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行く末トーキー

はじめからはじめよ

たった一度の初恋だけは

TEEN×TEEN THEATER 初恋モンスター 配信をじっくり味わったので観劇時(4回)も含めて総合感想を書いておく。

見てる配信は↓のもの。

anime.dmkt-sp.jp

DMMのも試したけど、こっちのほうがさくさく読み込めたと、期限なしなのがうれしい。あと他の作品もたくさん見られるのもよい。*1

というか前回記事のテンションが自分でも頭おかしいと思う。ちょっと恥ずかしくて消そうかと思ったけどまぁ記録も兼ねて残しておこうと思う。荒牧さんと出会ってから感情の振れ幅が大きくなった気がする。

感想をだらだら書いてるだけなので、まぁとりあえず見ればHAPPYになれるってことだけわかればこの後は読まなくても全然大丈夫です!

TEEN×TEEN THEATER 初恋モンスター と出会うまで

舞台化発表の時はまだ荒牧さんを推すとは思っていない頃(刀ステ初演DVDは見てたので存在は知ってた。再演行きたいなーと思ってた)だった。なんとなく「他どんな作品やってる人なんだろう」とかちょいちょいTwitterを覗いたときにお知らせを見て、まず荒牧さんがどうこうというより「これ舞台化ってすげぇな!」と思ったことを覚えている。

で、刀ステ再演を見たり他作品DVDを見て荒牧さんを推そうと思ったころには一般販売…だったかな? が始まってて、正直怖いもの見たさで1枚だけチケットを取った。原作は「俺、小学生だけどどうする?」のところとあとほんの少し*2だけ知ってた。チケットを取ってから原作を知っていた方がいいのかなぁと思って(固有名詞苦手なのでキャラ名くらいは把握しておきたかった)、コミックス7巻までを借りて読んだ。読んだ直後はチケットを手放すかどうかわりと本気で悩んだ。

というのも、私は下ネタだめな人で、自分で言うのはもちろん人が言っているのを聞くのもあまり好きではないからだ。飲みの席なんかでそういった話になることもあるけれど、そういうときはこっそり席を外して様子を見る程度には避けたいと思っている。原作中では小学生が騒いでいるだけだし、周りに誰もいない状況だからまだしも、これが舞台になると、成人済男性がこういったネタを口にするだろうし、周りには観客がいるわけで、その場で自分がどう振舞えばいいんだろう…となってしまった。周りみんなが笑ってるのに一人だけどうしたらいいかわからなくて戸惑ってるのもなぁ…そもそも観劇初心者だから勝手がわからないのにますますどうしたらいいかわからない状況に行くのもなぁ…みたいな。けれどまぁ買ってしまったものはしょうがない、1回だけなら根性で乗り切れるはずだ!となかば無理やりに自分を説得してその日を待っていた。

それでも不安になって、原作も知らないのに「劇場の雰囲気を知る」ことを目的にノラガミを見に行ったりした。刀ステ再演はキャンセル待ちということとかいろいろあってもう多幸感しか覚えてなかったから…。

劇場へ

そして迎えた3月5日。クラブExはもちろん初めてなので時間に結構余裕をもって行った。ロビー入る前から原作者からの花で横っ面を張られたり、来るのが早すぎてグッズ購入待機列の先頭になったりといろいろあった。

実際見てどうだったかというのは、その時の記事を読んだ方が早い。

goodbye-talkie.hatenadiary.jp

そして見終わってみれば「別ブロックから見たい」となってチケットを買い足し、さらにアフタートークでトムの誕生日を祝うと聞いて仕事を定時ダッシュして当日券を買い、最後には別れが惜しくなって千秋楽当日券に並ぶという立派な中毒者が出来上がっていた。

インタビューなんかで「刻んだニンジンを入れるように」と言っていた下ネタだが、どっちかというと「ニンジンオンリーのカレーを差し出された」と言った方が近かった。ニンジンしかないから味覚馬鹿になってむしろ平気だわ!という感じだった。というかあの発言の真意はどこにあったんだろう…と今でも不思議に思う。刻んだニンジンどこ行ったの…

