしは95とかかもしれない。なんとなくカンストはしてなさそう。今回後ろ姿と声と映像だけだった某どんぐりじじいはカンストしてる。

レベルといえば、後ろで虚伝・義伝の映像が出てくるのもすごく嬉しかった。出てないだけで仲間としてあの本丸にいるんだなってわかると...感極まる...。本丸の積み重ねがあったからこそ、序伝そして如伝が生きてくるんだよな...。なんで今になってスピンオフ?過去編?って思ったけど、このタイミングだからこそできる作品だった...。これまでは三日月だけが「この先を知っている」状態だったんだけど、このタイミングで本丸の始まりを見ることで、観客も三日月の立場に立てる。あっここでこうだったから本能寺では...とか、関ヶ原のループが...家康暗殺部隊が強くなったのは...とか、三日月のもどかしさがちょっとわかる気がした。確かに、自分で気が付かないと、小田原での過去に向き合うことは難しい。そして、小夜との手合わせで「強くなりたい」と改めて言葉に出したことでさらに成長したのかなぁ。三日月が何を知ってるか、そしてなぜ知っているかはまだわからないんだけれど、彼は彼なりにもどかしい思いをしながら戦っているのかもしれないと気づいた。このへん次に掘り下げ来るよな...気になる気になる。

助伝

そしてクライマックス。

まんばちゃんかっこよすぎて死んだ。

最近推しさんを前にすると語彙を失う文学を作り出すんだけれど、もう本当にかっこよすぎて死んだ。

まんばちゃんは「問う刀」だ。虚伝・義伝で三日月に対して「なぜ心がある」「俺達は何のために戦ってるんだ」と自分に関わることを問うた。そして助伝で、遡行軍に対して「なぜ命を賭してまで戦うんだ」と問う。敵の力量を認めるまでのあの叫び声がほんとうに...本当に...。ただの刀だった頃から、いろんな経験を積んで「人間」として「命を賭して戦おう」と決意を決めたこの瞬間が本当に眩しかった。強い刀だ...。序伝で自分の弱さに気づき、虚伝で「強くあれ」と願われ、外伝で惑いを受け入れ、義伝で「強さを極めたい」と願い、如伝で自分の弱さと向き合い、そして助伝で戦い続ける意志を固める。すごい強さだ...。それを、ある意味生まれ故郷の小田原で決心するのが本当にもう言葉にならない。「人間として」成長していく様がこれまでのいろいろな場面から読み取れて、なんて凛と強い刀なんだろうとただ見届けることしかできなかった。紛れもなくこの話は「俺の、俺達の物語」だった。今でも「俺は、俺だ!」の強さを思い出すと涙腺がガバガバになる。彼にとっての強さって何なんだろう。自分が写しであることを受け入れた先にあるものなんだろうか...。この本丸のまんばちゃんがどう強くなっていくかがさらに楽しみになったし、自分のところの山姥切国広は何を思うんだろうと訊きたくなった。

そして弥助...。弥助はあの後どうするんだろう...。歴史への復讐を阻止された後、何を星として生きるんだろう。カトリックだから時代背景と照らし合わせると自殺はしなさそう(できなさそう)なんだよな...。小田原攻めで無茶して死んでしまうんだろうか...弥助...弥助が幸せになる道はないのでしょうか...。歴史への復讐、てところで小夜に何か言ってほしかった。復讐を受け入れた後だからこそ言えることもあったんじゃないかな...難しいかな...。弥助にとっての歴史はここにしかないんだよね...。弥助が本当にしんどい。未来がなさすぎる。弥助の「その後」が思い描けなさすぎてしんどい。官兵衛・長政・秀吉は「その後」があるんだよね。弥助だけが立ち止まってるように思える。本当にどうするんだろう...。

あらためて雑感

しんどいけれど圧倒された。他にもいろいろ書きたいことあるんだよ。ジャパニーズビジネスマンな博多くんが24時間戦ってたとか、日本号イケオジすぎてしんどいとか、長谷部のやられた振りとか、ばみくんの重量挙げとか。あとたぬたぬが長谷部のことずっと「へし」って呼んでたけど長谷部はどういう風に折り合いをつけたのかとか。でもなんかもうまんばちゃん、山姥切国広がしんどすぎて...なんてものを見せつけられたんだ...って脱力するしかない。いいぜ!殺せよ!焼くなり煮るなり好きにしろ!状態。「約束」の重さも語りたい。長谷部が長政様に跪いたあとの「それはこれからする約束だ」に、人間の歴史の一方向性を実感して死んだ話とかしたい。でももうまんばちゃんがしんどすぎる。無理。語彙力がなくなった。

すげぇどうでもいい話する。

黒田組の真剣必殺BGMのサ!サ!サ!がすごくツボったんだけど同じ人いたら教えてください。なんか集中できなかった。名曲揃いだけどあのサ!サ!サ!だけは謎すぎた。

あと今回のEDは赤いペンライトガンガン振って合いの手でソイヤノツルキしたいので刀ステもライブしましょう。武道館行こうぜ!

以上! 公式は物販どうにかしてください!

*1:まだ1回も見たことがない

*2:7-3周回時とか7-3周回時とか7-3周回時とか7-3周回時とか

*3:自本丸は7-3で挫折