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行く末トーキー

はじめからはじめよ

始まる前からクライマックスだった薄ミュ原田篇2回目

いや本編もすごかったけど始まる前に大変なことがあってほんとに死ぬかと思ったんですよ。

ということで薄ミュ原田篇、2回目行ってきました。いつも通りネタバレ満載の感想です。

観劇記録

  • タイトル:ミュージカル「薄桜鬼」原田左之助
  • 日時:2017年4月28日 19:00
  • 場所:AiiA 2.5 シアター

始まる前にあった大変なこと

前回の記事で

実を言うともう1枚チケットが用意されてて、そこの席がまたなかなかにすごいところなので

薄ミュ 原田篇 感想 (ネタバレあり) - 行く末トーキー

って書いたじゃないですか。あれ、補助席だったんですよ。最前列の端っこ。抽選も一般もだめでとにかく何でもいいから見たい!となってお譲りいただいた席だったのですが、思わぬポジションでびっくりしてました。見切れとはいえ最前列で劇を見たことなんてなかったので、どんな風に見えるんだろうなぁと内心楽しみにしていました。で、その前に全景把握しておきたかったので予定調整してプレビュー公演を見に行ったって感じです。

プレビューで大満足したし見るべきポイントとか見切れそうな位置を把握して、いざ最前列!と思って入場しようとしたら、もぎりの方に「席替え対象なのであちらで交換してください」と言われました。まぁ確かに見切れよりはちゃんと見えてる方がいいかなって配慮はわかります*1。端っこ席だと見せたいものとは違う見え方になってしまうわけですし。でも最前であの人やこの人が目の前を通るの見たかったなーそのためにプレビューで出掃け確認したのになー…と若干残念に思いながら当日券とか関係者席とかの引き換えコーナーに向かったのです。

そして!

なんと!

そこに!

あの!

暁の独眼竜こと富田翔さんが!!!!!!!!!いる!!!!!!!!

いろいろあって到着がぎりぎりだったし、新しい席の位置もわからないので早いところ交換しないとって少し焦ってて、誰かが係の方としゃべってるなー、男性だ、関係者かな?…からの翔さんですよ!!!! 一瞬心臓が止まったほんとに!!!! 翔さんかな?いやまさかね、別の人かな?でもこの声のトーンと髪型と背格好と横顔は…! となって一人で大興奮ですよ。すれ違ったとかそういうレベルじゃなくて自分の前に翔さんがいて係の方と話していらっしゃるんですよこれはもうびっくりしました……。50センチないところにいるんですよあの富田翔さんが!!!!わぁ!!!!*2 30秒くらいしゃべってて、でも体感では5分くらいずーーーーーーっと自分の目の前にいる感じがして、近づいていいのかもう少し離れるべきかものすごく挙動不審でした。すみません係の方、富田さん…こういう不測の事態には弱いんです…。

ということがあったので始まる前からクライマックスを迎えていました。

正確には一瞬死んだ。交換後の席はいいところでした。通路近かったので冒頭で走ってきた東さんの顔がしっかり確認できました。かっこよかったです。

富田さん、実を言うと今まで富田さんの演技を見たのはミラステ(DVD)だけなんですよね。特撮はまだ手をつけてないので特撮文脈がある作品はちょっと敬遠しがちだし、乱歩奇譚はチケット取れずで行けていないし、暁の富田翔はもう少し先の話だし。でもニコ生とか映画とかイベントとかで見かける姿と荒牧さんがものすごく懐いている様子から、いい人なんだろうなーこういう大人になりたいなーと憧れている人です。そういう人にばったり出会ってしまったんだからもう心臓のスペアが必要ですね。強靭な回復力をもたらすという某おくすりにでも頼らないとだめそうです。

興奮しすぎて文体がなんかおかしいですね。気を取り直して本編行きます。

本編

プレビューに比べると全体的に音響が改善されてた。びりびりくる感じはそのままに、突然の大音響とか、バランスが微妙だなと思ったところが全部よくなってて、ほとんどの歌詞が聞き取れるようになってた。現場の方ありがとうございます。みんなで歌ってても一人一人の声がわりとはっきり聴きとれるのは自分が慣れたからか音響のなせる業か…。どちらにせよ主役の原田だけでなく全員の見せ場があって丁寧に作られてることが再実感できた。原作だとだんだんフェードアウトしてしまうからね…。