「劇場で観劇する」ということ

ここまで夢中になれたのも、おそらく「劇場で見たこと」が大きいと思う。もっと後に荒牧さんのことを知って、この作品をDVDなり配信なりで見たとしたら、おそらく一度見て「すごい作品に出たんだなー」という感想しか持たなかっただろう。何度も見返すようなことにはならない。

話は少し逸れるが、学生時代のゼミの同期の話をしよう。彼はTVのお笑い番組と劇場で行われるコントでの「笑い」の差について研究していた。もう何年も前の話だから詳細はぼんやりとしか思い出せない。けれど、その中で「観客は劇場という場に足を運ぶ際に、『これから面白いものを見る』という期待と笑うための準備をしているのではないか」という指摘があったことはよく覚えている。

別にこれはコントに限ったことではないのだろう。あの場にいる全員が「面白いものを見に来た」という心構えで、笑う準備ができていたから、観劇初心者かつ個人的には苦手な下ネタが来た時も「あ、これ笑っていいんだな」と安心できた。よく「お客様が入って初めて完成した」なんて言葉を見かけるけれど、これはこういうことなんだろうなぁ…。クラブExという「場」があったから、普段なら笑わないような下ネタにも笑ったし、フラフープを回す荒牧さんも素直に応援できた。

「生身の役者が目の前で演じる」ということ

もちろん、あの場を作るには観客だけでは絶対に無理で、役者の力量によるところのほうが大きい。あのキャスト陣で、あの演技でなければここまで好きにはなれなかったと思う。

私が下ネタを苦手とする理由のひとつに、いかにも「今からいやらしい話をします」といった空気感がある。仲間内でわかっていればいいというような秘密めいた笑いに、なんとなく溶け込めない気がして戸惑ってしまうのだ。

初恋モンスターにはそれがない。作中でも「うんこって響きサイコーだよなー!」と言っているが、彼ら小学生組は「いやらしい話」ではなく「なんだかわからないけど口にしたくなる言葉」として下ネタをとらえている。だから仲間内のひそやかな話という雰囲気は皆無だし、口にするときのわずかな躊躇いもない。

けれど、そのキャラクターを演じる役者はそうではない、と思う。聖人君子ばかりではないから下ネタだって口にするだろうし、その時はある種のひそやかさを持っているだろう。でも、役として演じるときは一切の躊躇いがない。まさに「なんだかわからないけど口にしたくなる言葉」そのものとして下ネタが出てくる。

もちろん最初はそんなことなかっただろう。ちょうど配信回の家庭教師の歌で「うんこって言葉に抵抗感がなくなっちゃったー!」と叫んでいるけれど、最初のうちはいろいろ苦労もあったんじゃないかなぁと思う。しかも稽古場には思春期ど真ん中の女子*3もいるわけで。それがあそこまであっけからんと言い放ってしまうようになるんだから役者はすごい。あの場で一瞬でも躊躇ってしまったら「役者=大人」の地が見えて醒めてしまったかもしれないと思うと、全公演であのテンションを維持できたキャスト陣には純粋に感動と敬意しか湧いてこない。

あと、アニメ画ではなく生身の役者が目の前にいるということが、あの場の「笑ってもいい」雰囲気を後押ししていたと思う。アニメなら、後ろにいる声優さんがどういう表情をしていたとしても、描き方によってシーンを好きなように演出できる。でも役者はそうではない。下ネタを口にするときの声に限らず、表情から仕草からすべて見られている。その上映像作品ではないから、見られている状態がずっと続く。役者さんにとっては一瞬でも気が抜けない、シリアスとはまた違った緊張感があるんだろう。それでも常に全力で楽しそうで、楽しんで声を出しているから、こちらも楽しんでいこう、と思えた。

やっぱり役者はすごいなぁ…。

総合

第一報を見たときは「これ舞台化ってほんとに大丈夫なのか」とか考えたけれど、終わってみればすごく恵まれた環境(キャスト・劇場ともに)で観劇できて、このタイミングで荒牧さんを好きになれてよかったなぁと大満足できた。7月のDVD発売が待ち遠しい。配信をしゃぶりつくして待ってますー!あと若干カメラ惜しいとこあるからよければ直してくださいー!全景うれしいけど役者それぞれの表情を追うカメラもほしいでーす!言うだけならタダー!