特に山南さんは千鶴と原田が出て行ったあとどうするんだろうと思っていたのであんなにきれいなラストを作ってくれて本当に感謝しかない。賭けに弱いし結局負けちゃうんだけど、羅刹になった仲間たちのために生きる道を探し続けてる山南さん本当にかっこいい。妄想入り混じるけど、山南さんがあそこまで狂気的に生きる道を探す理由に、平助が死にかけているところで、なかば無理やり変若水を飲むようにしむけたことの罪悪感もあるのかなって。自分はもう一度剣を振るうために自分の決断で変若水を飲んだけれど、平助は飲まなきゃ死ぬというギリギリの状態で、ほとんど反射のように飲んでしまったから、せめて少しでも長く生きられるように何か策がないか探してたのかなぁと思う。その平助に「仲間だ」と断言されたのは彼にとって最大の救いだったから、最後「感謝します」と言えるし、平助のヤイサで穏やかに微笑んでるんだろうな…と思ったらまた泣けてきた…。平助ヤイサまで表情が常に不気味(笑ってるんだけど目が笑ってない・何を考えてるのか見えてこない無表情)で、あの場面で穏やかに笑うってのがよかったね山南さん…!となる。薄ミュ的に考えると、本編の時間軸で山南さんが出てきたのは藤堂篇が最後だったはずで*3。そのときの2人の関係*4と原田篇での2人は本当に真逆で、平助も山南さんもようやく決着がついたのかなと違った意味でうるっと来た。やっぱり藤堂篇と風間篇もDVD買うべきだったか。

そして前回、謎の記憶混濁を起こしてた沖田もちゃんと見届けてきました。

今回の彼は、双璧手合わせ時の歌詞にある通り「僕が僕であるために」生きていたい人だった。ちなみにここ、大多数が「俺」と歌う中でも沖田の「僕」が突き抜けて聞こえてくるのがすごく好き。荒牧さん推しゆえの地獄耳かもしれないけど。布団の上で死ぬなんて僕じゃない、新選組≒近藤さんの剣である僕以外は僕じゃないんだという執着を常につきつけられてるように感じてこっちがつらくなった。奇譚のときは台詞と歌混じりだった「布団の上じゃ死ねない」が今回は台詞というか絶叫に近い発話になってて、より一層の執着が見えた。ちなみに奇譚の時の「たたかいーたーいーーーーんーーだぁぁぁぁぁぁ!!!」の「だぁぁぁぁぁぁ!!!」に込められた力(沖田が唯一声を荒げて歌う場面でもある)にものすごく心揺さぶられてて、その力が台詞に全転換されてる今回の「布団の上じゃ死ねない」は涙腺決壊寸前までもってかれた。でも見届けると決めたからぐっとこらえてた。今ちょっと思い出し泣きしそう。それにこたえる斎藤も「俺が俺であるために」一切の手加減なしで沖田に刃を向けていて、双璧のニコイチというかシンメトリー感半端なかった。背中合わせでわりと勢いよくぶつかるところなんかも互いをよく知っているからこそできる斬り合いで、沖田と斎藤が互いに相手のことを格別に思ってるのがばしばし伝わってきた。

ニコイチといえば今回は土方と沖田もニコイチ感があった。もとからあったけど土方がメインでなくなった分強まった、と言った方が近いかな。近藤も含めた3人の歌でポジションが左右対称だったり、「長く幸せな夢」と「悪い夢」みたいに歌詞フレーズがときどき対になってるように聞こえたり。あと黎明録・奇譚と比べると沖田の血振り動作が1つ*5増えてて、良くも悪くも同じところで育った間柄っていうのが強調されてた。