キャラ別感想

初めて見たときにも書いたけれど、改めて印象に残った台詞とともに書き残しておく。

高橋奏(荒牧慶彦)

よくない!

でも俺、夏歩に聞いてほしい

座長お疲れさまでした、と全力でねぎらいたい。ほんとに全力で恋してて、全力で夏歩のことが好きになっていく奏が大好きになった。「よくない」は3回出てくるけど、一番好きなのは3回目。大好きな母親の教えてくれたことも大事だけど、それでも夏歩のことが好きなんだってわかる一言で、このシーンだけ結構繰り返してる。

ちなみに作中で一番好きな下ネタは「ギンのちんこがピンチだ!」。すごく韻を踏んでて言ってて気持ちいいだろうなこれ…!となる。まさに声に出して言いたい日本語。言わないけど!言えないけど!

小学生スタイルで初めて出てきてフードを脱ぐ時に「ファサッ…」って言ってるの初めて気づいた。笑った。嵐のカメラに向かってこっそりピースしてたり、仕草がほんとにいたずら好き小学生のそれでたまらなくなる。

あと、EDまで終わって一人で座長台(って勝手に呼んでるけどあれ何て言えばいいんだろう。ブロックの上)に立った時の表情*4!!!!BEST OF TOUTOI!!!!ここを撮ってたカメラさん神かな?! やりきった満足気な表情で、見てるこっちが赤面するくらい幸せそうで、楽しそうで、うれしくなる。

二階堂夏歩(奥田こころ)

でも、たまには仕返ししたくなります

これは配信を見て初めて気づいたんだけど、最初の歌とED冒頭の夏歩パートで表情が全然違う。自信なさげでうじうじしてたのが、恋をすることで変わったんだなというのがすごく伝わってきた。「成長しなきゃいけないのは私のほう」と言っていたけれど、恋をすることで女の子は無意識にかわいくなるのかー!こんなにー!うわー!となる。恋したくなるよこれ見てると! こころちゃん、また成長して違う舞台でお会いしたいなぁ…。クソングの時のダンスが意外とキレッキレでかわいい。見切れが多いけど映り込むときは全力で楽しそうでこっちも楽しくなる。

金子十六 (佐川大樹)

旅は道連れ世は情けだぜ!

奏トムギンの3人のうちでは一番小学生らしかったと思う。他2人に比べて小柄だったから…かなぁ。見てるとどうしても平助*5が頭をよぎる。感情表現がものすごく素直で、見てるだけで笑顔になれる存在だった。弟にしたい。とりあえずおなかいっぱいごはん食べさせたくなる。

三宮銀次郎 (神里優希)

縛る担当にするぞ

いやらしいんだけどいやらしくない、絶妙なラインを攻めてくる下ネタの使い手。ギン本人は結構あざとい…というか計算高いキャラだよね? 「子供のうちはわりといろいろ許される」とか言ってるし。それでも小学生の考えることの域を出てないいやらしさで、馬鹿だなーと笑える人になってた。あとは客席通路を通ってはけるときの「ンフフ…ウケる…w」の言い方がね! 思い出すだけで笑っちゃうというか、謎行動すぎて笑うしかないね! あと、神里さん本人がはっちゃけてきて後半の動きに気持ち悪さがプラスされてたのも楽しかった。そういやDVD全景も同じ日なのかなぁ…千秋楽はすごかったからそっちも入ってればうれしい。

野口一男 (シェーン)

大きなおともだちと言いますが、僕の友達はまじでそうです

広島から上京して単身生活とか聞いてないよ!!!!! 心細かっただろうに…! 12歳の初舞台でこれだけのことができるってほんとすごい。親目線かな?