極め付けは近藤さんが死んだあとに土方さんに詰め寄るシーン。千鶴という支えがいないので土方も弱っているというか、できることなら自分も総司みたいに誰かに詰め寄りたかったんだろうなという無念が少し滲んでて、悲壮さが増してた。あとこれは見間違えかもしれないけれど、プレビュー公演時は「それでも、近藤さんは死んだじゃないか…」と沖田が顔をうずめるところで、土方が沖田の首元に手を添えてた。そのまま頭を抱いたりするのかと思った瞬間に殴られるので結局どういう意図があった手かはわからないけれど。今回はやってなかったからアドリブだったのかな。沖田は土方にさんざん憎まれ口をたたいても決して逆らえないし、何なら近藤さん以上に言いたいこと言ってるし、土方は決して沖田のことを見捨てないし、わかりづらいけれどものすごく強いつながりが見える手だった。あと、殴ったあとの台詞が奇譚と微妙に違う気がする。奇譚では「許したわけじゃないですけど」だったけど今回は「許すわけじゃないですけど」と現在形になってる。気がする。その後も「ここにいることが僕のすべて」と言い切った新選組に何か言うわけでもなく会津に向かってしまうから、沖田が相当しんどい思いしてるんだなーと勝手にしんどくなってた。土方さんが強気に出てくれるならいくらでも言いたい放題だし新選組を託すつもりにもなったけれど、弱ったところを見てしまったからそれもできず、でも近藤さんが死んでしまった絶望感はどうしようもなくて、迷った末の「一緒に行けない」だったのかなぁ。このへんは奇譚を見直して配信待ち。このシーン、地味にすべての*6薄ミュで微妙に異なる言い回しなので考察しがいがある。

重たい話ばかりしたので明るいシーンの話もしよう。宴、山崎がさらに酒に弱くなってた。大の字で寝そべってるところにアンサンブルの方が酒をぶっかけに来て止められてたり、起き上がったと思ったらめちゃくちゃ気持ち悪そうに柱によっかかって心配されてたり、見てておもしろい+普段とのギャップがすごいので謎の山崎定点してしまった。あと沖田がそっと抜け出して土方が気づくあたりで斎藤がアンサンブルの方となにか喧嘩?っぽいことしてるけどさすがに追いきれなかった。あのシーンだけでいいので全景ほしい。新八いつの間に脱いでたんだ、いまだにいつ脱いだかわからない。目が足りない。

眠くなってきたので駆け足でいこう。

カテコ

カテコヤイサ中に山崎に絡みに行く沖田。プレビュー公演と同じく邪険にされるかと思いきや仲良く肩を組んでる…! そうだよねボスこと富田さんが見てるからね! トキメン尊い~~~~~~~~!!笑顔がまぶしい~~~~~!!!

そして下手に目を移せば土方と風間が向き合って小刻みにステップを踏みながらヤイサしててなんなのこの土方たち!かわいい!仲良しか!お花畑か!他も見たかったのにあそこのほんわかお花畑に目が釘付けだよほんとにかわいいな!下手側みんながあの2人を見てた。みんなほんわかしてた。かわいい。

カテコ挨拶当番は山崎。「原田篇やりまして、1周終わった感じがしますよね…でも待ってください…! ミュージカル薄桜鬼!山崎丞篇! 客席から見たいです!」そこは出たいって言うところだよ~~~とみんながつっこんでましたかわいい。荒牧さんはわりと話している人のほうに体を向ける人なんだけど、今回はがっつり高崎さんのほう向いてて途中でつっこんだり笑ったりとトキメン~~~~~~~~!!ってなる要素満載だった。

東さんが「薄ミュは27日に5周年を迎えましたー!」でみんながワーーーー!!ってなってるときになぜか木津さんの腕をつかんで振り回す荒牧さんかわいいofかわいい。東さんになんかのフリなの?って訊かれてちょっとばつが悪そうな顔になってるのもかわいい。原田篇が未来ある終わり方なので幸せ具合が乗算されていく。

今回の生薄ミュはこれで終わりですな。お金がないので。プレミアムGYAOには登録済なのでディレイ配信楽しみにしていよう。

そんな感じです!

*1:休憩中にざっと見た感じ席に人はいたので当日券に回ったんだと思います

*2:思い出し興奮

*3:黎明録は本編より前の話なので別カウント

*4:ゲームの藤堂ルートの知識のみなので違ったらごめんなさい

*5:左ひじに挟んで拭う動作。これは風間と土方のニコイチ動作かなぁと思ってたので沖田がやったときはちょっとびっくりした。考えすぎだったみたい

*6:自分が見ている中では、という意味