カズは基本みんなの抑え役だけど、時折「ばいばーい!」とか「お、おう!」みたいに彼らにつられて見せる子供らしい言動がとてもツボ。あと↑の台詞で歌詞が「まじで」なところ。言葉遣いが丁寧なキャラだから「ほんとそうです」じゃないかな?と思ってたのに、あえての「まじで」。多分他の3人に影響されちゃってたりするんだろうなーとこれだけでいろいろ想像膨らむ。とにかくかわいいのでカズくん追いカメラください。お金は払うんで。いや、何に使うというわけではないけど! 人形遊びのシーン、多分全景でしか見れないけどあそこが一番好きです。

篠原耕太 (ゆうたろう)

君に思いを打ち明けたら、何て言うだろうなぁ

↑の「なぁ~」の伸びがなんかすごく好き。決してうまい方じゃないと思うんだけど、聞いているうちに好きになってくる。等身大の高校1年生って感じがして、そうだよなー、好きになったとしてもそんなすぐ打ち明けたりできないよなー、と勝手に共感してた。振り回されてるだけかと思いきや要所要所できちっと自己主張してくるし、彼も恋をして変わったのかな。

あと、これは完全に自分のせいなんだけど、「僕は真剣です」のところ、ずっと「僕は人間です」って言ってるんだと思ってた。4回も見たのに。ごめん耕太。

多賀敦史 (小野健斗)

俺にすればいい

他の人の感想で初めて気づいたんだけど、多賀さんって笑わないんですね…。あの荒牧さんが素で爆笑するだるまさんがころんだでも一切笑わなかったって…小野さんすごい…。でも後ろでエアギターしたり指揮振りしたりしたの知ってる…。目立つわけではないけどただ立ってるだけ、座ってるだけのシーンでも一切キャラが崩れないって地味にすごい。配信だとこういうところ何度も見返せるから楽しい。奏に対しての言葉遣いが一番素に近いのかな? 多賀さんのギャップが3次元になるとこうなるんだなーってすごく納得した。

長澤嵐 (田中涼星)

あれ、今日だったっけ?

ナイス変態。それ以外に言葉が出てこない。手足が長いから動きがいい感じに気持ち悪くて、出てくるだけで笑える。だからこそ、変態じゃないときの年長者らしい言動が心に残る。自分に正直に生きてるから、小学生チームとも仲良くできるんだろうなぁ。

ほんとにナイス変態。あと千秋楽で席が隣だった田中さんファンの方がすごく優しくてうれしかった。

二階堂大谷 (星乃勇太)

ヴァア! (奏「そんなのもうしたし」の後)

印象に残った台詞というか、奇声が全部好き。動きも好き。ポニーテールの動きがすごくきれいでもう存在が笑ってしまう。嵐が変態だとしたら大谷は異星人*6。出番が多いわけじゃないのにここまでの強烈な印象を残してくるのほんとすごい。だるまさんがころんだのネタは曲:荒牧さん・ネタ:星乃さんと聞いて多分本人もおもしろい人なんだろうなーと思うけどカテコや帰りの会では普通の発言しかしないのでそれがまた笑ってしまう。誕生日おめでとうございました。

ちなみにED後(みんながわーい!!ってなってるところ)の二階堂兄妹がかわいいのでおすすめ。

高橋修吾 (郷本直也)

ねぇ小春! 僕たちの最高傑作だもんね

日替わりのところですまない。見てきた中だと小春(奏の母)と奏が一途に好きなんだろうっていうのが一番わかる日替わりだった。奏と並んでるところの親子感がすごく好き。みんなのお父さん~~!って感じ。日替わりはどう考えてるのか訊いてみたい。

モンスターズ (花塚廉太郎・北川雄也)

この2人似てる…よね? 冒頭の引っ越し屋さんで振り返るところ、不思議の国のアリスの双子っぽいなーといつも思う。あとかくれんぼのシーンの日替わりも2人で考えてたのかなぁ…アンサンブルだけど出てくると場面がほんわかする感じがすごく好き。

もっかい見てこよ!

*1:すごーい!君は時間泥棒が得意なフレンズなんだね

*2:当時好きだった作品のスピンオフがARIAで連載されてたときに見かけた程度

*3:個人的にこころちゃんがどう思っていたのかすごく知りたい。荒牧さん×こころちゃんインタビューとか出ませんかね。年の差すごいけどお似合いでした。

*4:dアニメストア配信だとChapter5の残り08:42あたり

*5:薄ミュ

*6:誉めてる